NASA
アルテミスII、月周回で54分の日食とEarthsetを撮影
アポロ以来、半世紀ぶりに人間の目が月の裏側を捉えた。そして彼らは、地球では決して見ることのできない日食を目撃した。 人類史上最も遠い場所からの日食 4月6日、NASAのアルテミスIIクルーは月周回フライバイ中に、約54分間の皆既日食を体験した。地球から見る日食がせいぜい数分で終わるのに対し、月の近傍からは太陽がゆっくりと月の背後に隠れ、まるで時間が止まったかのような光景が続いた。 「今、月から肉眼で見えるものに、頭がおかしくなりそうだ。信じられない」 カナダ人宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンは、フライバイ中にそう無線で伝えた。NASAの公式ギャラリーに公開された画像には、暗い月のシルエットを縁取るように太陽のコロナが輝き、通常は月を撮影する際には写らないはずの星々までもが捉えられている。 月面の「夜側」がかすかに光っているのは、地球からの反射光によるもの。この淡い輝きが、漆黒の宇宙に浮かぶ月のディスクに不思議な立体感を与えている。 人類の最遠到達距離記録 アポロ13 1970年 アルテミスII 2026年 最大距離 24万8655マイ