AI
MicrosoftのAIデータセンター、年間水消費をレストラン1軒分の水準へ
AIデータセンターの水問題は、建設反対運動を引き起こすほど地域社会との摩擦を深めてきた。Build 2026の基調講演でサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOが示した数字は、その背景と一緒に置いておきたい。 一度充填して、あとは回し続ける ナデラ氏が指摘したのはシンプルな原理だ。新型データセンターは密閉ループの液体冷却を採用しており、建設時に冷却水を充填したあとは同じ水を循環し続ける。蒸発しない、補給しない。その結果、年間消費量は「近所のレストラン1軒が使う量と同程度」という水準に収まる。 この技術が実際に稼働しているのが、ウィスコンシン州マウントプレザントの315エーカー(約1.3km²)のFairwaterキャンパスだ。Microsoftはここを次世代AIインフラの旗艦として位置づけている。 Microsoftデータセンター冷却技術の変遷 2000年代 初頭従来型チラー冷却産業用水冷チラーが主流。現在も一部で稼働2012年〜外気冷却の導入温帯地域で外気のみで冷却。年間の大半を水不要で運用2015年海中データセンター実験Pr