Harvey

AIが賢くなるほど、測れない仕事だけが価値を持つ。ある投資家の逆説

AI

AIが賢くなるほど、測れない仕事だけが価値を持つ。ある投資家の逆説

AnthropicとNVIDIAに全額突っ込んで帰ればいい。どうせ他に投資先はない。2026年半ば、シリコンバレーのAI投資家たちにそんな空気が漂っていると、ある論考が書き出す。書いたのはAI特化VCファームConviction創業者のサラ・グオ(Sarah Guo)氏。6月10日に自身のSubstackへ投稿されたこの一本が、その絶望に正面から反論を試みている。 「測れる仕事」の末路 グオ氏はGreylockで約10年ジェネラルパートナーを務めた後、2022年にConvictionを設立した。Harvey、Mistral、Sierra、Basetenといった現在注目を集めるAIスタートアップに初期から投資しており、自らの投資先を題材にしながら、AIアプリケーション企業が基盤モデル層に吸収されるという悲観論への反論を試みている。 出発点は明快だ。ベンチマークで測れる仕事は、遅かれ早かれコモディティになる。 グオ氏はソフトウェア開発を最初の例にとる。Cognitionの自律型コーディングエージェントDevinは2024年の登場時、標準ベンチマークの達成率が13%で冷笑された。1

Anthropicが法務AI本格参入、Harveyらと三つ巴へ

AI

Anthropicが法務AI本格参入、Harveyらと三つ巴へ

Anthropicが法務向け機能を一気に拡張した。12分野のプラクティス特化プラグインと20を超えるMCPコネクタを同時公開。HarveyやLegoraと連携しつつ、自らも同じワークフロー領域に踏み込む。法務AI市場の力関係が組み変わった。 Claude for Legalが正式ローンチ Anthropicは5月12日、Claude for Legalを正式に発表している。今年2月にClaude Cowork向け法務プラグインを先行投入していたが、今回は12分野のプラグインと20以上のMCPコネクタ(Model Context Protocol、外部システム接続用の規格)を一挙に追加する大型拡張だ。 新しいプラグインは商事(Commercial Counsel)、雇用(Employment Counsel)、訴訟(Litigation Associate)、プライバシー、コーポレート、AIガバナンスなど実務領域ごとに用意されている。司法試験対策の「Law Student」プラグインまで含まれる。各プラグインは「セットアップ・インタビュー」で事務所固有のプレイブックやエスカレーシ