Mini Shai-Hulud

OSSの信頼は壊れていた。直す前に証明された

セキュリティ

OSSの信頼は壊れていた。直す前に証明された

4か月、1,000パッケージ、週間ダウンロード合計5億。TeamPCPという脅威アクターが突きつけたのは、新しい手口ではなく、業界が長年見て見ぬふりをしてきた事実そのものだった。 既知の欠陥が、最悪の形で現実になった オープンソースの信頼モデルには構造的な欠陥がある。研究者も開発者も、それを知っていた。レジストリに公開されたパッケージの正当性を、ほとんどの組織は検証していない。CI/CDパイプラインは上流のコードを自動で取り込み、テストし、本番に流す。その連鎖のどこか一点が汚染されれば、下流すべてに広がる。 知っていて、直さなかった。 2026年2月末、TeamPCPがその穴を突き始めた。最初の標的は脆弱性スキャナーTrivy。Aqua SecurityのGitHub Actionsワークフローに残った未失効のトークンを利用し、公式リリースチャンネルを制圧した。セキュリティツールが、攻撃の入口になった。 そこから連鎖は止まらない。Trivyで盗んだ認証情報でCheckmarxのKICSを侵害し、LiteLLM、Bitwarden、TanStack、AntVへと波及した。5月

マイクロソフトが警告。PyPI mistralai汚染、import時に全消去の罠

セキュリティ

マイクロソフトが警告。PyPI mistralai汚染、import時に全消去の罠

Mistral AI公式のPyPIパッケージv2.4.6が侵害された。importしただけで認証情報が抜かれ、特定の国にいると6分の1の確率で rm -rf / が走る。マイクロソフトが日本時間5月12日に警告した。 マイクロソフトが日本時間5月12日に警告 Mistral AI公式のPython SDK、mistralai パッケージv2.4.6が侵害されている。pip経由でインストールしてLinux環境でimportした瞬間、悪意あるコードが裏で動き出す。 注入箇所は mistralai/client/__init__.py の冒頭。パッケージを使うコードがimport文を書いた段階で、ユーザーが何かをクリックする前に処理が走る。 Microsoft Threat Intelligenceがこの事実を投稿で公開した。 Microsoft is investigating mistralai PyPI package v2.4.6 compromise. Attackers injected code in mistralai/client/__init__.py tha