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OpenAI・Anthropic・Googleが共闘、中国への「蒸留」流出で情報共有

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OpenAI・Anthropic・Googleが共闘、中国への「蒸留」流出で情報共有

普段は顧客を奪い合う3社が、同じテーブルに着いた。引き金は、中国勢による大規模なモデル「吸い出し」だ。 ライバル3社が静かに手を組んだ OpenAI、Anthropic、そしてAlphabet傘下のGoogleが、中国企業による敵対的な「蒸留(Distillation)」の検出で情報を共有し始めている。Bloombergが日本時間4月7日朝、関係者の話として報じた。 情報の受け渡し口になっているのは、3社が2023年にMicrosoftとともに設立した非営利団体 Frontier Model Forum(FMF)だ。サービス規約に違反する形で自社モデルの出力を抜き取ろうとする動きを、横断的に突き合わせる場として使われ始めた、という構図である。 蒸留そのものは、AI業界では日常的な手法だ。大きな「教師モデル」の出力を使って、小さな「生徒モデル」に同じ振る舞いを学ばせる。フロンティアラボ自身も、自社の軽量版を作るときに普通に使っている。問題は、他人の畑から黙って刈り取るときだ。 なぜ2月の告発から一歩進んだのか 思い出しておきたいのは、今年2月の一連の動きだ。Anthrop

Samsung Messages、7月に終了──Google統合の最終章

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Samsung Messages、7月に終了──Google統合の最終章

Samsung Messagesが7月で終わる。2年かけてじわじわ進めてきたGoogle Messages統合が、ついに最終段階に入った。 Samsung Messages、7月で提供終了を正式発表 Samsungが米国サイトで「サービス終了のお知らせ」を公開している。Samsung Messagesアプリは2026年7月をもって提供を終了し、以降はGoogle Messagesへの移行が必要になる。 正確な終了日はアプリ内で案内される予定だが、方向性は明確だ。7月以降、Samsung Messagesでのメッセージ送信は不可能になる。残されるのは緊急通報番号と端末に登録された緊急連絡先への発信のみ。Galaxy Storeからのダウンロードも停止される。 対象はAndroid 12以降を搭載するGalaxy端末。Android 11以前の端末は今回の終了対象に含まれない。 すでにGalaxy S26シリーズではSamsung Messagesのダウンロード自体がブロックされており、今回の発表は既定路線の最終確認にすぎない。 2年がかりの「ゆるやかな退場」 この動きは

インド映画がAI全面導入、製作費5分の1の衝撃と代償

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インド映画がAI全面導入、製作費5分の1の衝撃と代償

ハリウッドが労組の壁に阻まれる一方で、インドの映画スタジオはAIを丸ごと飲み込んだ。製作費5分の1。だが、観客の評価は容赦ない。 コスト5分の1、制作期間4分の1という衝撃 インドの映画産業がAIに賭けている。小手先の効率化ではない。産業の土台ごと作り替えようとしている。 ロイターが4月4日に公開した大型ルポは、ベンガルール(旧バンガロール)のAIスタジオ2か所を直接取材し、監督やスタジオ幹部ら25人に話を聞いた記録だ。見えてきたのは単純な構図で、ハリウッドが労使協約でAI導入に足踏みしている間に、インドが先に走り出したということだ。 その中心にいるのが、ボリウッドの大手タレントエージェンシー・Collective Artists Networkだ。同社のAIスタジオGalleri5(ガレリ5)を率いるラフール・レグラパティはロイターにこう語っている。「神話やファンタジーのジャンルでは、AIが制作コストを従来の5分の1に削減した。制作期間は4分の1だ」。 なぜここまでコスト削減を急ぐのか。背景には、インド映画市場そのものの地盤沈下がある。 年間の映画製作本数で世界最多を誇

Axiosを侵した「偽の会議」――北朝鮮ハッカーの手口

Axios

Axiosを侵した「偽の会議」――北朝鮮ハッカーの手口

JavaScriptの世界を支える巨大ライブラリが、たった3時間で汚染された。手口は、コードの脆弱性ではなく「人間の信頼」だった。 週間1億ダウンロードのライブラリが3時間で汚染された JavaScriptエコシステムで最も広く使われるHTTPクライアントライブラリ「Axios」が、サプライチェーン攻撃の標的になっている。狙われたのはコードではなく、それを管理する「人間」だった。 2026年3月31日未明(UTC)、npmレジストリに悪意あるバージョン2つ(1.14.1と0.30.4)が公開され、インストールした環境にリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)が自動的に展開された。Axiosは週間約1億ダウンロード、17万4,000以上のパッケージが依存する基盤的存在だ。多くの開発者はAxiosを「選んだ」のではなく、他のパッケージ経由で知らないうちに使っている。その信頼の連鎖が、今回の攻撃を致命的にした。 汚染されたバージョンが公開されていたのは約3時間。短いようで、npmの自動依存解決の仕組みを考えれば、その間にnpm installを実行した環境はすべて危険にさらされた。

AWS中東リージョン「完全ダウン」──Amazon社内文書で判明

AWS

AWS中東リージョン「完全ダウン」──Amazon社内文書で判明

イランの攻撃が、クラウドの「無敵神話」を物理的に破壊している。Amazonの社内メモが明かした現実は、業界が直視すべき構造的な脆弱性だ。 AWSが「長期間利用不可」を認めた社内メモの衝撃 ドバイとバーレーンにあるAWSのアベイラビリティゾーン(AZ)が「完全にダウン」している。Amazonは復旧時期すら示せていない。 テクノロジーニュースレター「Big Technology」のアレックス・カントロウィッツ記者が入手したAmazonの社内文書が、その深刻さを物語る。文書には「これら2つのリージョンは引き続き障害状態にあり、通常のレベルの冗長性や回復力での運用は期待できない」と記されていた。 社内メモは従業員に対し、両リージョンへの対応を「優先度を下げる」よう指示していた。顧客移行を支援するため、リージョン内の容量を最小限に圧縮する方針だ。 さらに衝撃的なのは、復旧の見通しが一切立っていないという事実だ。「DXBとBAHが通常運用に戻る時期のタイムラインは存在しない」と社内文書は述べている。Amazonは公式にはブログ記事で顧客に「他リージョンへの移行を継続するよう」求めるにと