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# Copilotが80種類、Microsoftの命名が迷走中
- URL: https://joho-todai.com/copilot-80-types-microsoft-naming-confusion/
- Published: 2026-04-06T13:44:33.000Z
- Updated: 2026-08-20T15:09:00.000Z
- Author: 岬 徹
- Tags: AI, Microsoft, Copilot, Microsoft 365, ブランディング, Windows 11, 生成AI, Azure

「Copilotとは何か」を誰かに聞かれたとき、もう一言では答えられない。アプリであり、機能であり、プラットフォームであり、キーボードの物理キーであり、ノートPCのカテゴリでもある。

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## 78から始まった「全数調査」

元マッキンゼー・パートナーでAIコンサルタントのテイ・バナーマンが、Microsoftの製品ドキュメント、マーケティングページ、プレスリリースをすべて洗い出し、「Copilot」と名の付く製品・機能・サービスを一つ残らずマッピングした。

最初の集計で78種類。公開後にコミュニティからの指摘で Gaming Copilot と Microsoft Dragon Copilot（医療向けAI臨床アシスタント）が追加され、現在の総数は80に達している。

<https://www.linkedin.com/feed/update/urn:li:activity:7445380757356871680>

> バナーマンはブログでこう記している。「アプリ、機能、プラットフォーム、キーボードの物理キー、ノートPCのカテゴリ丸ごと——そしてさらにCopilotを作るためのツール。すべてが"Copilot"だ」

驚くべきは、Microsoft自身がこのリストを持っていなかったことだ。公式サイトにも、ドキュメントにも、Copilotの完全な一覧は存在しない。バナーマンが製品ページとローンチ発表を一つずつ突き合わせて、ようやく全体像が浮かんだ。

しかも80で終わる保証はどこにもない。Tom's Hardwareの記者がCopilotキーを押して本人に聞いたところ、アプリ内の組み込みやAzure関連ツールまで含めれば「**100を優に超える**」という回答が返ってきたという。

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## なぜ同じ名前を80回使うのか

バナーマンはこれを単なるネーミングの失敗とは見なかった。原因は二つの単語に集約される。「Speed + Fear」——スピードと恐怖だ。

社内のあらゆるチームが同じ認識に至った。「AI時代の物語に参加するか、無関係になるか」。しかし誰も立ち止まって全体を見渡さなかった。Copilotは命名戦略ではなく、**生存本能**だったとバナーマンは指摘する。

Bing Chatの歴史がそれを象徴している。2023年2月に誕生したこのチャットボットは、「Copilot in Bing」「Microsoft Copilot」を経て、現在は「Microsoft 365 Copilot Chat」と呼ばれている。わずか3年で5回の改名。そして2026年4月15日からは、無料版が「Copilot Chat（Basic）」、有料版が「M365 Copilot（Premium）」に分かれる。名前が増えるスピードに、ユーザーの理解が追いつく日は来るのだろうか。

「Copilot Chat」改名の歴史

2023年2月

Bing Chat

ChatGPT対抗として誕生。Bingに統合

2023年11月

Copilot in Bing

Ignite 2023で「Copilot」ブランドに統合

2023年12月

Microsoft Copilot

Bingを冠から外し、一般提供開始

2025年1月

Microsoft 365 Copilot Chat

企業向け統合ブランドとして再編

2026年4月

Copilot Chat (Basic) / M365 Copilot (Premium)

無料版と有料版で名称が分離。改名は続く

Tey Bannerman調査および各Microsoft公式発表に基づく。チャット機能の消費者向け名称の変遷を抽出

> この問題はMicrosoftに限らない。バナーマンは「あらゆる規模の組織で同じパターンを見ている」と述べた。AI導入の遅れを恐れるあまり、戦略なき名前の乱発が起きている。

コメント欄の反応もまた示唆的だ。あるMicrosoft社員は「外から"混乱"と呼ぶのは簡単だが、この規模のプラットフォームを並行探索なしに進化させるのはもっと難しい。問いは断片化したかではなく、収束するかだ」と反論した。一方で「80のCopilotのうち1つくらい、ましな名前を思いつけなかったのか」と皮肉が並ぶ。

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## 「娯楽目的限定」という但し書き

命名の混乱と同じ週に、もう一つの不都合な事実が注目を集めた。Copilotの利用規約だ。

2025年10月に更新された「個人向けCopilot利用規約」には、太字大文字の警告セクションの下にこう書かれている。「Copilotは娯楽目的限定です。間違いを犯す可能性があり、意図した通りに動作しない場合があります。重要な助言にCopilotを頼らないでください」。

企業向けに**月額30ドル**（約4,800円）で生産性ツールとして売り込んでいる製品の法的文書が、占い師と同じ免責文言を使っているわけだ。Microsoftの広報はPCMagに対し、この文言は「レガシー表現」であり「製品の進化を反映していない」として次回更新で修正すると回答したが、具体的な時期は示していない。

> Recon Analyticsの調査によると、Copilotの精度に対するNPS（ネットプロモータースコア）は2025年7月の-3.5から同年9月に-24.1まで急落し、2026年1月時点でも-19.8にとどまっている。利用をやめたユーザーの44.2%が「回答を信頼できない」を主な理由に挙げた。

Copilotの精度NPS（ネットプロモータースコア）推移

2025年7月

NPS -3.5

2025年9月

NPS -24.1（最低値）

\-24.1

2026年1月

NPS -19.8（やや回復）

\-19.8

出典：Recon Analytics（15万人超の米国ユーザー調査）。利用をやめたユーザーの44.2%が「回答を信頼できない」を主な理由に挙げた

数字もまた厳しい現実を突きつけている。Microsoft 365の商用ユーザー4億5000万人のうち、Copilotに課金しているのは1500万人。普及率にして**3.3%**。ChatGPT、Gemini、Copilotの3つを自由に選べる環境では、Copilotを選ぶユーザーはわずか8%にとどまる。

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## コックピットに80人の副操縦士

バナーマンの投稿には、飛行機のたとえが使われていた。コックピットに座るのはパイロットと副操縦士の2人。副操縦士は1人で、1つの仕事を持っている。Microsoftは自社のAIチャットボットに「Copilot」と名付けたが、もし副操縦士が20人いて、互いの存在を知らず、半分が同じ名前だったらどうなるか。

80種類のCopilotが同じコックピットにいる現状は、まさにそれだ。フライトプランのない乱気流にすぎない。

問題の本質は名前ではなく、戦略の不在だろう。**リネームはリビルドより速い**。既存のツールに「AI」のラベルを貼ることは、立ち止まって「変革されたユーザー体験とは何か」を問うことより、つねに効率的に見える。

Microsoft自身もそれに気づき始めている兆しはある。Windows 11へのCopilot統合を見直す動きが報じられ、メモ帳やペイントへのAI機能についても「意味のない場所には入れない」方向に舵を切りつつあるという。ナデラCEOが2025年9月からAI製品開発の直接指揮に乗り出したと報じられているのも、状況の深刻さの裏返しだろう。

80という数字は、AI時代の焦りが生んだ一つの断面にすぎない。本当に問われているのは、次にMicrosoftが「Copilot」と名付けるものが81番目になるのか、それとも初めて**別の名前**を与えられるのか、ということだと思う。

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**参照元**

- [Tey Bannerman - How many products does Microsoft have named 'Copilot'? I mapped every one](https://teybannerman.com/strategy/2026/03/31/how-many-microsoft-copilot-are-there.html)

**他参照**

- [Tom's Hardware - At least 80 different Microsoft Copilot products have been mapped out](https://www.tomshardware.com/software/microsoft-office/at-least-80-different-microsoft-copilot-products-have-been-mapped-out-by-expert-but-there-may-be-more-than-100-microsoft-doesnt-have-a-singular-list-available-so-ai-consultant-mapped-out-the-myriad-products)

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