AI検出

AI検出ツールの100%判定、裁判所が覆す。大学は「何を評価するか」を問い直す

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AI検出ツールの100%判定、裁判所が覆す。大学は「何を評価するか」を問い直す

大学が導入したAI検出ツールが「AI生成100%」と判定したエッセイをめぐり、ニューヨーク州の裁判所が不正認定を取り消した。検出ツールへの依存が法的にも揺らぎ始めている。 覆った100% 2024年秋、アデルフィ大学の1年生オリオン・ニュービー氏(Orion Newby)は、世界史の授業でエッセイを提出した。自閉スペクトラム症の診断を受けており、大学が提供する学習支援プログラム「Bridges」のチューターの助けを借りて書き上げたものだった。 教授はそのエッセイをTurnitinにかけた。返ってきた判定はAI生成スコア100%。教授は学術不正の報告書を提出し、ニュービー氏には剽窃防止ワークショップの受講が命じられた。2度目の違反があれば停学か退学もありうる処分だった。 ニュービー氏はAIの使用を否定し、別の検出ツール(Grammarly AI DetectorとzeroGPT)で同じエッセイを検査した結果を大学に提出した。両方とも「AI生成の確率0%」と判定していた。 大学はこの反証を考慮しなかった。不正認定を下した担当者と、上訴を審理した担当者が同一人物だったことも、のち

SNS長文の4件に1件がAI製、100万件分析で判明

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SNS長文の4件に1件がAI製、100万件分析で判明

AI検出サービスのパングラム(Pangram)が、SNS上のAI生成コンテンツの実態を定量的に示した。ユーザーのフィードに流れてくる投稿を100万件超スキャンした結果、長文の約25%が完全にAIで書かれていた。 100万件のフィードが映す現実 パングラムは2026年4月24日にChrome拡張機能をリリースした。LinkedIn、X(旧Twitter)、Medium、Substack、Redditの5プラットフォームに対応し、スクロール中の投稿がAI生成かどうかをリアルタイムで判定する。月額20ドル(約3200円)のサブスクリプション制だ。 この拡張機能には、匿名でスキャン統計を研究用に共有するオプトイン設定がある。6月30日までの約2か月間で、100万2627件の投稿データが集まった。各投稿は最新モデルPangram 3.3(偽陽性率0.01%)で1回ずつ判定される。対象は50語以上のテキストだ。 全プラットフォームの平均AI率は13.8%だった。ここまでは「思ったより少ない」と感じるかもしれない。問題は投稿が長くなると見えてくる。250語以上の長文投稿では、完全にAI生成

Grantaが外部出版提携を全面停止。AI疑惑、決着なきまま賞が空洞化する

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Grantaが外部出版提携を全面停止。AI疑惑、決着なきまま賞が空洞化する

英文芸誌Grantaが、コモンウェルス短編小説賞の受賞作掲載を含む外部出版提携から全面撤退した。1カ月以上続くAI使用疑惑に決着がつかないまま、最終選考を9日後に控えた賞の運営基盤が揺らいでいる。 Granta Trust理事会が決断した 6月19日、Grantaはコモンウェルス短編小説賞の受賞作ページに声明を掲載した。Granta Trust理事会の名義で、「編集上の誠実さ」を理由に、自社が編集権限を持たない外部出版提携には今後一切関与しないと宣言している。 2012年から14年にわたって続いてきたGrantaとコモンウェルス財団の関係は、これで終わった。今年の受賞作はGrantaのサイトに残るが、来年以降の受賞作をGrantaが掲載することはない。 5月中旬からくすぶるAI使用疑惑が、この判断を動かした。カリブ地域受賞作「The Serpent in the Grove」を書いたナジール(Jamir Nazir)氏の作品にAI生成の痕跡があると指摘され、騒動は5つの地域受賞作のうち3作にまで波及した。だがGranta理事会は、どの作品がAI製かという判断には踏み込んでいな