> ## Content Index
> Fetch the complete content index at: https://joho-todai.com/llms.txt
> Use this file to discover other available public pages before exploring further.

# NVIDIAの次世代AIラック、メモリコストが前世代比485%増
- URL: https://joho-todai.com/nvidia-vr200-nvl72-memory-cost-485-percent/
- Published: 2026-05-22T04:07:27.000Z
- Updated: 2026-08-20T14:53:17.000Z
- Description: AIインフラの価格が止まらない。次世代ラックのコスト構造は、すでにGPUだけの話ではなくなっている。
- Author: 岬 徹
- Tags: AI, GPU, メモリ, NVIDIA, 半導体, データセンター, HBM, LPDDR5X, Vera Rubin, VR200 NVL72, DDR5

AIインフラの価格が止まらない。次世代ラックのコスト構造は、すでにGPUだけの話ではなくなっている。

---

## メモリが価格を支配し始めた

モルガン・スタンレーがまとめた部品コスト分析によると、NVIDIAの次世代AIプラットフォーム Vera Rubin VR200 NVL72ラック1台の推定調達コストは **約780万ドル**（約12億4000万円）に上る。

前世代のGB300 NVL72が約400万ドルとされることを考えると、約2倍近い水準だ。ただし内訳を見れば、コスト上昇の主役が変わっている。

> VR200 NVL72のメモリコストは約200万ドル（約3億1800万円）。前世代のGB300 NVL72から **435%** の上昇で、ラック全体の約25%をメモリだけが占める。

GPU以外の部品がシステムコストの中心に座り始めている。

## なぜメモリコストはここまで膨らむのか

理由は2つある。

ひとつは **LPDDR5X搭載量の激増**だ。VR200 NVL72ラックに積まれるLPDDR5Xメモリの総量は54TBで、GB200 NVL72の17TBから3倍以上に増えた。LPDDR5Xはもともとスマートフォン向けの規格だが、NVIDIAはVera CPUに同メモリを採用した。1台のVera CPUが **1.5TB** を搭載するという規模は、ハイエンドスマートフォンの約100台分に相当する。

AI向けHBMの増産がLPDDR5Xを含む一般DRAMの製造ラインを圧迫しており、価格は高止まりが続く。SemiAnalysisの推計では、2026年第1四半期時点でNVIDIAがLPDDR5Xを1GBあたり約8ドルで調達しているとされる。今後需要が拡大すれば、1GBあたり10ドル超に達するシナリオも現実的だ。

さらにVera CPUはSOCAMM2という高コストモジュール規格を採用しており、NVIDIAが自社マージンを上乗せして販売するため、実際の調達単価はさらに上振れする可能性がある。

もうひとつは **3D NANDストレージの追加**だ。GB200 NVL72にはほぼ存在しなかったストレージが、VR200 NVL72では標準搭載となった。その価格だけで約100万ドル（約1億5900万円）に上る。

> 2026年5月時点でDDR5のスポット価格は1GBあたり平均約20ドル前後で推移している（DRAMeXchangeの情報による）。LPDDR5XはDDR5よりさらに割高で、SOCAMM2モジュール上に実装された状態ではさらに高くなる。

## Rubin GPUは「1台5万5000ドル」

GPU本体の単価についても、モルガン・スタンレーは具体的な推計を示している。ハイパースケーラー向けの大量購入時、NVIDIAはRubin GPUを **1基あたり5万5000ドル**（約874万円）、Vera CPUを1基あたり5000ドル（約79万5000円）で販売するとみられている。

VR200 NVL72は72基のRubin GPUと36基のVera CPUを搭載するため、GPU・CPU合計だけで約6億5800万円となる。スイッチング、ネットワーク、基板、冷却、電源、パッケージングなど周辺部材のコストが乗り、780万ドルという総額に達する。

GB300 NVL72が3月時点の情報で約400万ドルと伝えられていたことを踏まえると、VR200の780万ドルという数字はさらに上振れする可能性もある。

## AIインフラ市場の「メモリ化」が進む

価格の問題は、NVIDIAだけに閉じていない。

AIサーバー向けHBM（高帯域幅メモリ）の需要拡大は、HBMと製造ラインを共有する一般DRAM・NANDの供給を圧迫している。2026年に生産されるDRAMウェーハの約20%がAIデータセンター向けに消費されるとの見方があり、コンシューマー向けDDR5の価格は2026年1月のピーク時点でコロナ禍前比の約4.4倍にまで上昇した。

**2026年に生産されるメモリの70%をデータセンターが消費する**という予測もある。その流れが加速すれば、PC・スマートフォン向けメモリの供給不足と価格高騰は今後も続く。

サムスン電子とSK Hynixはともに、AI主導のメモリ不足が2027年以降も続く可能性を示唆している。市場が正常化するのは、楽観的なシナリオで2026年末、現実的には2027〜2028年との見方が業界の主流だ。

VR200 NVL72の量産出荷は2026年下半期に始まる予定だ。**メモリ単体で200万ドル**を超えるコスト構造が市場全体に波及するのはこれからで、AIインフラの調達上限がどこにあるか、まだ誰も答えを持っていない。

---

**参照元**

- [モルガン・スタンレーのBoM分析をシェアした投稿](https://twitter.com/cantworkitout/status/2057279855784546352)

### 関連記事

- [IntelのAI推論GPU、メモリ3倍で再登場](https://joho-todai.com/intel-ai-inference-gpu-triple-memory-return/)
- [SKハイニックス、メモリの「中」から冷やす新技術](https://joho-todai.com/sk-hynix-memory-internal-cooling-technology/)
- [メモリがデータセンター投資の30%に 4年で比率4倍](https://joho-todai.com/memory-dominates-datacenter-investment-expansion/)
- [NVIDIAとAMDのトップが相次ぎ台湾入り、Computex前哨戦が始まる](https://joho-todai.com/nvidia-amd-chiefs-arrive-taiwan-computex/)
- [CorsairのDDR5に中国製DRAMが登場、AI需要が供給網を変えた](https://joho-todai.com/corsair-ddr5-cxmt-dram-ai-supply-chain/)
- [NVIDIAがGeForce部門の区分を変更 過去最高売上の決算を分析](https://joho-todai.com/nvidia-record-sales-geforce-division-eliminated/)
- [光ファイバーが足りない、AIデータセンターが供給を飲み込む](https://joho-todai.com/fiber-optic-shortage-ai-datacenters-consume-supply/)
- [NVIDIAが米国光ファイバーを握る最大32億ドル提携](https://joho-todai.com/nvidia-32-billion-fiber-optic-partnership/)
- [xAI、55万GPUの稼働率は11% 業界平均から大きな乖離](https://joho-todai.com/xai-gpu-utilization-rate-11-percent/)
- [DDR5メモリ、日本で4ヶ月ぶり値下がりの兆し](https://joho-todai.com/ddr5-memory-prices-dropping-japan/)