Linux
Linux 7.3、VRAM管理パッチがカーネル本流入り。次はオーバーコミット改善
ゲームのメモリが裏のアプリに奪われる問題を解消した4月のパッチが、ついにカーネル本流に到達した。その先では、物理VRAMを超えてもゲームが崩壊しない仕組みが動き始めている。
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ゲームのメモリが裏のアプリに奪われる問題を解消した4月のパッチが、ついにカーネル本流に到達した。その先では、物理VRAMを超えてもゲームが崩壊しない仕組みが動き始めている。
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Linux 7.2に導入されたGPUスケジューラの「公平な」新方式が、リリース数日前にリバートされる。数ヶ月をかけた改良が、たった1件のバグ報告で差し戻された。
AMD
RDNA 5に対応するDisplay Core Next 6(DCN6)のパッチがamd-gfxメーリングリストに投稿された。RDNA 5のソフトウェア準備がコードの形で動き始めている。
Linux
Radeon HD 7000シリーズからPolaris世代までのGPUに、Vulkanコンポジタとの統合に必要な機能がLinux 7.3で加わる。
Linux
セキュリティ修正を優先し、性能リグレッションを含むカーネルをそのまま出荷する。修正は次々回の更新に回される。 9秒が388秒になる Ubuntu Kernel Teamが7月16日、事前警告を出した。次に配信されるカーネル7.0.0-28.28に、AMD GPUの演算性能を最大42倍低下させるバグが含まれている。 影響を受けるのはROCmを利用するGPUコンピュート処理だ。ComfyUIでStable Diffusion XL(SDXL)の画像を生成した場合、通常9秒で終わる処理が388秒かかる。システムがフリーズするわけではなく、スループットが極端に落ちる。 対象はUbuntu 26.04と、Ubuntu 24.04 LTSでHWEスタック(新しいカーネルを段階的に取り込む仕組み)を通じてLinux 7.0系への移行が予定されているユーザーだ。 バグの発見経緯 最初の報告は6月14日、Fedora 44ユーザーによるROCmのIssueだった。Linux 7.0.11から7.0.12へ更新した直後にComfyUIのSDXL推論が42倍遅くなった。GPUはRadeon
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Linux 7.2のマージウィンドウが閉じ、最初のリリース候補が現地時間6月28日に公開された。パッチの3分の1をAMD GPUのレジスタ定義が占めているが、その裏では6年がかりのセキュリティ改善が完結し、AMDのHDMI 2.1対応やUSB4の新プロトコルなど、実用に響く変更が揃った。安定版は8月下旬の見込みで、カーネルのソースコードは総行数4389万行を超えた。 6年362コミット、strncpy()が消えた Linux 7.2で最も意味のある変更は、新機能の追加ではなく削除だ。 C言語の文字列コピー関数strncpy()が、カーネルのソースツリーから完全に除去された。6月20日のマージで、関数の実装そのものと全アーキテクチャ固有の最適化コードが一括で消えている。 Linuxカーネルからstrncpyが消えた。6年362コミットの結末Linuxカーネルから文字列コピー関数strncpyが完全に削除された。NUL終端を保証しない危険な仕様はバグの温床とされ、6年間で362コミット・70人の開発者がstrscpy等の安全な代替へ移行。Linux 7.2で19ファイル346行を
Linux
長年待たれてきたAMD Linuxドライバ向けHDMI 2.1 FRLサポートは、初期段階では起動オプションを書き加えなければ動かない。VRR未実装のまま有効にすると、既存ユーザーには「機能後退」に映るためだ。
AMD
2024年に「不可能」と宣告されたAMDGPUでのHDMI 2.1対応に、AMD自身がついに公式パッチを投入した。完全対応ではないが、長年の膠着を破る最初の一歩だ。
Linux
13万行を切り捨てたはずのLinuxカーネルが、それでも4000万行に迫っている。AMDのGPUドライバだけで600万行を超え、コード本体は初めて3000万行の大台に乗った。削除しても止まらない肥大化の正体は何か。 削減してもなお、史上最大規模に到達 リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)は今週、Linux 7.1のマージウィンドウで大胆な削減に踏み切った。古いISDN(Integrated Services Digital Network)サブシステムやアマチュア無線(ham radio)関連のコード、PCMCIA時代のネットワークドライバ群など、合計で約13万8000行を一気に削ぎ落とした。 ところが、Linux 7.1-rc1のリリースを目前に控えた4月26日時点で、カーネル全体の行数はむしろ増えている。Phoronix創設者のMichael Larabel氏がclocで計測した結果、Linux 7.1のGitリポジトリは 3988万636行 に達した。前バージョンのLinux 7.0は3962万1378行だったから、削除を経てもなお25万9000行が積み増
Linux
2012年発売のRadeon HD 7870 XTが、14年近く経ったいま、ようやくLinuxのオープンソースドライバで正しく動くようになる。Valveのグラフィックスエンジニア、ティムール・クリストフ(Timur Kristóf)がパッチシリーズを投下した。
Linux
ゲームの裏でブラウザが居座り、主役であるはずのゲームがメモリ競争に負けていく。Linuxゲーマーが長年飲み込んできたこの不条理に、Valveの開発者が終止符を打った。 ゲームより先にブラウザが生き残る、という不条理 Linuxでゲームを遊んでいると、プレイ時間が延びるにつれて動作が重くなっていく現象がある。裏で開いたままのブラウザや、Electron製のチャットアプリは何の問題もなく動いている。画面の主役であるはずのゲームが、脇役たちに少しずつ押しのけられていく。 この長年の不条理に終止符を打ったのが、Valveのグラフィックスドライバチームに所属し、RADV Vulkanドライバを手がけるナタリー・ヴォックだ。彼女は4月9日付の自身のブログで、AMDGPUカーネルドライバのVRAM管理を根本から作り直したと発表した。対象は128GBのVRAMを積んだデータセンター級GPUではない。8GB、あるいはそれ以下のVRAMしか持たない、ごく普通のゲーマーのマシンである。 世界中で語られている。8GB、あるいはそれ以下のVRAMでゲームを遊ぼうとするLinuxゲーマーたちの伝説が。V