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ナデラ氏「自分もやめられない」。AI使い放題の時代が終わる

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ナデラ氏「自分もやめられない」。AI使い放題の時代が終わる

Microsoftのサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOが、AIの過剰利用を戒めた。「自分もトークンマキシングの中毒だ」と認めたうえで、従業員に対して高価なフロンティアモデルの安易な使用をやめるよう呼びかけている。AIを売り込む側のトップが「やめられない」と告白したこと自体が、シリコンバレー全体で進むAIコスト見直しを象徴している。 「たくさん使ってる。中毒だ」 2026年6月、ニューヨーク・タイムズのポッドキャスト「Hard Fork」の公開収録に登壇したナデラ氏は、社内でどれほどトークンマキシングが起きているかを問われ、質問が終わる前に答えた。 「たくさん。自分もトークンマキサーだ、中毒になる。でも新鮮さが薄れたら一歩引いて、自分は何を作ろうとしているのかと考えないといけない」 トークンマキシング(tokenmaxxing)。AIのトークン消費量を際限なく最大化する行為を指すネットスラングで、2026年春ごろからシリコンバレーで急速に広まった。社内リーダーボードでトークン消費量を競い合う文化が、複数のテック大手で確認されている。 ナデラ氏はさらに踏み込ん

「新しいOutlook」に統合受信トレイがようやく来る

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「新しいOutlook」に統合受信トレイがようやく来る

Microsoftが「新しいOutlook」に5つの機能追加を予告した。統合受信トレイ、お気に入りフォルダーの改善、未読カウントの制御、差し込み印刷、.PSTからの予定表・連絡先インポート。どれもクラシック版のユーザーには「いまさら」の一言だろう。だが、これが揃わなければ移行できないと多くの人が感じてきた機能でもある。 「全アカウント表示」は8月展開予定 今回の目玉は「全アカウント表示」(All accounts view)、いわゆる統合受信トレイだ。Microsoft 365のロードマップに5月27日付で追加された。展開開始は2026年8月の予定で、Windows版とWeb版の両方が対象になる。 Outlookのモバイル版やMac版では、複数アカウントのメールを一画面にまとめる機能が何年も前から使えていた。Gmailにもある。それなのにWindows版だけが取り残されていた。Microsoft 365コミュニティでは要望が年単位で積み上がり、ようやくロードマップに載った。 単にメールが一覧に並ぶだけではない。削除・アーカイブ・移動・既読マークといった操作もその場で行え、個別

BingにAI回答の「キルスイッチ」。Googleの自滅を横目に、Microsoftが選んだ差別化

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BingにAI回答の「キルスイッチ」。Googleの自滅を横目に、Microsoftが選んだ差別化

検索結果からCopilotのAI回答を丸ごと消せるブラウザ拡張機能を、Microsoftが自らリリースした。AI検索を全力で推してきた企業が「要らない人は消していい」と認めた格好だ。Google検索のAI一辺倒に対するユーザーの反発が、検索市場の勢力図を静かに書き換え始めている。 拡張機能ひとつで、AI回答が消える Microsoftで検索部門社長を務めるジョルディ・リバス(Jordi Ribas)氏が6月初旬、Bing検索のAI回答をワンクリックで切り替えられるブラウザ拡張機能をプレビュー公開したと発表した。名称は「Microsoft Bing AI Search Choice」。ChromeウェブストアとEdgeアドオンストアの両方で配布されている。 We just shipped a preview extension in Bing that lets you toggle AI chat-like features on or off with just one click. It’s a simple but

Windows 11の右クリックが遅い原因、Microsoftが正式に認める

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Windows 11の右クリックが遅い原因、Microsoftが正式に認める

右クリックするたびに一瞬もたつく、あの感覚。Windows 11を使っていれば誰もが心当たりがあるだろう。Microsoftがようやく、その原因を名指しで認めた。 「拡張機能の遅延読み込み」という正体 6月3日にマーカス・アッシュ(Marcus Ash)氏がコンテキストメニューの改善方針を表明してから数日。今度はWindowsシェルのプロダクト責任者であるタリ・ロス(Tali Roth)氏が、問題の核心に踏み込んだ。 Windows 11のコンテキストメニューがWindows 10より遅い。原因は 「拡張機能の遅延読み込み」 だと、ロス氏は明言した。 「Clipchampで編集」「メモ帳で編集」「Copilotに質問」といったシェル拡張が、メニューを開いた後から追加で読み込まれる。メニュー自体は瞬時に表示されるが、その直後に項目が増えてメニュー全体のサイズが変わる。性能の低いPCでは読み込みに数秒かかることもあるという。 ここで厄介なのは、見た目だけの問題ではないことだ。拡張機能の読み込みが完了するとメニューが伸び、カーソルの相対位置がずれる。素早く操作する人ほど、意図しな

Copilotアプリの強制インストール、3カ月で再開

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Copilotアプリの強制インストール、3カ月で再開

3月に一時停止されたMicrosoft 365 Copilotアプリの自動インストールが、6月4日から再び動き始めた。Microsoftはメッセージセンターで「技術的問題を解消した」と説明しており、方針転換ではなくバグ修正だったことが確定した。ロールアウトは4段階のフィーチャーフラグで進行中で、7月1日までに完了する見通しだ。 止まったのは方針ではなく、配管だった 3月16日、Microsoftはメッセージセンター(MC1152323)で自動インストールの一時停止を告知した。理由は「技術的な問題」。だが公式にはそれ以上の説明がなかった。同時期にCopilot部門のリーダーシップ再編が進んでいたこともあり、強引な配布方針そのものが見直されたのではないかという見方も広がった。 そうではなかった。 6月2日に更新されたMC1152323.3で、Microsoftは自動インストールの再開を正式に通知した。初回のフィーチャーフラグは6月4日に有効化済みで、以降は週単位で順次拡大していく。 フィーチャーフラグの展開スケジュールは4段階に分かれている。 Feature Flag1:6月

Windows 11、AIモデルの「削除ボタン」を準備中

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Windows 11、AIモデルの「削除ボタン」を準備中

Copilot+ PCに黙ってインストールされるAIモデルを、設定画面からワンクリックで外せる機能がInsiderビルドで見つかった。現時点で削除できるのはPhi Silicaのみだが、Microsoftが「入れるだけ入れて触らせない」という姿勢を改め始めた兆しとして注目に値する。 隠し設定ページの中身 Windows 11 Insider Experimentalチャネルのビルド26300.8553で、設定アプリ内にAIコンポーネントの管理ページが隠されていることが判明した。Windows Insiderビルドの解析で知られるリーカーのPhantomOfEarth(@phantomofearth)氏らが発見し、Pureinfotechが独自に動作を確認している。 このページは通常のナビゲーションには表示されない。ms-settings:ai-componentsというURIを実行して初めてアクセスできる、完全な隠し機能だ。表示される情報は、インストール済みAIモデルごとの発行元、バージョン、サイズ、データ使用量、合計使用容量。そしてPhi Silicaに限り「アンインストール

OpenClawが「社員」になる日

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OpenClawが「社員」になる日

Microsoftが年次開発者会議Build 2026で発表した新AIエージェント「Scout」は、オープンソースのAIエージェントフレームワークOpenClawをベースに構築された常駐型のパーソナルアシスタントだ。メール、カレンダー、ファイルにアクセスし、ユーザーの代わりに判断し、行動する。Microsoftはこの種のエージェントを 「Autopilot」 と呼んでいる。Copilotの次、という位置づけだ。 チャットボットの先へ CopilotはWordやExcelの中で呼び出す「道具」だった。Scoutは違う。バックグラウンドで常に動き続け、ユーザーの仕事の流れを学習し、指示されなくても行動を起こす。Teams、Outlook、OneDrive、SharePointと接続し、メールやチャット、カレンダーの情報を横断的に扱う。 ユーザーは自分のScoutに名前をつける。デモではSebastianと名づけられていたという。会議の準備、スケジュール調整、議事録の作成といったスキルがあらかじめ用意されているが、Scoutの責任者であるオマール・シャヒーン(Omar Shahine

Outlookにようやく「すべてのアカウント」表示

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Outlookにようやく「すべてのアカウント」表示

複数のメールアカウントを使い分けている人なら、一度は思ったことがあるはずだ。なぜOutlookのWindows版だけ、受信トレイを一画面で見られないのか——と。Mac版にもiOS版にもAndroid版にも、何年も前から当たり前のように存在していた「すべてのアカウント」ビュー。それがWindows版の新しいOutlookには、なかった。Microsoftは5月27日、ようやくこの機能をMicrosoft 365ロードマップに追加した。ロールアウトは8月開始予定で、Windows版とWeb版の両方が対象となる。 何年も放置された「基本機能」 この話には前提がある。Microsoftは2023年から新しいOutlook for Windowsへの移行を進めてきた。従来のクラシック版Outlookを段階的に置き換え、2027年3月にはエンタープライズ向けライセンスでも自動切り替えが始まる。クラシック版のサポートは2029年までとされている。 問題は、その「後継アプリ」に基本機能が欠けていたことだ。Mac版Outlookでは「すべてのアカウント」、モバイル版では家のアイコンから一発でアク

Ask Copilotがタスクバーに統合、2026年半ば

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Ask Copilotがタスクバーに統合、2026年半ば

Microsoftが公開した社内向けe-bookの脚注に、タスクバー統合の具体的な時期が記されていた。ただし対象はすべてのPCではない。 Ask CopilotとClick to Do、展開時期が確定 MicrosoftがWindows 11のタスクバーに統合するAsk Copilotと、Copilot+ PC向けの画面認識機能Click to Doについて、展開時期が「2026年半ば」であることが公式文書で確認された。 根拠になったのは、同社が公開したe-book「Frontier firms aren't adding more AI. Here's what they're doing instead.」の脚注だ。Ask Copilotの説明に付された注記には「この機能はまだ一般提供されておらず、2026年半ばに提供される見込みです。時期と提供状況は変更される可能性があります」と明記されている。 Ask Copilotは、Microsoft 365

MicrosoftがCopilotの統一デザイン体系を構築中

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MicrosoftがCopilotの統一デザイン体系を構築中

Officeアプリに散らばったAI機能を一つの体験としてまとめ上げる試みが動き出している。Microsoftが「Copilot Design System」と呼ぶ設計思想の全容と、その背景にあるユーザーの不満。 AIボタンが邪魔だった Microsoft 365のOfficeアプリで、Copilotの存在感が増している。画面右下にフローティング表示されるボタン、テキスト選択時に現れるAI提案、チャットパネルへの導線。個々の機能は便利でも、統一感のない配置がユーザーの作業を妨げていた。 Microsoftのデザイン部門が一つの回答を示した。Copilotデザイン体系の構築だ。名称はCopilot Design System。5月12日、Microsoft Designブログでジョン・フリードマン(Jon Friedman)氏が「A simplified system」と題した記事を公開し、その設計思想を詳しく語っている。 フリードマン氏はMicrosoft 365のデザインを20年以上率いてきた人物で、5月14日には同社初の最高デザイン責任者(CDO)に就任した。Copilot