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写真のピースサインから指紋を復元する技術 生体認証リスクと対策

セキュリティ

写真のピースサインから指紋を復元する技術 生体認証リスクと対策

自撮り写真のピースサインから指紋が復元できる――AIの進化は、パスワードより安全とされてきた生体認証の前提を揺さぶり始めている。歩行パターン、虹彩、声。変えられない「自分自身」が漏れるリスクを整理する。 自撮りの指が語る情報 2026年4月、中国のテレビ番組で金融専門家のリー・チャン(Li Chang)氏が実演した内容が波紋を広げている。タレントの自撮り写真を画像編集ソフトとAIツールで処理したところ、指紋の隆線が浮かび上がった。 カメラから1.5メートル以内でレンズに指を向けていれば、指紋を高い確率で復元できる。1.5〜3メートルの距離でも、手の細部の約半分は回復可能だという。中国科学院大学の暗号学教授ジン・ジーウー(Jing Jiwu)氏も、高解像度カメラで撮影されたポートレートなら、ピースサインから手の詳細を再構成できる可能性を認めている。 指紋は顔と同じく変更できない生体情報だ。一度漏れれば、パスワードのようにリセットはできない。 この問題は2017年に国立情報学研究所(NII)の越前功教授の研究チームが指摘していた。写真から3メートル離れた位置でも指紋を読み取れる

OpenAI、過去に公開を見送った音声技術分野の企業を買収

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OpenAI、過去に公開を見送った音声技術分野の企業を買収

2024年に「危険すぎる」と封印したはずの声クローン技術。その姿勢を変えていないOpenAIが、声のクローンを作る企業をひそかに買い取っていた。封印と買収、二つの判断はどうつながるのか。 封印したまま、買収していた OpenAIが声のクローン技術をどう扱うか、いま改めて問われている。 2年前、OpenAIの技術者たちはブログ記事を公開した。人の声を強力なAIで再現する機能を開発したが、あまりに高性能なため一般公開はしないと決めた、という内容だった。「念のため」という言葉が添えられていた。 その判断は、今も変わっていない。一般公開しない方針は維持されている。ところが、技術への取り組みそのものは止まっていなかった。今年に入って、OpenAIは小さなスタートアップを静かに買収していた。Weights.ggという、人の声のクローンを作るツールを提供していた企業だ。 封印は続いている。それでも、その封印の中身を扱う会社を手に入れた。この二つを並べると、OpenAIが何を考えているのかが見えにくくなる。 買収の事実は、取引に詳しい2人の関係者の証言で明らかになった。2人とも、公に話す