セキュリティ
韓国外交官1万人の情報流出か、10カ月間の侵入を検知できず
韓国外交部が、傘下の国立外交院オンライン教育システムへの不正アクセスを公表した。侵入は10カ月に及び、外交官ほぼ全員の個人情報が流出した可能性がある。 ゼロデイ脆弱性を突かれた教育システム 韓国外交部は7月21日、国立外交院のオンライン教育システムが正体不明の攻撃者に侵入されていたと発表した。 攻撃者は2025年4〜5月にかけて、サーバーソフトウェアのゼロデイ脆弱性(開発元すら把握していない未公開の欠陥)とセキュリティ設定の不備を突いてサーバーを掌握した。 その後は正規のアクセス権限を使い続けたため、通常の監視手法では検知が難しい状態だった。 侵入は2026年2月初旬まで約10カ月間継続し、その間に攻撃者はサーバーへ繰り返しアクセスしていた。外交部によると「随時行われた」という。 外交部自身がこの異常を見つけたのではない。2月に「関係機関」から不審なアクセスの通報を受け、外交部は即座にシステムを遮断した。韓国メディアの報道では、通報元は国家情報院とされている。7月時点でもシステムは復旧していない。 「ほぼ全員が含まれていると想定している」 このシステムには約1万件の