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トランプ大統領、EU制裁金に301条調査で報復宣言

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トランプ大統領、EU制裁金に301条調査で報復宣言

GoogleへのDMA制裁金€8.9億を受け、トランプ大統領がEUに対する通商法301条調査の即時開始を宣言した。同じ日に80カ国超への301条関税が発効し、数時間後には訴訟が起きている。 「米国はヨーロッパの貯金箱ではない」 トランプ大統領は現地時間7月24日、Truth Socialへの長文投稿で、EUが米テック大手に科してきた制裁金を「違法かつ極めて非倫理的」と非難した。 Appleに150億ドル、Metaに30億ドル、Amazonに25億ドル、そしてGoogleには「説明もなく」新たに10億ドル。トランプはEUの制裁金を列挙しながら、これらが「偉大な米国企業からの搾取」に当たると主張し、通商法301条に基づく調査の即時開始を宣言した。 「制裁金はすべて撤回され、可能な限り早期に相当な関税が課されると、我々は予想している」(トランプ大統領のTruth Social投稿) 「米国はヨーロッパの貯金箱ではないし、そうさせるつもりもない」とも書いた。 だがトランプが「説明なし」と切って捨てたGoogleの制裁金€8.9億(約10億ドル)には、欧州委員会が7月23日に公表し

Google英国初のデータセンター、住民説明会が紛糾

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Google英国初のデータセンター、住民説明会が紛糾

ロンドン北部ウォルサムクロスにあるGoogleの英国初データセンター。住民への初めての説明会は、騒音・光害・水消費への苦情が殺到し、収拾がつかなくなった。英国政府がデータセンターの計画許可を「国家的に重要なインフラ」として中央に吸い上げようとしているいま、住民が声を上げる場は、いつまで残るのか。 「聞いてもらえなかった」から始まった説明会 現地時間7月22日夜、ロンドン北部ハートフォードシャー州ブロックスボーン区の議会庁舎に、Googleのデータセンター運用チームと近隣住民が顔を合わせた。施設の開所から10カ月。初めての住民説明会で、Google側は地域貢献の実績を語るつもりだった。 会場はすぐに紛糾する。 最も繰り返された不満は「事前に知らされていなかった」という訴えで、ある住民は「反対する機会すら与えられなかった」と声を上げた。 怒りの矛先はGoogleだけでなく、計画を承認したブロックスボーン区議会にも向けられている。区議会の担当者が、過去の住民説明会にはわずか12人しか出席しなかったと明かすと、それは周知が不十分だった証拠ではないかという反論が返った。 データセン

Google、自撮り動画でアカウント復旧できる新機能を提供開始

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Google、自撮り動画でアカウント復旧できる新機能を提供開始

パスワードを忘れ、電話番号も変わり、信頼済みデバイスも手元にない。すべての復旧手段が使えなくなったとき、残るのは自分の顔だ。 顔を撮って、アカウントに戻る Googleは7月23日、Googleアカウントのサインイン手段として「セルフィー動画」を追加した。パスキー、復旧用メールアドレス、電話番号に続く、新たなアカウント復旧手段になる。 0:00 /0:31 1× 事前にデバイスのカメラで短い自撮り動画を録画しておく。画面の指示に従って頭をいくつかの方向に動かし、複数の角度から顔を撮影する。ログインに困ったとき、同じ動作をもう一度行えば、保存済みの動画と照合して本人確認が完了する。 利用はオプトイン(任意加入)方式で、設定はGoogleアカウントのセキュリティ設定から行える。PCにカメラがなければ、QRコードをスマートフォンで読み取って登録できる。録画した動画はいつでも消せる。 ブラジルでの先行テストを経て、今回グローバルに展開された。Google Workspaceアカウント、子どものアカ

EU、Googleに約1650億円のDMA制裁金

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EU、Googleに約1650億円のDMA制裁金

欧州委員会がデジタル市場法に基づきGoogleに初の制裁金を科した。検索とアプリストアの2件、合計8億9000万ユーロ。 検索の自社優遇に4億6000万ユーロ 欧州委員会は7月23日、Googleがデジタル市場法(DMA)に違反したとする2件の決定を下した。制裁金は合計8億9000万ユーロ(約1654億円)。DMAに基づくGoogleへの制裁は初めてになる。 1件目はGoogle検索における自社サービスの優遇で、制裁金は4億6000万ユーロ。DMAの下では、ゲートキーパー(巨大プラットフォーム事業者)は検索結果で自社サービスを競合より有利に扱えない。 Googleはショッピング、ホテル、交通、スポーツの各分野で自社サービスを検索結果の上部に配置し、強調表示やフィルターを使って競合より目立つ形で表示していた。 2件目はGoogle Playでの開発者への誘導制限で、4億3000万ユーロ。アプリ開発者はGoogle Play経由でアプリを配信していても、外部サイトや代替ストアのより安い購入先をユーザーに案内できなければならない。 Googleは開発者がGoogle Play以

豪ビクトリア州、匿名中傷者の身元開示を可能にする新法案を発表

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豪ビクトリア州、匿名中傷者の身元開示を可能にする新法案を発表

オーストラリア・ビクトリア州政府が、SNS上の匿名ヘイト投稿者の身元を暴く権限と、子どもの精神被害をめぐる訴訟のハードルを引き下げる2つの法案を発表した。選挙まで4ヶ月、成立は不透明だ。 匿名アカウントの身元を暴く ビクトリア州のジャシンタ・アラン(Jacinta Allan)首相は7月19日、SNSの匿名アカウントによるヘイト投稿に対処する2つの新法案を発表した。 1つ目は「デマスキング命令」の導入だ。ビクトリア州民事行政裁判所(VCAT)に新たな権限を与え、人種・宗教・性的指向などの属性を理由にした中傷(vilification、差別的言動)を行った匿名アカウントの身元を、SNS企業に開示させる。 オーストラリアの州レベルではこうした仕組みは初となる。 2つ目は、子どもに精神的被害を与えたSNS・AI企業を家族が訴える際のハードル引き下げ。現行法では「永久的障害10%以上の証明」が必要だが、未成年の訴訟に限りこの要件を撤廃する。成人への拡大も検討するとしている。 判決が後押しした この発表の背景には、米国での判例がある。2026年3月、ロサンゼルスの陪審はMeta

Alphabet、売上24%増もAI投資でキャッシュ初の赤字

Alphabet

Alphabet、売上24%増もAI投資でキャッシュ初の赤字

Alphabetの2026年第2四半期は売上1198億ドル、Google Cloud 82%成長と好調に見える。だが設備投資449億ドルが営業キャッシュフローを超え、2004年の上場以来初めてフリーキャッシュフローがマイナスに転じた。 Cloudが引っ張る売上の加速 Alphabetが現地時間7月22日に発表した2026年第2四半期決算は、売上1198億ドル(前年同期比24%増)。アナリスト予想の1169億ドルを上回り、2桁成長は12四半期連続となった。 牽引役はGoogle Cloudだ。売上248億ドル、前年同期比82%増。前四半期の63%成長、前々四半期(2025年Q4)の48%成長から加速が続く。営業利益は88億ドルと前年同期の28億ドルから3倍以上になり、営業利益率は35.6%に拡大した。 企業向けAIインフラとAIソリューションの需要がこの伸びを生んでいる。サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOは、Fortune 100企業の約90%がGemini Enterpriseを利用していると述べた。 広告事業も堅調だった。Google検索の売上は633

RedditがGoogleとのAIデータ契約を見直し、株価9%下落

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RedditがGoogleとのAIデータ契約を見直し、株価9%下落

AI Overviewsによるトラフィック激減を受け、データをAI企業に渡すよりもアクセスそのものを遮断する動きがパブリッシャーの間で広がり始めた。 6,000万ドル契約の岐路 Redditが、Googleとの年間6,000万ドルのAIデータライセンス契約を更新しない方向で検討に入ったことが明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)が7月21日(現地時間)に報じた。 この契約は2024年2月、RedditのIPO直前に発表された。GoogleがRedditのData API(データAPI)を通じてリアルタイムの投稿データにアクセスし、AIモデルの訓練やGoogle検索の改善に使う。見返りにRedditはGoogle Cloud上のVertex AIで自社の検索機能を強化できる。 報道を受け、Reddit株は7月22日に約9%下落した。年初来の下落率は約27%に達している。 提供したデータに追い詰められる GoogleのAI Overviewsが検索結果ページの上部にAI要約を表示するようになり、ユーザーが元のWebサイトを

Anthropic、著作権和解15億ドルに最終承認

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Anthropic、著作権和解15億ドルに最終承認

米国著作権訴訟で過去最大の和解が確定した。AI学習はフェアユースと認められたが、海賊版書籍の保存が違法と判断された結果の決着であり、金額だけでは語れない含みがある。 学習は合法、入手は違法 サンフランシスコ連邦地裁のアラセリ・マルティネス=オルギン判事は現地時間7月20日、Anthropicが作家グループに15億ドル(約2,400億円)を支払う和解を最終承認した。米国の著作権訴訟で確認されている和解額としては過去最大となる。 訴訟は2024年8月、スリラー作家のアンドレア・バーツ(Andrea Bartz)氏らが提起した。Anthropicがチャットボット「Claude」の学習データとして、海賊版サイトのLibrary Genesis(LibGen)やPirate Library Mirror(PiLiMi)から書籍を大量にダウンロードし、無断で使用したと主張する集団訴訟だ。 2025年6月、当時の担当判事ウィリアム・アルサップ(William Alsup)氏が分離判断を下した。著作権で保護された書籍をAI学習に使うこと自体は「本質的に変容的」であり、フェアユースに該当すると

Gemini 3.6 Flashなど3モデル、4の事前学習も開始

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Gemini 3.6 Flashなど3モデル、4の事前学習も開始

Googleが「3.5 Pro」の不在を埋めるように、コスト効率に振り切ったFlash系3モデルを即日リリースした。同じ発表のなかで、次世代Gemini 4の事前学習開始にも触れている。 Flashで攻め、Proは待たせる Google DeepMindは7月21日、AIモデル3種を発表した。汎用のGemini 3.6 Flash、高速軽量のGemini 3.5 Flash-Lite、サイバーセキュリティ特化のGemini 3.5 Flash Cyber。3.6 Flashと3.5 Flash-LiteはGemini API、Google AI Studio、Geminiアプリで即日利用可能になっている。 今回の3モデルにProはない。フラッグシップのGemini 3.5 Proは、5月のGoogle I/O 2026で発表されながら一般提供されないまま2か月が過ぎた。Googleは「パートナーとテスト中で、

YouTube、AIスロップ排除の収益化基準を3分類で明確化

YouTube

YouTube、AIスロップ排除の収益化基準を3分類で明確化

YouTubeがAI生成コンテンツの収益化ルールを具体化した。排除対象を3つに分類し、「不快なコンテンツ」という主観的基準も導入している。 「同じツールが、傑作もスロップも生む」 YouTubeは7月16日、YouTubeパートナープログラム(YPP)の収益化ポリシーで定める「不正コンテンツ(inauthentic content)」の基準を3カテゴリに明確化した。 説明したのは、同社でトラスト&セーフティを統括するVP(バイスプレジデント)のマット・ハルプリン(Matt Halprin)氏。クリエイター向け公式チャンネルCreator Insiderの動画で、今回の狙いをこう語った。 AIは大量の動画制作を可能にする。それが創造性を高め、高品質なコンテンツの量産につながることもある。だが同じツールが、非常に似通ったジェネリックな動画を大量に生み出すこともある。後者はコンテンツファーミング(収益目的の動画量産)であり、YPPに含めたくない(Creator Insider動画でのハルプリン氏の発言) 3つに分かれる。 第1カテゴリはテンプレート的・反復的コンテンツ。AIやC

AIコーディングツール4種にサンドボックス脱出の欠陥

セキュリティ

AIコーディングツール4種にサンドボックス脱出の欠陥

Cursor、Codex CLI、Gemini CLI、Antigravity。AIにコードを書かせるための主要ツール4つから、サンドボックスの外へ抜け出す手段が見つかった。しかもエージェントはルールを一切破っていない。 ファイルが「外」で走る AIコーディングエージェントのセキュリティは、ひとつの前提に支えられてきた。エージェントはプロジェクトのワークスペース内で自由に動けるが、その外にあるホストOSは保護される、という線引きだ。 イスラエルのAIセキュリティ企業Pillar Securityが、この前提を7つの脆弱性で崩した。研究チームのアイロン・コーヘン(Eilon Cohen)氏、ダン・リシチキン(Dan Lisichkin)氏、アリエル・フォーゲル(Ariel Fogel)氏が数カ月かけて再現し、7月20日に公開した。1日1件ずつ詳細を出す「Week of Sandbox Escapes」(サンドボックス脱出の1週間)と題したシリーズだ。 攻撃の構造は、サンドボックスの壁を直接叩くものではない。 エージェントはワークスペース内でファイルを書く。それ自体はサンドボッ

Google、Geminiを「焼き込んだ」専用チップを開発中

AI

Google、Geminiを「焼き込んだ」専用チップを開発中

Googleが、Gemini AIモデルの設計をシリコンに直接統合するサーバーチップを開発している。非公式に「Frozen v2」と呼ばれるこのチップは、2028年にも投入される可能性があるという。 TPUとは別の道 Googleが新たに手がけるチップは、同社のTPU(Tensor Processing Unit)とは根本的に性格が異なる。 TPUは汎用のAIアクセラレータだ。多種のモデル、多様なワークロードに対応できるよう設計されている。NVIDIAのGPUも同様で、どんなAIモデルでも動かせる代わりに、実行のたびにメモリからモデルのパラメータを読み込み、計算し、書き戻すという手順を踏む。 Frozen v2はその手順を省く。Geminiモデルの判断ロジックの一部をチップの回路そのものに組み込み、データの移動量と処理ステップを削減する。The Informationが事情に詳しい2名の関係者の話として報じたところによると、開発者はこのチップが現行TPUの6〜10倍の効率を達成すると見込んでいる。 Googleは4月にTPU 8t(トレーニング用)とTPU 8i(推論用)を

ノートPCが「量子超越」を覆した2026年、量子コンピュータの現在地

量子コンピュータ

ノートPCが「量子超越」を覆した2026年、量子コンピュータの現在地

2026年は国連が定めた国際量子科学技術年にあたる。量子コンピュータをめぐる期待と現実の距離が、この1年半で急速に変わり始めている。 量子超越はどこへ行ったのか 2019年、Googleは量子プロセッサSycamoreが古典的なスーパーコンピュータで1万年かかる計算を200秒で終えたと発表した。量子コンピュータが古典コンピュータに対して圧倒的な計算能力を示す「量子超越(quantum supremacy)」の実証とされ、世界的なニュースになった。 ところが2026年5月、その前提を揺るがす論文がScienceに掲載された。 サイモンズ財団フラットアイアン研究所とボストン大学の研究チームが、量子コンピュータでしか解けないと主張されていた数百量子ビットの相互作用シミュレーションを、古典コンピュータで解いてみせた。テンソルネットワークと呼ばれる数学的圧縮技術と、1980年代の「ビリーフ・プロパゲーション(belief propagation)」アルゴリズムを組み合わせた手法だ。 驚くべきは、初期計算の一部が個人用のノートPCで実行されたという点にある。スーパーコンピュータですらな

Google Vids、自分そっくりのAIアバターで動画出演が可能に

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Google Vids、自分そっくりのAIアバターで動画出演が可能に

Googleが業務向け動画ツールGoogle Vidsに、自分の顔と声を再現するパーソナルアバターと、自然言語で動画を生成・編集できるGemini Omniを同時投入した。Soraが消えたAI動画市場で、主戦場が移り始めている。 Workspace発の動画ツールが変わる Googleは7月16日(米太平洋時間)、Google Vidsに2つの大型機能を追加した。パーソナルアバターと、マルチモーダルAIモデルGemini Omniの統合だ。 パーソナルアバターは、セルフィー1枚と短い音声録音をアップロードするだけで、本人の外見と声を持つデジタルアバターを生成する機能だ。テキストを入力すればアバターが読み上げる。カメラの前に座る必要がない。 もう一方のGemini Omniは、5月のGoogle I/Oで発表されたマルチモーダルモデルだ。テキスト・画像・音声・動画を混ぜた入力から動画を生成できる。Google Vidsではテキストプロンプトに参考画像を添えて動画を起こせるほか、撮影済みの動画に対して「背景を差し替えて」「照明を直して」と自然言語で指示し、段階的に編集できるようにな