Microsoft

Windowsでマザーボードの型番を確認する3つの方法

Windows

Windowsでマザーボードの型番を確認する3つの方法

PCのマザーボード情報は筐体を開けなくてもWindowsの標準機能で確認できる。3つの方法のうち1つは間もなく使えなくなる。 なぜマザーボードの型番を知る必要があるのか メモリの増設、BIOSのアップデート、CPUやグラフィックボードの交換。いずれもマザーボードの型番を知らなければ始まらない。確認せずにパーツを買えば、そもそも取り付けられない可能性がある。 マザーボードの型番を調べる最も確実な方法は筐体を開けて基板上の印字を読むことだが、ノートPCや省スペース型のデスクトップPCでは分解のハードルが高い。Windowsにはこの情報をソフトウェアから読み取る手段が3つ用意されている。 いずれの方法も、SMBIOS(System Management BIOS)というハードウェア情報の仕様にPCメーカーが正しくデータを書き込んでいることが前提になる。一部の機種では、型番の欄に「To Be Filled By O.E.M.」と表示されることがある。その場合はPCメーカーの公式サイトでシリアル番号から製品情報を確認する必要がある。 システム情報(msinfo32)で確認する 最

TDF、OOXML形式を「Microsoftのロックイン兵器」と批判

LibreOffice

TDF、OOXML形式を「Microsoftのロックイン兵器」と批判

LibreOfficeの開発母体が、DOCX・XLSX・PPTXに依存する構造の危険性を改めて指摘した。背景にはドイツ政府のODF義務化やEuro-Officeとの対立がある。 7000ページの「標準」 The Document Foundation(TDF)の創設メンバー、イタロ・ヴィニョーリ(Italo Vignoli)氏が7月17日、ブログ記事を公開した。Microsoft Officeの独自ファイル形式がユーザーを同社製品に縛り付けている、という批判だ。 この批判自体は以前から繰り返されてきた。今回ヴィニョーリ氏があらためて焦点を当てたのは、標準化プロセスと実態の乖離だ。 OOXML(Office Open XML)はISO/IEC 29500として国際標準化されている。形式的にはオープンな規格だ。 しかし仕様は約7000ページに及び、Microsoft Officeの既存の動作をXMLの形に落とし込んだもので、レガシー機能や非公開の実装仕様が含まれる。第三者が完全に実装することは事実上不可能とされる。 さらに決定的な問題がある。OOXMLにはStrictとTra

Microsoft、WSUS全版で同期障害を確認 メタデータ蓄積が原因

Microsoft

Microsoft、WSUS全版で同期障害を確認 メタデータ蓄積が原因

企業のパッチ配信を支える仕組みが、週末を前に止まった。Microsoftはサーバー側の修復を進めているが、復旧時期は未定。 何が起きているか Microsoftは7月17日、WSUS(Windows Server Update Services)でサービス劣化が起きていることをWindows Release Health(リリース正常性)ダッシュボードで公表した。企業のWSUSサーバーで同期時間が大幅に伸びるか、同期そのものがタイムアウトする。 WSUSは、組織のIT管理者がMicrosoft製品の更新プログラムを社内ネットワーク経由で一括配信するための仕組みだ。承認した更新だけを、指定したタイミングで届けられる。 数千台の端末が一斉にインターネットから更新を取りに行く代わりに、WSUSサーバーが1回だけダウンロードして社内に配る。帯域の節約、更新前の検証、配信タイミングの制御。企業ネットワークの更新管理における基本インフラだ。 その同期機能が止まれば、7月の月例更新(Patch Tuesday)を含む最新のセキュリティパッチを端末に届ける手段が失われる。 メタデータの

Windows 11、7月更新が届かないDell全10機種が判明

Windows

Windows 11、7月更新が届かないDell全10機種が判明

Microsoftが一部のDell PCへの配信を止めた7月のセキュリティ更新KB5101650について、影響を受ける具体的なモデルが明らかになった。ワークステーションから旧世代のXPSまで、10機種に及ぶ。 業務用の上位モデルが中心 Windows 11の2026年7月セキュリティ更新KB5101650が、一部のDell PCで予期しないシャットダウンや過熱、バッテリー消費の加速を引き起こしている。Intel Innovation Platform Framework(IPF)ドライバとの非互換が原因だ。Microsoftは現地時間7月14日の配信直後にこの問題を認め、該当PCへの配信を停止した。 影響を受けるモデルはこれまで公表されていなかったが、今回、以下の10機種であることが判明した。 KB5101650配信停止の影響を受けるDellモデル モデル型番発売年ワークステーション(新命名規則)Pro Max 14 PremiumMA142502025年Pro Max 16 PremiumMA162502025年Pro Precision 7 14PW7142

Secure Boot証明書移行、OEM12社が疑問に回答

Windows11

Secure Boot証明書移行、OEM12社が疑問に回答

10月の最終期限を前に、IT管理者が抱えていた具体的な疑問に対し、MicrosoftとPC各社が同時に答えた。 12時間のQ&Aが残したもの 7月15日、MicrosoftはTech Community上でOEM Secure Boot Office Hoursを開催した。Acer、ASUS、Cisco、Clevo、Dell、富士通、Honor、HP、Lenovo、LG、Surface、Xiaomiの12社が参加し、太平洋時間の午前7時から午後7時までの12時間にわたってIT管理者の質問を受け付けた。 Secure Boot証明書の2011年チェーンから2023年チェーンへの移行が始まって3週間以上が経過している。Microsoft Corporation KEK CA 2011は6月24日に、Microsoft UEFI CA 2011は6月27日にそれぞれ期限切れを迎えた。残るMicrosoft Windows Production PCA 2011の失効は10月19日。IT管理者にとっては、自分の環境にある全デバイスの移行を完了させるか、少なくとも計画を確定させるまでの猶

ノートPCが「量子超越」を覆した2026年、量子コンピュータの現在地

量子コンピュータ

ノートPCが「量子超越」を覆した2026年、量子コンピュータの現在地

2026年は国連が定めた国際量子科学技術年にあたる。量子コンピュータをめぐる期待と現実の距離が、この1年半で急速に変わり始めている。 量子超越はどこへ行ったのか 2019年、Googleは量子プロセッサSycamoreが古典的なスーパーコンピュータで1万年かかる計算を200秒で終えたと発表した。量子コンピュータが古典コンピュータに対して圧倒的な計算能力を示す「量子超越(quantum supremacy)」の実証とされ、世界的なニュースになった。 ところが2026年5月、その前提を揺るがす論文がScienceに掲載された。 サイモンズ財団フラットアイアン研究所とボストン大学の研究チームが、量子コンピュータでしか解けないと主張されていた数百量子ビットの相互作用シミュレーションを、古典コンピュータで解いてみせた。テンソルネットワークと呼ばれる数学的圧縮技術と、1980年代の「ビリーフ・プロパゲーション(belief propagation)」アルゴリズムを組み合わせた手法だ。 驚くべきは、初期計算の一部が個人用のノートPCで実行されたという点にある。スーパーコンピュータですらな

Microsoft Teamsが社用Wi-Fiで出社を自動検知する新機能を展開開始、「監視ではない」とMicrosoftは主張

Microsoft

Microsoft Teamsが社用Wi-Fiで出社を自動検知する新機能を展開開始、「監視ではない」とMicrosoftは主張

Teamsに「Workplace Check-in」と呼ばれる勤務場所の自動検知機能が展開され始めた。社用Wi-Fiへの接続をきっかけに「オフィスにいる」というステータスを自動で更新する仕組みで、Microsoftは従業員監視を否定している。だが、組織の運用次第では出社管理に転用できる設計上の余地が残っており、批判が続いている。 Teamsのオンライン表示が「どこにいるか」まで拡張される Teamsにはもともと、同僚がオンラインかどうかを示すプレゼンス機能がある。緑のアイコンなら通話可能、黄色なら離席中で、会議に入ると赤に変わる。業務用チャットでは標準的な機能だ。 今回のWorkplace Check-inは、このプレゼンス機能を拡張し、「今どこで働いているか」まで表示する。Teamsデスクトップアプリ(Windows・macOS対応)が社用Wi-Fiへの接続を検知すると、勤務場所を「オフィス」や特定の建物名に自動更新する。Wi-Fiだけでなく、管理者が登録したモニターやドッキングステーションなどのデスク周辺機器への接続もトリガーになる。 Microsoftの公式ドキュメント

8GB Surface Laptopが動かなかった日

Windows11

8GB Surface Laptopが動かなかった日

Microsoftが自社のSurface Laptopを8GBで出荷した。レビューではまともに動かなかった。Windows 11の最低要件「4GB」は、もはや誰も信じていない数字だ。 Microsoftが作った8GB機を、Microsoftが動かせなかった MicrosoftはSurface Laptop 13インチの8GB/256GB構成を、949.99ドルで発売した。プロセッサはSnapdragon X Plus(8コア)。旧世代チップに、前モデルの半分のメモリ。Copilot+ PCの認定要件(16GB以上)を満たさず、Windows 11のAI機能はいずれも動かない。 この8GBモデルのレビュー。再起動直後、アプリを数本開いただけでメモリ使用量は4.2GBに達する。Teamsのビデオ通話にChromeのタブを数枚加えると、数秒間完全に止まる。Google Docsで文字を打つだけでも断続的に固まる。16GB版との差はCPUでもストレージでもなく、メモリ容量だけが原因だとレビューは結論づけている。 949.99ドルの製品が、ブラウザのタブを数枚開いただけで止まる。

Windowsゼロデイ「LegacyHive」制限付きPoCで公開

セキュリティ

Windowsゼロデイ「LegacyHive」制限付きPoCで公開

Nightmare Eclipse氏がWindowsの権限昇格ゼロデイ「LegacyHive」を公開した。公開版PoCは意図的に制限されているが、複数の研究者が管理者権限への到達を確認している。 570件のパッチを抜けて 7月14日のPatch Tuesdayで、Microsoftはセキュリティ脆弱性570件を修正した。過去最大規模の月例更新だ。 その数時間後、Nightmare Eclipse氏がWindowsの新たなゼロデイ「LegacyHive」の実証コード(PoC)をGitHubに公開した。対象はWindowsユーザープロファイルサービス(ProfSvc)。サインイン時にユーザープロファイルを読み込むコンポーネントだ。 この脆弱性を突くと、別のユーザーのレジストリハイブ(Windowsやアプリケーションの設定を格納するファイル)を不正にマウントできる。CVEは割り当てられていない。 全サポート中のWindows(デスクトップ・サーバ)で動作する。7月のパッチを当てた直後の環境でも防げない。 制限されたPoC、制限されていない本体 今回のLegacyHiveには

ナデラ氏、Fable 5を社内で「意味がない」と批判

AI

ナデラ氏、Fable 5を社内で「意味がない」と批判

Microsoftのサティア・ナデラ会長兼CEOが社内会議で、AnthropicのAIモデルFable 5のリクエスト制限を名指しで批判した。50億ドルを投じたパートナーへの異例の発言であり、背景にはモデルの「強さ」よりも「使いやすさ」へ重心を移すMicrosoftの戦略がある。 「ここまで制約された創作ツールがあっただろうか」 現地時間7月15日、ナデラ氏はCopilot AI開発チームとの会議でFable 5に言及した。 「Fableを使って、何かランダムなことを拒否されるたびに思う。ここまで編集上の制約を受けた創作ツールが、今まであっただろうか。意味がわからない」(ナデラ氏のCNBCへの発言記録) MicrosoftはAnthropicに最大50億ドルを出資し、Azure上でClaudeモデルを提供している。Copilot CoworkのエンジンにもClaudeが採用されている。出資者がパートナーの主力製品を社内で批判した形だ。 Microsoftはコメントを拒否した。Anthropicの広報担当者はコメントの求めにすぐには応じなかった。 Fable 5が背負った

Microsoft、Mythos対抗のAIセキュリティ製品を準備

AI

Microsoft、Mythos対抗のAIセキュリティ製品を準備

AIが発見する脆弱性の件数が急増するなか、Microsoftが顧客向けの対抗製品を今月にも投入するという。 「Project Perception」の輪郭 MicrosoftがAIを使った脆弱性発見の新製品を準備していることが、The Informationの報道で明らかになった。社内コードネームはProject Perception。今月中にもローンチする可能性があるという。 AnthropicのClaude Mythos Previewと同様に、ソフトウェアの脆弱性を自動で発見・修正する能力を企業に提供する。Mythos PreviewはProject Glasswingを通じて限定公開され、1万件以上の高深刻度の脆弱性を発見してきたが、運用コストの高さが課題とされている。 PerceptionはMicrosoft、OpenAI、AnthropicのAIモデルを組み合わせ、タスクごとに最適なモデルを選ぶモデルルーター方式を採用する。コストを抑えながら同等の能力を実現するのが狙いだ。 価格は未定とされている。 MDASHの延長線上にあるもの この製品がまったく新しい

XR、アムステルダムのデータセンター建設現場に化学攻撃

AI

XR、アムステルダムのデータセンター建設現場に化学攻撃

環境活動団体Extinction Rebellionのオランダ支部が、アムステルダムで建設中のMicrosoftデータセンターに化学薬品入りの水風船を投げ込んだ。抗議行動の手段が、プラカードから建造物の物理的な破壊へ踏み込んだ。 水風船に酸を詰めて投擲 現地時間7月15日深夜から16日未明にかけて、Extinction Rebellion(XR)のメンバーがアムステルダム西部ウェストポート地区のデータセンター建設現場を襲った。 XRオランダ支部が16日に公開した声明によると、過酸化水素、酢酸、塩、アクリル絵の具を混ぜた液体を水風船に詰め、フェンス越しに建設現場へ投げ入れた。標的は打設されたばかりの鉄筋コンクリート基礎で、XRは酸がコンクリートを劣化させ、過酸化水素と塩が鉄筋の腐食を加速させると説明している。 作業員のいない深夜を選び、ゴーグルとマスクを着用して実行したという。 実際にどの程度の被害が出たかは分かっていない。オランダ紙NRCによれば、施工会社Pure Data Centres(Pure DC)と緊急対応者は風船が投げ込まれた事実を認めたが、中身には言及しなかっ

Microsoft、Windows更新の用語混乱を認め公式整理文書公開

Windows 11

Microsoft、Windows更新の用語混乱を認め公式整理文書公開

Microsoftが、Windows更新プログラムの用語が混乱してきたことを認めた。種類ごとの定義を公式文書で統合整理し、今後の命名方針を示している。 用語が揃わないまま走り続けた更新体系 Microsoftのコミュニケーション部門シニアディレクター、クリス・モリッシー(Chris Morrissey)氏が7月9日、Windows IT Proブログに説明文書を公開した。同じ更新プログラムを「Bリリース」「品質更新」「セキュリティ更新」「月例累積更新」「LCU」(Latest Cumulative Update=最新累積更新)と5通りに呼ぶ人がいる。この混乱を、Microsoft自身が認めた格好だ。 背景にあるのは、Windowsの更新体系がここ数年で急速に枝分かれした事情だ。従来の月例セキュリティ更新と年次機能更新という二本柱に、ホットパッチ、CFR(Controlled Feature Rollout=段階的機能ロールアウト)、帯域外更新が加わった。呼び名はメディア、管理者、ツールの間でバラバラで、Microsoft自身のドキュメントにすら揺れがあった。 今回の文書は、そ

Microsoft、DellのIntel搭載PCへ7月更新の配信を停止

Windows

Microsoft、DellのIntel搭載PCへ7月更新の配信を停止

過去最大のセキュリティ更新が、一部のDell製PCでシャットダウンや過熱を引き起こした。Microsoftが配信を差し止めている。 USB-Cの新機能がIntelドライバーと衝突した Microsoftは現地時間7月14日、Windows 11向け累積更新プログラムKB5101650をリリースした。対処した脆弱性は570件。前月の206件を大きく上回り、Patch Tuesday史上最大の規模になった。 配信の翌日、Microsoftは同更新プログラムの一部をDell製PCに対して差し止めた。Intelプロセッサーを搭載した一部のDellデバイスで、予期しないシャットダウン、性能低下、発熱の増大、バッテリー消費の加速が起きるためだ。 KB5101650配信停止までの経緯 6月23日プレビュー更新KB5095093を配信USB-C接続マネージャーに新インターフェースを追加テスト期間Dellが不具合を検知内部テストでIntelドライバーとの競合を発見、Microsoftに報告7月14日KB5101650リリース(月例更新)脆弱性570件を修正。悪用済みゼロデイ2件を含