ゲーム
Steam Machineの発売準備が最終段階に入った
半年以上の延期を経て、Steam Machineがようやく動き出した。5月29日、Steamのバックエンドにウェルカムツアーが追加されたことを、ハードウェアアナリストのブラッド・リンチ(Brad Lynch)氏が発見した。
ゲーム
半年以上の延期を経て、Steam Machineがようやく動き出した。5月29日、Steamのバックエンドにウェルカムツアーが追加されたことを、ハードウェアアナリストのブラッド・リンチ(Brad Lynch)氏が発見した。
セキュリティ
Linuxカーネルのファイル共有機能に、2007年から19年間にわたって潜伏していた権限昇格の脆弱性「CIFSwitch」が公開された。Linux Mint、CentOS Stream 9、Rocky Linux 9など複数のディストリビューションが標準設定のまま影響を受け、一般ユーザーがroot権限を取得できてしまう。カーネル側の修正パッチはすでにstableキューに入っているが、ディストリビューションごとの適用状況はまちまちだ。 19年間、誰も気づかなかったロジックバグ SpaceXのセキュリティエンジニアであるアシム・マニザダ(Asim Viladi Oglu Manizada)氏が5月27日に公開したこの脆弱性は、Linuxカーネルの CIFSクライアントと、ユーザー空間のヘルパーツール cifs-utils の境界 に存在する。CIFS(Common Internet File System)はWindowsのファイル共有で広く使われるSMBプロトコルのLinux実装だ。CVE番号は5月31日時点でまだ割り当てられていない。 Kerberos認証を使うCIFSマウント
PC
Thunderboltケーブル1本でPC同士をつなぎ、ファイル共有・画面共有・周辺機器の共用を実現するIntelのソフトウェア「Thunderbolt Share」が、Windows 11向けに正式リリースされた。数日前にLinuxカーネル向けのUSB4STREAMプロトコルが公開されたばかりのタイミングであり、PC間接続という同じ目的地に、WindowsとLinuxがまったく異なるルートでたどり着いた格好になる。 ケーブル1本で何ができるのか Thunderbolt Shareの機能は大きく4つある。ドラッグ&ドロップによるファイル転送、フォルダ同期、画面共有とキーボード・マウスの共用(KVMスイッチの代替)、そして旧PCから新PCへのデータ移行だ。 転送速度はThunderbolt 4接続で最大20Gbps、Thunderbolt 5なら最大40Gbps。画面共有は非圧縮ミラーリングで、解像度の制限はない。4Kなら最大60fps、2Kなら最大120fpsと、リフレッシュレートに応じたフレームレートで動作する。OBS Studioプラグインも用意されており、配信や録画のワーク
Linux
BtrfsのDirect I/O書き込みが2023年から不必要にシリアライズされていた問題が発覚し、たった1行の修正で最大約60%の性能回復が確認された。Linux 7.2でのマージが見込まれている。 2年間、誰も気づかなかった Btrfsの開発者マーク・ハームストーン(Mark Harmstone)氏が、Direct I/O(DIO)書き込みの性能リグレッションを発見・修正した。2023年末、BtrfsがLinuxカーネルの新しいマウントAPIへ移行した際、SB_NOSEC フラグの設定が1つ抜け落ちた。それだけで、DIO書き込みの並列性が丸ごと消えていた。 Linuxカーネルでは、ファイルへの書き込み時にセキュリティ属性(nosuid/nodevなど)のチェックが走る。このチェックが不要なファイルシステムは SB_NOSEC フラグをスーパーブロックに設定することで、VFS層の IS_NOSEC 判定を真にし、書き込みパスを最適化できる。Btrfsも従来はこのフラグを正しく設定していた。 ところがLinux 6.8で新しいマウントAPIへ移行した際、btrfs_fill_
オープンソース
オープンソースの仮想マシンソフトウェアQEMUが、約1年間維持してきたAI生成コードの全面禁止ポリシーを見直す。
Linux
Linuxカーネル7.1の開発サイクルで、AI生成コードがもたらす問題が臨界点に達しつつある。リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏はrc4でAIバグレポートの洪水を批判し、rc5ではコード投稿そのものに対して態度を硬化させた。問題は開発効率の話にとどまらない。フリーソフトウェアの根幹であるGPLv2ライセンスとの法的衝突という、もっと深い地層にまで亀裂が走り始めている。 rc4からrc5へ、怒りの温度が変わった 5月17日のrc4リリース時、トーバルズ氏の批判はAIツールで発見されたバグレポートに向けられていた。同じツールを使う複数の人間が同じ脆弱性を重複報告し、カーネルのプライベートなセキュリティメーリングリストが「ほぼ完全に管理不能」になったと指摘した。AIで見つけるだけ見つけて、修正コードは書かずにメンテナに丸投げする ── その構造への苛立ちだった。 5月24日のrc5で、矛先はさらに広がった。 rc5は本来、安定化に向けてコード変更が減る段階だ。だが今回のrc5は従来のrc5と比べて「かなり大きい」とトーバルズ氏は述べた。ドライバへの些末な修正が大
Linux
2012年に登場した「もう一つの32ビット」が、14年の沈黙を経て退場しようとしている。使われなかった技術は、どこへ向かうのか。
Linux
Linuxのファイルシステム「Btrfs」が、メモリ管理の大幅な改善に踏み出す。数カーネルサイクルにわたる準備作業が実を結び、最大2MBのhuge folios対応がLinux 7.2のマージウィンドウに向けて準備完了した。 数サイクル分の到達点 Btrfsのhuge folios対応パッチが、メンテナーであるダビド・シュテルバ(David Sterba)氏のfor-nextブランチにマージされた。Linux 7.2のマージウィンドウは6月中旬に開く見込みで、このブランチの内容はそのタイミングでメインラインに提出される。 folioとは、Linuxカーネルがメモリ上のページをまとめて扱うためのデータ構造だ。従来はファイルの読み書きを1ページ(通常4KB)単位で処理していたが、folioを使えば複数ページをひとまとまりとして扱える。管理の手間が減り、I/Oスループットが上がる。 Btrfsのfolio対応は段階を踏んで進んできた。Linux 6.17で実験的なlarge folio対応が導入され、CONFIG_BTRFS_EXPERIMENTALを有効にすることで利用可能になっ
セキュリティ
ランサムウェアが社内ネットワークを駆け抜ける。1台のPCが踏み台になり、数分で被害が広がる。その「数分」を人の判断に頼らず封じ込める機能が、いまプレビューとして動き始めている。 侵害されたPCを自動でネットワークから切り離す MicrosoftがDefender for Endpointに新たなプレビュー機能を追加した。「自動攻撃の中断」と呼ばれるフレームワークの一部として、侵害が疑われるエンドポイントをネットワークから自動的に分離する仕組みだ。 従来の「デバイスの分離」は管理者が手動で実行する機能だった。今回のアップデートで、Defender for Endpointが高い確度で侵害を検知した場合に、人の介入なしで分離が発動するようになる。 自動分離は攻撃のさらなる拡大リスクを低減し、横展開を制限し、データ流出やランサムウェアの伝播を防ぐ。 Microsoftはこう説明している。分離されたデバイスはネットワークから切断されるが、Defender for Endpointサービスとの通信は維持される。セキュリティチームは隔離中もテレメトリを受け取り、調査を継続できる。
GPU
NVIDIAが独自設計したデータセンター向けCPUが、初の公開テストでIntel XeonとAMD EPYCを上回った。ARM CPUがx86の牙城を崩す日は、思ったより早いかもしれない。
Linux
USB4/Thunderboltケーブルを挿すだけで、2台のPC間でデータを直接やり取りできる仕組みがLinuxカーネルに入ろうとしている。ネットワーク設定は不要。その中身を見ていく。
Linux
OSに年齢確認を義務づけるカリフォルニア州法が、オープンソースの世界に波紋を広げた。批判を受けて提出された修正案はLinuxを救うのか。ただし、すべてのLinuxが対象外になるわけではない。 修正案AB 1856が浮上した経緯 カリフォルニア州議会で、オープンソースOSを年齢確認義務の対象から除外する修正法案AB 1856が審議されている。2026年5月18日付の最新版が5月19日に第2読会を通過し、第3読会に進んだ。6月の委員会審査を控え、可決への道筋が見え始めた段階だ。 発端は2025年10月、ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事が署名したデジタル年齢保証法(AB 1043)にある。OSのアカウント設定時にユーザーの年齢を収集し、「13歳未満」「13〜15歳」「16〜17歳」「18歳以上」の4段階でアプリ開発者に通知するAPIの実装を、すべてのOSプロバイダーに義務づける内容だった。 この法律は写真付き身分証や顔認証を求めない。ユーザーが自己申告するだけだ。テキサス州やユタ州の厳格な本人確認とは設計思想が異なる。 問題は「OSプロバイダー」の定義だった。
PlayStation
PS3の名作をPS5で遊べるか。Linux経由で最高峰エミュレータを動かした検証結果は、期待と現実の両方を鮮明に映し出した。 ローンチタイトルは4K・60fpsの夢を見る PS5にLinuxを導入し、PS3エミュレータRPCS3を実行する検証がDigital Foundryによって行われた。Cellプロセッサという異形のアーキテクチャを持つPS3のエミュレーションは、ソニー自身も公式に実現できていない。現在のPS5で利用できるPS3タイトルは、PlayStation Plus Premiumのクラウドストリーミングに限られる。 今回のテストは、ファームウェア4.x以下のPS5にLinuxを導入し、RPCS3をネイティブで実行するという構成だ。Protonなどの翻訳レイヤーは介さない。PS5が搭載するZen 2 CPU(8コア、3.2GHz動作)とRDNA 2 GPU(36CU、2.0GHz動作)が、PS3の異質なハードウェアをどこまでエミュレートできるかが焦点となる。 PS3は現行のPlayStation世代で唯一、PS5上でネイティブ実行できない。PS1・PS2・PS4のタ
Linux
Linux 7.1の安定版リリースが6月に迫る中、開発責任者がリリースサイクル終盤のコード品質管理に踏み込んだ。