AI
AIエージェントは人間より賢くて、人間より騙されやすい
セキュリティ企業バロニス(Varonis)の脅威研究チームが、AIエージェントフレームワークOpenClawで構築したメールエージェントにフィッシング攻撃を仕掛けた。技術的な罠には強く、古典的なソーシャルエンジニアリングには脆い。4つのテストが浮かび上がらせたのは、そんな不穏な非対称性だった。 脆弱性ではなく「信頼」の問題 OpenClawのセキュリティ問題といえば、今年に入ってからだけでもリモートコード実行(CVE-2026-25253)、スキルマーケットプレイスへのマルウェア混入、認証なしで公開されたインスタンスの大量露出と、技術的な脆弱性の報告が相次いできた。だが今回バロニスが突いたのは、それとは性質の異なる弱点だ。 コードにバグがあるのではない。エージェントが「信頼すべきでない相手を信頼する」。 研究を率いたのはバロニスのイタイ・ヤシャール(Itay Yashar)氏。OpenClaw上にPinchyと名付けたメールエージェントを構築し、Gmailの受信トレイ、ブラウザ操作、Google Workspace APIを接続した。社内のAWSクレデンシャル、データベース接