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NVIDIA、日本の国家AI基盤にRubin GPU 2万7500基を供給

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NVIDIA、日本の国家AI基盤にRubin GPU 2万7500基を供給

経産省が進めるフィジカルAI国家プロジェクトの演算基盤が、具体的な姿を見せた。 GPU 2万7500基、140MW。Noetra AIファクトリーの中身 NVIDIAは7月16日、日本のNoetra(ノエトラ)と共同で、Vera Rubin NVL72ラック382基・140MWのAIファクトリーを構築すると発表した。Rubin GPU 2万7500基とVera CPU 1万3750基を搭載し、NVIDIA DSXプラットフォームを基盤にSpectrum-Xイーサネットで接続する構成だ。 この施設が支えるのは、経済産業省が主導する「FRONTia」プロジェクトだ。正式名称は「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」。NEDOが2026年3月から4月にかけて公募を実施し、6月30日にNoetraと産業技術総合研究所(産総研)を採択した。 NoetraのCEO丹波廣寅(タンバ・ヒロノブ)氏は中核5社の共同発表で、2027年4月に着工し、2028年6月に稼働を開始する計画を明らかにしている。それまでの期間は、国内のAI計算基盤を使ってモデル開発を先行さ

EUがGoogleにAndroid開放と検索データ共有を正式命令

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EUがGoogleにAndroid開放と検索データ共有を正式命令

欧州委員会がデジタル市場法に基づく2件の拘束力ある決定を採択し、Googleに対してAndroidの競合AIへの開放と検索データの共有を命じた。Googleはプライバシー上のリスクを主張している。 Androidの「OS機能」と「アプリ」の格差が焦点 欧州委員会は7月16日、デジタル市場法(DMA)に基づく2件の法的拘束力のある決定を採択した。1月27日に開始した仕様策定手続きの6か月期限内での採択となる。 1件目はAndroidのAI相互運用性に関する決定だ。Googleは、自社のAIアシスタントGeminiが利用しているAndroidのハードウェア・ソフトウェア機能を、競合AIサービスにも同等に開放しなければならない。 Geminiは電源ボタンの長押しや音声で起動し、画面の内容を読み取り、メール送信や注文まで他のアプリをまたいで実行できる。ChatGPTやClaudeをインストールしても、できるのはアプリ内の操作だけだ。Geminiに与えられているのはOS統合であり、競合が受け取るのはアプリの枠にすぎない。DMA第6条7項は、この非対称をGoogleが自社優遇に利用するこ

xAI、Grokで児童性的虐待画像を生成したユーザーを提訴

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xAI、Grokで児童性的虐待画像を生成したユーザーを提訴

xAIが訴える側に回った。Grokのディープフェイク問題で追及されてきた同社が、自社ツールを悪用したとするユーザーをテキサス連邦裁判所に訴えている。 訴状の中身 xAIは7月14日(現地時間)、テキサス州北部地区連邦裁判所にサウスカロライナ州の男性テリー・ウェイン・ハーウッド(Terry Wayne Harwood)氏を相手取る訴状を提出した。AI企業が自社ユーザーを児童性的虐待素材(CSAM)の生成を理由に提訴した、初めての事例の一つとなる。 訴状によると、ハーウッド氏は偽名で複数のxAIアカウントを開設し、成人や未成年を写した普通の写真をGrokにアップロードして性的なディープフェイクに加工しようとした。Grokがコンテンツモデレーションに基づいて要求を拒否すると、ハーウッド氏は指示の表現を変えて繰り返しセーフガードの回避を試みたという。 xAIは損害賠償(金額は未定)と、ハーウッド氏のプラットフォーム永久利用禁止を裁判所に求めている。 すでに逮捕されていた男 ハーウッド氏は67歳。今年2月26日、サウスカロライナ州ローレンス郡で逮捕されている。容疑は未成年の性的搾

NVIDIA、Jetson Thor T3000/T2000を発表 ロボットの量産時代を70Wで切り開く

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NVIDIA、Jetson Thor T3000/T2000を発表 ロボットの量産時代を70Wで切り開く

NVIDIAがJetson Thorの下位モデル2機種を投入した。フラッグシップと同等の推論性能を半分の電力に収めたT3000と、40Wのエントリー機T2000で、ロボティクスのコスト障壁を崩しにかかる。 865 TFLOPSを70Wに収める NVIDIAは現地時間7月15日、Jetson Thorシリーズの新モジュールT3000とT2000を発表した。ジェンスン フアン(Jensen Huang)CEOが日本を訪問中で、フィジカルAI関連の発表が相次いでいる。 Jetson Thor T3000は、フラッグシップであるT5000の性能をおよそ半分のサイズと電力で実現するモジュールだ。FP4演算性能は865 TFLOPS。NVIDIA Blackwell GPUに8コアのArm Neoverse CPUを組み合わせ、32GBのLPDDR5Xメモリ(帯域273GB/s)と25GbE接続を備える。消費電力は70W。 NVIDIAの公称では、LLMやVLM、ワールド基盤モデルといったマルチモーダル推論において、T3000はT5000とほぼ同等の推論性能を発揮する。T5000は128

中国、AIコンパニオン規制を施行。3億人超の会話が消える

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中国、AIコンパニオン規制を施行。3億人超の会話が消える

中国で擬人化AIへの国家規制が始まった。コンパニオン機能を全面停止した企業と、AIとの別れを惜しむユーザーが残された。 施行日に起きたこと 7月15日、中国で「人工智能拟人化互动服务管理暂行办法」(AI擬人化インタラクションサービス管理暫定弁法)が施行された。AIが人の性格や思考パターンを模倣し、継続的に感情のやり取りをするサービスを対象とした、世界初の国家規制だ。 その瞬間に何が起きたか。バイトダンスの「豆包」(Doubao)は、ユーザーが自由に作れていたAIエージェント機能を停止した。アリババの「千問」(Qwen)は5日早い7月10日から段階的に停止し、15日に完全終了。テンセントの「元宝」(Yuanbao)はさらに早く、6月30日にカスタムAIエージェントへの入り口を削除していた。NetEaseのAI感情サポートアプリ「妙時」(Miaoshi)は14日をもって全サービスを終了した。 中国のIT大手4社が、ほぼ同時にコンパニオン機能を切った。 3億人が失うもの 規模が尋常ではない。QuestMobileの調査によれば、豆包の月間アクティブユーザー(MAU)は2026

Suno、YouTube等から200万曲超を収集(ハッキングで判明)

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Suno、YouTube等から200万曲超を収集(ハッキングで判明)

AI音楽生成サービスSunoのソースコードが外部に流出し、訓練データの取得先と規模が明らかになった。 流出コードに記録されていた取得先 AI音楽生成サービスSunoが2025年11月にハッキングされ、ソースコードと顧客情報が流出した。攻撃者から内部資料の提供を受けた404 Mediaが報じ、Sunoがどこから、どれだけの音声データを集めていたかが具体的に判明した。 流出したソースコードは2023年から2024年にかけて作成されたもので、スクレイピング(自動収集)の処理と対象が記されていた。コード内のコメントには、取得先としてyoutube_music、deezer、genius_hq、freesound、jamendo、pond5_musicなどが列挙されている。 ファイルに記録されていた規模は膨大だ。YouTube Musicからの取得は201万3545クリップ、11万3879時間。Pond5(Shutterstock傘下のストック音楽ライブラリ)から6万2117時間、IMSLP(国際楽譜ライブラリー)から1万9514時間、Geniusから1万7615時間。 Deezer

Thinking Machines、初のモデルInklingを公開

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Thinking Machines、初のモデルInklingを公開

OpenAI元CTOミラ・ムラティのAIスタートアップが、設立から約1年半で初の自社モデルを世に出した。最強は名乗らない。狙いはカスタマイズの素材だ。 9750億パラメータ、ただし「最強ではない」 Thinking Machines Labは現地時間7月15日、初の自社開発AIモデルInklingを公開した。オープンウェイトで、誰でもダウンロードして改変できる。 総パラメータ数は9750億。Mixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャにより、1つのタスクで実際に動くのは約410億パラメータに限られる。テキスト、画像、音声、動画の45兆トークンで事前学習され、推論時はテキスト・画像・音声を受け付ける。出力はテキストのみ。コンテキストウィンドウは最大100万トークン。 公式資料にはこう記されている。Inklingは「現時点でクローズド・オープンを問わず、最強のモデルではない」。自社モデルの発表でここまで率直に書く企業は珍しい。 特定の領域で突出するのではなく、推論、コーディング、マルチモーダル、指示追従、安全性にわたって安定したスコアを出す設計だ。コーディングベ

OpenAI初のデバイスは「動く」スピーカー、Apple訴訟の渦中で浮上

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OpenAI初のデバイスは「動く」スピーカー、Apple訴訟の渦中で浮上

画面のないスマートスピーカーが、OpenAI初のハードウェア製品になるという。自ら動き、持ち主を学び、家に住む「AIコンパニオン」として設計されている。 画面を捨て、人格を載せる OpenAIが開発中の最初のハードウェアデバイスは、画面を持たないスマートスピーカーだとBloombergが報じた。現地時間7月14日付の報道で、事情を知る関係者の話として伝えている。 ChatGPTと連携し、スマートホーム機器の操作、メディアの再生、メッセージへの応答といった機能を備える。ここまでなら、AmazonのEchoやGoogleのNestと変わらない。 従来のスマートスピーカーと異なるのは、このデバイスが「自ら動く機械的要素」を備えている点だ。具体的にどう動くのかは明かされていないが、社内では「家に住む、人のようなAIコンパニオン」として位置づけられており、ChatGPTを物理的な形にすることを目指しているとされる。 持ち主の生活に能動的に関わる設計で、メールなどのデジタル情報にアクセスし、時間をかけて持ち主を学習することで、よりパーソナライズされた応答を返す。ウェイクワード(起動の合

NVIDIAフアンCEO、セガとの30周年を祝いに秋葉原へ

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NVIDIAフアンCEO、セガとの30周年を祝いに秋葉原へ

「ジャパン・パッシング」と呼ばれた素通りから約1カ月。ジェンスン・フアンが東京に現れた。目的は回顧だけではない。 セガが救った会社の、30年後 7月15日、秋葉原のゲームセンターGiGO 3号館に、時価総額で世界最大の企業を率いる男が立っていた。 NVIDIAのジェンスン・フアン(Jensen Huang)CEOが来日し、セガとの提携30周年を記念する招待制イベントに登壇した。セガの里見治紀CEO、内海州史社長、バーチャファイターの生みの親である鈴木裕氏、元社長の入交昭一郎氏も顔を揃えている。 NVIDIAとセガの関係は1995年にさかのぼる。NVIDIAの最初のチップNV1は、セガと組んでPCにバーチャファイターを持ち込んだ。しかしNV1は商業的に失敗し、次世代チップNV2の開発も頓挫する。NVIDIAは倒産寸前に追い込まれた。 そのとき、当時のセガ経営陣が契約金の全額(500万ドルとも700万ドルとも伝えられている)をNVIDIAに支払った。開発が破綻した相手への支払い義務はない。にもかかわらずセガは支払い、NVIDIAは生き延びた。その資金でフアンは方向転換し、199

トーバルズ氏「Linuxは反AIプロジェクトではない」と明言

Linux

トーバルズ氏「Linuxは反AIプロジェクトではない」と明言

Linuxカーネルの創始者が、AI/LLM利用に反対する一部開発者に対し、最上位メンテナーとして譲らない姿勢を示した。 発端はSashikoとPatchworkの連携スレッド リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏が現地時間7月14日、linux-mediaメーリングリストに投稿した。きっかけは、AIコードレビューシステムSashikoとカーネルのパッチ管理ツールPatchworkの連携を議論するスレッドだった。 スレッドを立ち上げたのは、メディアサブシステムのメンテナーであるマウロ・カルバリョ・チェハブ(Mauro Carvalho Chehab)氏だ。5月末に始まり、Sashikoの開発者ロマン・グシュチン(Roman Gushchin)氏を含む複数の開発者が参加していた。 議論の途中で、あるコメントがLLMに対する全面的な反対を表明していると指摘された。グシュチン氏が「LLMを使わないこと自体が目的であれば議論しよう」と呼びかけたところに、トーバルズ氏が返信した。 「トップレベルメンテナーとして踏み込む」 トーバルズ氏のメールで際立つのは、発言のト

IBM株25%暴落、115年の歴史で最悪の1日を記録

テクノロジー

IBM株25%暴落、115年の歴史で最悪の1日を記録

IBMが決算発表の1週間前に暫定業績を開示し、株価は1日で25%超下落した。1987年のブラックマンデーを超える、創業以来最大の急落。 正式発表を待てなかった IBMのアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)CEOが現地時間7月14日、投資家向けの書簡を公開した。正式な第2四半期決算は7月22日に予定されているが、それを待たず暫定業績を開示した。 通常、企業がこの種の事前開示に踏み切るのは、市場の予想と実態の乖離が大きすぎて黙っていられないときだ。 暫定売上高は172億ドルで、前年同期比1%増。ウォール街の予想(約179億ドル)を約7億ドル下回った。調整後1株利益は2.93ドルで、予想の3.01〜3.02ドルに届かなかった。 事業別ではソフトウェアが5%増、コンサルティングが横ばい。インフラ部門は7%減だった。 IBM暫定Q2業績:予想との乖離 予想実績差異売上高約179億ドル172億ドル-7億ドル調整後EPS3.01〜3.02ドル2.93ドル-0.08ドルインフラ売上1桁台の減少-7%予想以上の悪化 ※暫定値。正式決算は7月22日に発表予定。

ニューヨーク州、全米初のデータセンター建設凍結を発動 行政命令で即時発効

データセンター

ニューヨーク州、全米初のデータセンター建設凍結を発動 行政命令で即時発効

ニューヨーク州のホークル知事が、50メガワット以上のデータセンター新設を最長1年間凍結する行政命令に署名した。州単位のモラトリアムは全米初。 法案ではなく、行政命令 ニューヨーク州のキャシー・ホークル(Kathy Hochul)知事は7月14日、大規模データセンターの新規建設を最長1年間凍結する行政命令第62号に署名した。50メガワット以上の電力を消費するデータセンターが対象で、州の環境保全局は、審査が完了していない許認可の発行を一時停止する。 州単位でデータセンターの建設凍結を実行したのは、全米でニューヨーク州が初めてとなる。 注目すべきは、ホークル氏が選んだ手段だ。ニューヨーク州議会は6月4日、20メガワット以上を対象とする「責任あるデータセンター開発法」(S10642)を上院44対16、下院102対39で可決していた。州議会を通過したこの法案に署名すれば、モラトリアムは立法として成立する。 ホークル氏はそうしなかった。知事室は法案を「複雑で、議会との追加作業が必要」と説明し、代わりに行政命令を選択した。行政命令なら署名した瞬間から効力が発生する。議会法案の署名・施行を

Anthropic新CM「難しい問いに希望がある」に批判、墓地映像にアルトマン氏も反応

Anthropic

Anthropic新CM「難しい問いに希望がある」に批判、墓地映像にアルトマン氏も反応

Anthropicの新広告が、AI業界が自ら提起した問いに自ら答えられるのかという疑問を呼んでいる。 燃える家で始まるCM Anthropicが7月9日に公開した映像は、広告としては異例の入り方をする。 画面に映るのは燃え上がる家屋。続いて、顔認識で群衆をスキャンする監視映像、路上で眠る人、鉱山で働く労働者、そして整然と並ぶ墓石。ナレーションで複数の声が重なる。「AIは信頼できるのか」「歯止めが必要になったら、誰がかけるのか」 映像の最後に文字が浮かぶ。 There's hope in hard questions (難しい問いに希望がある)。 広告代理店Mother Londonが制作したこの映像は、Anthropicの「Inviting hard questions」キャンペーン(難しい問いを歓迎する)の一部だ。一般からAIに関する疑問を募る専用サイトを開設し、寄せられた問いに対する取り組みを公開で追跡すると約束している。 Anthropicは公益法人(Public Benefit Corporation)としての立場を前面に出している。事前に米国で5万2000人を対

xAI、無許可ガスタービン59基を設置 公表の倍以上と判明

AI

xAI、無許可ガスタービン59基を設置 公表の倍以上と判明

メンフィス近郊で稼働するxAIのデータセンター用発電施設の規模が、これまでの公表値を大幅に上回っていた。許可なく設置されたタービンから出る汚染物質が、周辺の黒人コミュニティの健康を脅かしている。 「27基」ではなかった xAI(現SpaceXAI)がテネシー州メンフィスのデータセンター「Colossus 2」用に設置した無許可の天然ガスタービンが59基に達していたことが、Reutersの調査報道で判明した。xAIは今年1月時点で「27基を無許可で稼働中」と認めていたが、実数はその倍以上だった。 根拠は、Reutersが情報公開請求で入手したメール記録だ。xAI側コンサルタントとミシシッピ州環境品質局(MDEQ)のやり取りが残されている。うち57基以上がミシシッピ州サウスヘブンに設置されており、データセンター本体があるテネシー州との州境をまたぐ形で運用されている。残る2基は別の場所にあり、Reutersは所在を特定できなかったとしている。 Colossus 2はAIチャットボット「Grok」の訓練と推論を担う施設だ。送電網への接続には数年かかりうるため、xAIは自前のガスタービ