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Metaのエンジニアリング組織が壊れていく。代償はすでに始まっている

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Metaのエンジニアリング組織が壊れていく。代償はすでに始まっている

20年かけて築いたエンジニアリング文化を、AI開発への焦りがわずか数週間で壊しつつある。代償はもう目に見える形で出始めた。 AIチャットボットが「鍵」を渡した 現地時間5月30日の週末、Instagramで異変が起きた。オバマ政権時代のホワイトハウス公式アカウント、米宇宙軍の最上級下士官のアカウント、Sephoraの公式アカウントなど、著名なプロフィールが次々と乗っ取られた。 手口は驚くほど単純だった。 攻撃者はVPNでターゲットの所在地付近に偽装し、MetaのAIサポートチャットボットに「アカウントが乗っ取られた。メールアドレスを変更してほしい」と頼んだ。それだけだった。チャットボットはそのメールアドレスがアカウント所有者のものかどうかを確認せず、攻撃者が指定した新しいアドレスに認証コードを送信した。パスワードリセットが完了し、アカウントは攻撃者の手に渡った。 フィッシングリンクも、マルウェアも、被害者のメールへのアクセスも不要。セキュリティ研究者のジェーン・ウォン(Jane Wong)氏も自身のアカウントを乗っ取られ、「知らないうちにパスワードが変更されていた」と報告し