GPU

RTX 50 Superシリーズ「復活」、RTX 5060は12GBへ

GPU

RTX 50 Superシリーズ「復活」、RTX 5060は12GBへ

GDDR7メモリ不足を理由に無期限延期されていたRTX 50 Superシリーズについて、リーカーのMEGAsizeGPU氏が計画の再始動を投稿した。NVIDIAはAIBパートナーにGPUとVRAMをセットで供給し、メモリ調達の問題を回避する方針だという。RTX 5060については12GBモデルが新たに計画されており、名称は「RTX 5060 Super」になる可能性もある。 5ヶ月の沈黙を破った一報 RTX 50 Superシリーズは、もともと2025年末から2026年初頭の投入が見込まれていた。2025年夏にはkopite7kimi氏をはじめとする複数のリーカーがスペックを公開しており、RTX 5080 Superは24GB、RTX 5070 Ti Superも24GB、RTX 5070 Superは18GBと、現行モデルから一律50%のVRAM増量が予告されていた。CES 2026での発表が有力視されていたが、NVIDIAはCES基調講演でRubin世代のAIインフラを中心に据え、GeForce新製品には一切触れなかった。 GDDR7メモリの供給逼迫とAI向けGPUへの優

Phoronix22周年が映すLinuxの22年間

Linux

Phoronix22周年が映すLinuxの22年間

2004年、USBマウスすらまともに動かないディストロがあった時代に、たった一人でLinuxハードウェアレビューを始めた人物がいる。マイケル・ララベル(Michael Larabel)氏。彼が立ち上げたPhoronixが、2026年6月5日で22周年を迎えた。 OEMに門前払いされた2004年 ララベル氏がPhoronixを始めた理由は単純だった。Linuxのハードウェア互換性に不満があったからだ。当時はMandrake、Yoper、MEPISといったディストリビューションが並び、基本的な周辺機器すら動作保証がなかった。OEMやODMにレビュー機材を依頼しても、Linuxユーザー向けのレビューに興味を示すメーカーはほとんどいなかったという。 サイト名の「Phoronix」は、「方向・動き」を意味する接頭辞「phoro-」と、UNIX系OSを指す「*NIX」の造語で、「Linuxの前進」を意味する。この名前を冠して、彼は個人サイトとしてPhoronixを公開した。 22年後の数字はこうなる。5,600本以上のハードウェアレビュー、5万200本を超えるニュース記事、2万本以上のラ

FSR 4.1がRDNA 3.5に来ない? AMD幹部の否定と残る疑問

GPU

FSR 4.1がRDNA 3.5に来ない? AMD幹部の否定と残る疑問

5月のFSR 4.1後方互換発表からわずか3週間。Computex 2026の会場でAMD幹部が語った一言が、ゲーミングハンドヘルド市場に波紋を広げている。 「そのような決定はなされていない」 発端はComputex 2026の取材だった。ドイツのHardware Luxxが、AMDのデイビッド・マカフィー(David McAfee)副社長(クライアントチャネル事業担当)に話を聞いたところ、FSR 4.1のRDNA 3.5内蔵GPU向けサポートは「現時点で予定されていない」と回答したという。実装のメリットとデメリットを検討する必要がある、とも語ったと報じられている。 この発言が海外メディアを通じて拡散すると、AMDのフランク・アゾール(Frank Azor)副社長(クライアント&グラフィックスマーケティング担当)がすぐさま投稿で反応した。 I wasn't there to hear the exact words said however I will

GPUの熱風からCPUを守る3,000円以下のアドオン冷却ユニット

GPU

GPUの熱風からCPUを守る3,000円以下のアドオン冷却ユニット

最近のグラフィックボードを使っていて、CPUの温度が妙に高いと感じたことはないだろうか。Cooler Masterがその問題に正面から取り組んだ製品を、COMPUTEX 2026で披露した。 現代GPUが抱える「排熱の行き先」問題 GeForce RTX 50シリーズを筆頭に、最近のグラフィックボードにはカード先端が吹き抜けになっているモデルが多い。オープンエアクーラーの風がヒートシンクを通過し、そのままカードの裏面方向へ抜けていく構造だ。GPU自体の冷却効率は高いが、吹き出した熱風はケース内にとどまる。その行き先がCPUクーラーの吸気側であることは、自作経験者なら体感で知っているだろう。 Cooler Master brings back the GPU blower with an accessory to redirect hot air out of your caseThis thing sits atop of your graphics card and offers a 4–6 degree

FSR 4.1、RDNA 3.5搭載APUへの提供は「計画なし」

GPU

FSR 4.1、RDNA 3.5搭載APUへの提供は「計画なし」

Ryzen AI 300/400シリーズの内蔵GPUがFSR 4.1の対象から外れる見通しだ。Computex 2026でAMD幹部が明らかにした。RDNA 3やRDNA 2には提供されるのに、なぜより新しいRDNA 3.5が外されるのか。 5月の朗報と、6月の落胆 5月14日、AMDコンピューティング&グラフィックス部門SVP兼GMのジャック・フイン(Jack Huynh)氏がFSR 4.1のRDNA 3およびRDNA 2への展開を発表した。RDNA 3(Radeon RX 7000シリーズ)は 2026年7月、RDNA 2(Radeon RX 6000シリーズ)は 2027年初頭 に対応する。300以上のゲームが対応予定で、FSR 4.0がRDNA 4専用だった状況からの大きな方針転換として歓迎された。 ところがComputex 2026で、AMDのデイヴィッド・

RTX Spark搭載PC、最安でも約29万円か

PC

RTX Spark搭載PC、最安でも約29万円か

NVIDIAがComputex 2026で発表したRTX Sparkに、具体的な価格水準が浮上した。モルガン・スタンレーがPCメーカー各社にヒアリングした結果として、上位のN1X搭載PCは2,899ドル(約46万円)以上、下位のN1搭載PCでも1,799ドル(約29万円)以上になると報じられている。 「PCメーカーへの聞き取り」が示した数字 この試算は、モルガン・スタンレーがComputex 2026の会場でPCメーカー各社に直接確認した結果だと報じられている。調査会社Creative Strategiesのアナリスト、マックス・ワインバッハ(Max Weinbach)氏が同レポートの内容を投稿し、広く知られることになった。 NVIDIAはRTX Sparkのチップ単体の価格を公開していない。通常、ノートPC向けディスクリートGPUでは参考価格を提示するが、SoCであるRTX Sparkについてはそれすらないまま発表から数日が経過した。今回のモルガン・スタンレーの数字はあくまでアナリストの試算であり、OEM各社の正式な価格発表はまだ先になる。 ただし、すでに傍証はある。Com

Intel Arc GPUは「重要」、でも次が見えない

GPU

Intel Arc GPUは「重要」、でも次が見えない

Intelの幹部がComputex 2026の場でArc GPUへのコミットメントを語った。デスクトップ向けゲーミングGPUの不在が長期化するなか、言葉だけが先行する現状に変化はあるのか。 「極めて重要」と言い切った新トップ IntelでクライアントコンピューティングとフィジカルAIを統括するアレックス・カトゥジアン(Alex Katouzian)氏が、台湾で開催中のComputex 2026のメディア向けQ&Aセッションで、Arc GPUの将来について口を開いた。GPUは自社PCラインナップの「極めて重要な構成要素」であり、ゲーミングでも引き続き展開していく方針だという。 GPUコアへの手応えを感じているとも述べ、ゲーマーやゲームエンジンの開発者がIntelと連携して開発を進めていると付け加えた。 カトゥジアン氏は2026年5月にQualcommから移籍したばかりの人物だ。Qualcommで20年以上にわたりSnapdragonプラットフォームの拡大を主導した実績を持ち、CEOのリップブー・タン(Lip-Bu Tan)氏が直々に招聘した。クライアントコンピューティングとフィ

RX 9070 GRE、発売初日にほぼ売れず

GPU

RX 9070 GRE、発売初日にほぼ売れず

Radeon RX 9070 GREがグローバル発売を迎えた。だが、ドイツの大手小売店では発売初日にほぼ1枚も売れていない。日本でも状況は変わらない。上位モデルより高い下位モデルを、誰が買うのか。 上位モデルより高い「下位モデル」 Radeon RX 9070 GREは、2025年5月に中国限定で発売されたGPUだ。Navi 48ダイをさらに削った48 CU構成で、VRAM 12GB、192-bitバス、帯域幅432GB/s。RX 9070(56 CU、16GB、256-bit、644GB/s)と比べて、コア数で14%少なく、メモリ帯域で33%狭い。TDPだけは同じ220Wで、ここに得は何もない。 AMDはComputex 2026でグローバル展開を発表し、希望小売価格を549ドル(約8万7800円)に設定した。GeForce RTX 5060 Ti

DLSS 4.5のレイ再構成が8月提供、全RTXで利用可能に

GPU

DLSS 4.5のレイ再構成が8月提供、全RTXで利用可能に

今年1月のCES 2026で超解像の大幅進化を見せたDLSS 4.5が、ついにレイ再構成にも手を伸ばした。NVIDIAはCOMPUTEX 2026の基調講演に合わせ、第2世代トランスフォーマーモデルを採用したDLSS 4.5レイ再構成(Ray Reconstruction)を発表した。2026年8月に、RTX 20シリーズからRTX 50シリーズまですべてのGeForce RTX GPUに向けて提供される。 超解像に続き、レイ再構成も第2世代へ DLSS 4.5 技術展開タイムライン 2026年 1月6日 CES 2026で DLSS 4.5発表 第2世代トランスフォーマーモデル採用の超解像を発表 1月14日 超解像 提供開始 400本以上のゲーム・アプリで利用可能に。全RTX GPU対象 3月31日 DMFG・6X MFG 提供開始 ダイナミックマルチフレーム生成と6倍モード。RTX 50シリーズ対象 6月1日 レイ再構成