Linux
ZigでVulkanドライバを一から書いた開発者が現れた
Vulkanドライバといえば、AMDのRADV、IntelのANV、NVIDIAのプロプライエタリドライバ、あるいはMesaのソフトウェアラスタライザLavapipe。いずれも巨大な組織が何年もかけて開発し、保守している。そこに個人開発者が、Zigだけで一からVulkanドライバを書いた。 Apeとは何か 「Ape」は、フランスのゲームエンジン開発者であるkbz_8氏が個人の学習目的で開発しているオープンソースのVulkanドライバだ。ICD(Vulkanの正式なドライバ形式)として実装されており、コードの99.9%がZigで書かれている。Mesaのコードには一切依存しない完全な独立実装だ。 MesaのLavapipeと同じく、GPUのハードウェアを直接叩くのではなく、CPU上でVulkanの処理をソフトウェア的に実行するソフトウェアラスタライザにあたる。シェーダの実行には、kbz_8氏が同じくZigで開発した独自のSPIR-Vインタプリタを使っている。 リポジトリの最初のコミットは2025年10月。約7か月の開発で292コミットを重ね、現時点でVulkan 1.0のテストを