AI
AIゼロデイ初確認、Googleが鳴らした警鐘
ハッカーがAIで未知の脆弱性を発見し、悪用しようとした最初の事例をGoogleが公開した。「これは氷山の一角に過ぎない」。主任アナリストの言葉が重い。 「理論上の脅威」が現実になった日 セキュリティ研究者が何年も警告し続けてきた事態が、ついに観測された。 Googleが5月11日に公開したGoogle Threat Intelligence Group(GTIG)のレポートによれば、犯罪ハッカー集団がAIを使って未知のゼロデイ脆弱性を発見し、悪用するための武器化に成功した。Googleが「AI起因のゼロデイ悪用」を確認したのは、これが初めてだ。 「これは氷山の一角に過ぎない。問題はもっと大きいはずだ。今回はようやく、目に見える形で初めての証拠を掴んだに過ぎない」(ジョン・ハルクイスト氏/GTIG主任アナリスト) 標的になったのは、広く使われているオープンソースのWebベース管理ツールだった。攻撃が成功すれば、2要素認証(2FA)を迂回して管理権限を奪える。Googleは大規模悪用が始まる前に検知し、影響を受けるベンダーと連携してパッチを当てさせた。被害は表面化していない。