セキュリティ
Dysphoriaボットネット、摘発後4か月で20万台規模に再拡大 復旧構造を分析
3月に国際共同作戦で摘発されたJackSkidボットネットの残党が、ブロックチェーンを使った司令塔の隠蔽と、感染端末同士を中継ノード化する構造を獲得し、約20万台の感染規模で再浮上した。 摘発から6日で復活した系譜 現地時間2026年3月19日、米司法省はカナダ・ドイツの当局と連携し、Aisuru・Kimwolf・JackSkid・Mossadの4つのIoTボットネットのC2(指揮統制)インフラを一斉に解体した。感染端末は合計300万台超、最大攻撃力は約30Tbps。 その6日後、3月25日。中国のセキュリティ企業・奇安信(QiAnXin)のXLabチームが、JackSkidの変種とみられる検体を捕捉した。検体はEthereum ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)のドメインを使っており、そこからTelegramチャンネルとの関連が浮かんだ。のちにDysphoriaと命名される新種の最初の痕跡だった。 以後の展開は速い。4月にfbot変種が加わり、月末にはC2取得アルゴリズムが刷新された。5月にSolana SNS(ソラナ・ネーム・サービス)への対応が入り、6月にENSド