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Mac版OneDrive、4年越しの「重さの原因」を解消へ

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Mac版OneDrive、4年越しの「重さの原因」を解消へ

MacでOneDriveを使っていて、同期が遅い、CPUが回る、ストレージを妙に食う。そんな経験がある人は少なくないはずだ。原因は2022年にMicrosoftが作った「つなぎの仕組み」にあった。6月10日、Microsoftはその仕組みを根本から作り直したNative Sync Engine(ネイティブ同期エンジン)をInsiders向けに配信開始した。 4年間、裏で何が起きていたか 話は2022年に遡る。 OneDrive for MacはこのときAppleのFile Providerプラットフォームへ移行した。macOSがクラウドストレージアプリ向けに提供するファイル同期の標準フレームワークで、iCloud Driveも同じ基盤を使っている。移行自体は正しい方向だったが、問題はその実装にあった。 Microsoftは既存の同期エンジンを書き換えるリスクを避け、File Providerとの橋渡しとして隠しキャッシュフォルダを作った。OneDriveのファイルツリーをまるごとミラーリングし、File Providerと旧同期エンジンのあいだを取り持つ。 つなぎとしては機

Xboxの最高戦略責任者、有料ゲームへの広告導入を示唆。「価格を抑えるため」

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Xboxの最高戦略責任者、有料ゲームへの広告導入を示唆。「価格を抑えるため」

Xboxの最高戦略責任者(CSO)マシュー・ボール(Matthew Ball)氏が、ゲーム内広告の導入に前向きな姿勢を示した。開発費の高騰とハードウェア価格の上昇という二重苦の中、広告収入で「製品を手の届く価格に保つ」道を探りたいという。ただし業界の反応は一枚岩ではなく、Take-Twoのストラウス・ゼルニック(Strauss Zelnick)CEOは「有料ゲームに広告を入れるのは不公平だ」と明言している。 「問題はすべてに広告を詰め込めるかではない」 ボール氏は業界メディアThe Game Businessのインタビューで、ゲーム業界が抱える構造的な問題をこう整理した。開発コストは膨張し続けている。一方でハードウェアもソフトウェアもマイクロトランザクションも値上がりし、ユーザーは疲弊している。この両面を同時に解決しうる手段として、ゲーム内広告の可能性に言及した。 ボール氏が引き合いに出したのは、テレビのストリーミング業界だ。アメリカでは純増した加入者の100%超が広告付きプランに流れており、広告なしの選択肢も消えていない。この流れをゲームにも応用できないか、というのがボール氏

BingにAI回答の「キルスイッチ」。Googleの自滅を横目に、Microsoftが選んだ差別化

AI

BingにAI回答の「キルスイッチ」。Googleの自滅を横目に、Microsoftが選んだ差別化

検索結果からCopilotのAI回答を丸ごと消せるブラウザ拡張機能を、Microsoftが自らリリースした。AI検索を全力で推してきた企業が「要らない人は消していい」と認めた格好だ。Google検索のAI一辺倒に対するユーザーの反発が、検索市場の勢力図を静かに書き換え始めている。 拡張機能ひとつで、AI回答が消える Microsoftで検索部門社長を務めるジョルディ・リバス(Jordi Ribas)氏が6月初旬、Bing検索のAI回答をワンクリックで切り替えられるブラウザ拡張機能をプレビュー公開したと発表した。名称は「Microsoft Bing AI Search Choice」。ChromeウェブストアとEdgeアドオンストアの両方で配布されている。 We just shipped a preview extension in Bing that lets you toggle AI chat-like features on or off with just one click. It’s a simple but

Windows、23年越しの「信頼」を断ち切る。6月更新でフォルダアイコンが消える理由

セキュリティ

Windows、23年越しの「信頼」を断ち切る。6月更新でフォルダアイコンが消える理由

2026年6月のWindows更新プログラムを適用したあと、見慣れたフォルダのカスタムアイコンが消えていることに気づく人が出てくるかもしれない。日本語だったフォルダ名が英語に戻り、アイコンが既定の黄色いフォルダに変わる。バグではない。Microsoftが「仕様」と明言した、セキュリティ強化の結果だ。 対象はdesktop.ini。フォルダの見た目を制御する隠しシステムファイルである。 23年前から開いていた穴 desktop.iniは、フォルダごとにカスタムアイコンや表示名、ツールチップなどを定義する設定ファイルだ。エクスプローラーがフォルダを開くたびにこのファイルを自動で読み込み、見た目に反映する。ユーザーが意識する機会はほとんどない。 問題は「自動で読み込む」の部分にある。 2003年、MicrosoftはセキュリティアドバイザリMS03-027を公開した。Windowsシェルがdesktop.iniのカスタム属性を解析する処理に、未検証のバッファが見つかった。細工されたdesktop.iniを含むフォルダを開くだけで、ログインユーザーの権限で任意のコードが実行されうる

Xboxがまた大規模な人員削減へ。200億ドル投資の果ての「リセット」

ゲーム

Xboxがまた大規模な人員削減へ。200億ドル投資の果ての「リセット」

Microsoftのゲーム部門Xboxが、6月30日の会計年度末を境に大規模な人員削減を実施する見通しだ。正確な規模はまだ明らかになっていないが、数千人規模に達するとの見方もある。マーケティング予算も大幅に削る計画で、スタジオの閉鎖が含まれる可能性も報じられている。 5つの「現実」を突きつけた社内メール 6月10日、XboxのCEOアーシャ・シャルマ(Asha Sharma)氏と、最高コンテンツ責任者マット・ブーティ(Matt Booty)氏が全世界のXbox社員に向けて社内メールを送った。その全文は同日、Xbox Wire上でも公開された。タイトルは「Next 100 Days: Xbox Reset」。2月の就任から100日間の成果を振り返ったうえで、事業が直面する5つの「現実」を列挙している。 最も重い数字は2つ目に記されていた。Activision Blizzard Kingを除く過去5年間で、Xboxはコンテンツ・プラットフォーム・ハードウェア補助金に200億ドル以上を投じた。にもかかわらず、同期間の年間収益は約5億ドル減少している。今期のアカウンタビリティマージン(

Game Pass値上げで「数百万人が去った」。Xbox幹部が認めた代償の重さ

ゲーム

Game Pass値上げで「数百万人が去った」。Xbox幹部が認めた代償の重さ

昨年10月の大幅値上げがどれほどの傷を残したのか、ようやく当事者の口から数字が出た。 「数カ月で数百万人を失った」 Xbox最高戦略責任者(CSO)のマシュー・ボール(Matthew Ball)氏が、Summer Game Fest 2026の会場でThe Game Businessのインタビューに応じ、Game Pass Ultimateの50%値上げ後に「数カ月のうちに数百万人の加入者を失った」と明言した。 Game Passの加入者数は、Microsoftが公式に確認した最後の数字で3400万人超(2024年2月時点)。その後、LinkedIn上のMicrosoft社員プロフィールから3500万人超という数字が漏れたことはあるが、公式発表は一度もない。母数が3500万前後だとすれば、「数百万人」の離脱は全体の1割前後に相当する計算になる。サブスクリプションビジネスにおいて、価格改定1回で1割規模の離脱が起きるのは異例の事態だ。 値上げから値下げまでの半年 2025年10月、MicrosoftはGame Passのプランを全面的に改編した。最上位のUltimateは米

Windows 11にしたらエラーコード0x80073712・0x800f099で更新できない。アップグレード組を襲う不具合が発覚

Windows

Windows 11にしたらエラーコード0x80073712・0x800f099で更新できない。アップグレード組を襲う不具合が発覚

Windows 10からWindows 11へアップグレードしたPCの一部が、月例セキュリティ更新を適用できなくなっている。Microsoftが6月のPatch Tuesdayに合わせて公表した既知の問題で、エラーコード0x80073712または0x800f0993が表示され、累積更新プログラムのインストールが失敗する。セキュリティ更新が届かなければ、PCは無防備なまま取り残される。 アップグレードが裏目に出る Microsoftのサービスアラートによれば、Windows 10(21H2/22H2)やWindows 11 23H2を使っていた端末をWindows 11 24H2または25H2にアップグレードすると、その後の累積更新プログラムが適用できなくなることがある。 影響を受けた端末では「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」にエラーが記録される。ログに残るのは0x800f0993(PSFX_E_REBASE_HYDRATION_CANDIDATES_MISSING)と0x80073712(ERROR_SXS_COMPONENT_STORE_CORRUPT

「超知能は来る。でも仕事は奪わない」。4か月で変わった言葉の重さ

AI

「超知能は来る。でも仕事は奪わない」。4か月で変わった言葉の重さ

Microsoft AIのトップが語った超知能、OpenAIとの距離、AI意識論争。1時間超のインタビューに浮かんだのは、業界が直面する信頼の壁だった。 4か月前の自分を否定するところから始まった Microsoft AI CEOのムスタファ・スレイマン(Mustafa Suleyman)氏が、The Vergeのポッドキャスト「Decoder」に出演した。ホストのニレイ・パテル(Nilay Patel)氏との対話は1時間を超え、話題はMicrosoftの組織再編から超知能の定義、AnthropicのClaudeに対する意識論争にまで及んだ。 このインタビューはBuild 2026の直後、6月8日に公開されている。 その中で最も鋭かったのは、パテル氏がスレイマン氏自身の過去の発言を突きつけた場面だ。 2026年2月、スレイマン氏はFinancial Timesのインタビューで、弁護士・会計士・プロジェクトマネージャー・マーケティング担当者といったホワイトカラー業務のほとんどが「12〜18か月以内にAIで完全自動化される」と述べた。この発言は大きな反響を呼び、雇用不安の文脈で

Microsoft Defenderの新たなゼロデイ「RoguePlanet」、月例パッチ当日に投下

セキュリティ

Microsoft Defenderの新たなゼロデイ「RoguePlanet」、月例パッチ当日に投下

Microsoftが過去最大規模の月例パッチを配信した、まさにその日だった。セキュリティ研究者Nightmare Eclipse氏が、Microsoft Defenderのゼロデイ脆弱性「RoguePlanet」の実証コードを公開した。Windows 10/11の最新パッチ適用済み環境でSYSTEM権限が奪われることが、第三者の検証でも確認されている。CVEは未割り当て。パッチは存在しない。 7本目の刃 Nightmare Eclipse氏がWindows関連のゼロデイを公開するのは、これで7本目になる。 4月のBlueHammer(CVE-2026-33825)に始まり、RedSun、UnDefend、YellowKey、GreenPlasma、MiniPlasmaと、約2か月で6本の脆弱性を立て続けに公開。いずれもMicrosoftへの事前通知なし、いわゆる「協調的脆弱性開示」を経ない公開だった。そのうちBlueHammer、RedSun、UnDefendの3本は実際の攻撃で悪用が確認され、CISAのKEV(既知の悪用済み脆弱性)カタログにも追加されている。 6月10日(

Windows 11のKB5094126、CVE大量修正と性能改善を同時配信

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Windows 11のKB5094126、CVE大量修正と性能改善を同時配信

6月9日(現地時間)、Microsoftが配信を開始したWindows 11の2026年6月Patch Tuesday更新プログラム(KB5094126)は、ここ数年の月例更新の中でも異例の規模になった。修正された脆弱性は198件。2025年10月の167件を超え、Patch Tuesday史上最多の記録を塗り替えた。うち32件がCritical、ゼロデイが3件含まれる。 だが今月の更新が異例なのはセキュリティ面だけではない。「Low Latency Profile」と呼ばれるCPUブースト機能の正式展開、Bluetooth LEオーディオ共有、複数アプリでのカメラ同時利用、タスクマネージャーのNPU監視強化など、機能面でもここ数ヶ月の控えめな更新とは明らかに毛色が違う。対象はWindows 11バージョン25H2と24H2で、ビルド番号はそれぞれ26200.8655と26100.8655に更新される。 ゼロデイ3件、BitLockerが2件——セキュリティの中身 今月のゼロデイ3件は、いずれもパッチ公開前に情報が公になっていたもので、現時点では実際の攻撃への悪用は確認されてい

Windows 11のウィジェットとスタートメニューがようやく静かになる

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Windows 11のウィジェットとスタートメニューがようやく静かになる

タスクバーの位置変更とスタートメニューのリサイズは先月のInsider配信で既に動いている。今回はその後に積み重なってきた変化だ。ウィジェットの押しつけ、スタートメニューの大きすぎる存在感、MSNフィードの強制表示・・・Windows 11がずっと抱えてきた「小さな不満」が、ひとつずつ手術台に乗った。 ウィジェットがようやく黙る タスクバーのウィジェットアイコンに少し触れただけで広がる、MSNニュースと広告の混在したパネル。これのデフォルト動作が変わる。 ホバーするだけでパネルが広がる動作が、デフォルトでオフになる。タスクバー上の通知バッジや株価アニメーションも、自分から開くまで表示されなくなる。ウィジェットアイコンをクリックすれば、ピン留めしたカレンダーや天気が前に出て、MSNディスカバーフィードは後ろに追いやられる。 広告収益を削ってでも静かなタスクバーを選んだ。現在InsiderのExperimentalチャンネルで展開中で、全PC配信は今後見込まれている。 スタートメニューに「触れる」設定が来た スタートメニューが大きすぎる、という声は長い間放置されてきた。今回

Windows 11検索からBingをオフにできる設定が登場

Windows

Windows 11検索からBingをオフにできる設定が登場

長年レジストリ編集でしか無効化できなかったWindows Searchのウェブ検索が、ついに設定のトグル1つで切れるようになる。Windowsインサイダー向けのイベントで初めて公開された機能で、今後数週間以内にテスターへ展開が始まるとされている。 「ローカル検索」が本来の姿に戻る Windowsサーチは長らく、ファイルを探しているはずがBingの検索結果に誘導される機能として批判を集めてきた。アプリを探せば映画のリンクが出てきたり、2文字入力しただけでウェブ結果が優先されたり。Microsoftはこの問題を「Bingの利用促進」と「ローカル検索」の目的を同じ箱に詰め込んでいたことで起こしてきたとも言える。 今回の変更はその箱を割ることを意味する。具体的には、設定画面にウェブ検索を切るトグルが追加される。オフにすると、Bing・MSN・Microsoftストアの一覧表示がサーチ結果から消え、PC内の検索に専念する。Microsoftストアの項目は個別に無効化することもできる見込みだ。 現時点では、ウェブ検索を無効化するにはレジストリエディターでHKEY_CURRENT_USER

Build 2026でもスルー。Windows 11ウィジェットの現在地

Windows11

Build 2026でもスルー。Windows 11ウィジェットの現在地

Windows 11のタスクバー左端に鎮座するウィジェットボタン。押したことがある人のほぼ全員が次にすることは同じだ。すぐ閉じる。 MicrosoftはBuild 2026でAIエージェント、ネイティブWindowsアプリ、開発者向けミニPC「Surface RTX Spark Dev Box」など大量の発表を行った。Windows 11の品質改善プロジェクト「Windows K2」も着々と進んでいる。ウィジェットパネルについて、Buildで語られた言葉はゼロだった。 56個、でも使えるのは数えるほど Microsoft Storeで現在提供されているウィジェットは56個。数だけ見ると悪くない。開けてみると、実用に耐えるものはごく一部だ。 カレンダー表示の「Calendar Flyout」、AirPodsをWindows上で管理するアプリ「MagicPods」のウィジェット、いくつかのシステム情報系ユーティリティ。大体これで終わりだ。 天気、ニュース、株価。これらはMicrosoft自身が提供しているが、アプリを開いた方が早いし、スマートフォンで見た方が早い。「ウィジェット

Windows 11のファイル一括削除が30%以上速くなる

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Windows 11のファイル一括削除が30%以上速くなる

ファイルをまとめて削除するだけの操作が、これほど長い間改善されてこなかった。MicrosoftがWindows Insider向けのミートアップで明かした数字は、30%以上の高速化だという。 「30%以上」という数字が出てきた背景 Microsoftは今月、米国で開催したWindows Insiderミートアップにおいて、近くリリース予定のアップデートでファイルの一括削除が30%以上速くなると発表した。その場に居合わせたInsiderからの情報によると、30%はあくまで下限の目安であり、実際にはそれを大きく上回る可能性もあるという。 ファイルを削除するとき、Windowsはストレージ側の読み書きだけで処理しているわけではない。NTFSのエントリ更新、アクセス権限の処理、インデックスやサムネイルのメタデータ更新など、OS内部でこなさなければならない処理が重なっている。同じSSDを使っていても、WindowsがOS側の処理を効率化すれば、削除は体感できるほど速くなる。Microsoftも「ハードウェアとソフトウェア双方の進歩が組み合わさることで、あらゆるPCでのファイル操作を高速化