AV2
VideoLAN、AV2デコーダdav2dを仕様確定前に公開
AV2の仕様がドラフト状態のなか、VideoLANがAV2デコーダ「dav2d」を公開した。AV1普及の立役者dav1dの後継として、すでに「production-ready」を謳う。仕様より先に実装が走り出す、その意味とは。 仕様より早く動き始めた実装 AV2の仕様書はまだドラフト状態にある。本来であれば2025年末に正式リリースされる予定だった次世代の映像コーデックが、いまだ確定版に至っていない。にもかかわらず、VideoLANはそのデコーダ実装である「dav2d」を週末にひっそりと公開した。 これは少し奇妙な順序だ。普通は仕様が固まり、その上で実装が始まる。dav2dの場合、仕様の最終形がまだ動く可能性のある段階で、コードは「battle-tested and production-ready(実戦投入レベルで磨き上げた、商用に耐える)」とまで宣言されている。AOMediaのAV2仕様書は 2026年1月5日付 でドラフト状態にあり、開発者は最終リリースまでに修正される既知の問題を警告している。 VideoLANの開発陣はもう何ヶ月も前から、この「先回り」の作業を進めて