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NVIDIA、AI生成動画を22ミリ秒で見破る検出器を発表

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NVIDIA、AI生成動画を22ミリ秒で見破る検出器を発表

SIGGRAPH 2026で発表されたSynthetic Video Detectorは、1080p映像をフレーム単位で解析し、AI生成か否かを判定するNIMマイクロサービスだ。精度は非圧縮で最大92%。Wowzaとの連携により、170か国のライブ配信インフラに組み込まれる。 22ミリ秒の判定 2024年1月、英国の大手エンジニアリング企業アラップ(Arup)の香港オフィスで、経理担当者がビデオ会議に参加した。画面にはCFOと同僚が映っていた。全員がAI生成のディープフェイクだった。指示に従い、15回の送金で約2560万ドルが流出した。 2026年4月にはフロリダ州で、男がAI生成の3秒間の動画を保安官代理に見せ、パトカーへの侵入を虚偽通報した。保安官代理は実際に武器に手をかけて対応している。 FBIは2025年の年次報告で初めて「AI関連」を犯罪の分類項目に加え、2万2000件超の被害申告と約8億9300万ドルの損害を記録した。ガートナー(Gartner)の2025年9月の調査では、302の組織のうち62%が過去12か月間にディープフェイクによる攻撃を受けている。 NVI

NVIDIA、DLSS 5の制御ツールをSIGGRAPHで初公開

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NVIDIA、DLSS 5の制御ツールをSIGGRAPHで初公開

3月に炎上したDLSS 5が、具体的な開発者向けコントロールを伴ってSIGGRAPHに戻ってきた。3種のモデル選択、オブジェクト単位のマスキング、強度スライダー。NVIDIAが示したのは「アーティストが最終画面を決める」仕組みだ。 3月の傷跡、7月の回答 3月のGTC 2026で披露されたDLSS 5のデモ映像は、キャラクターの顔が元のデザインと大きく変わっているとして批判を浴び、YouTubeの公式トレーラーには8割超の低評価がついた。NVIDIAは開発者にアーティスティックな制御権があると主張したが、その制御が具体的にどう機能するのかは見せていなかった。 現地時間7月20日、ロサンゼルスで開催中のSIGGRAPH 2026基調講演で、NVIDIAはその「どう」を初めて公開した。DLSS開発を率いるエドワード・リュウ(Edward Liu)氏が技術的な背景を説明し、クリエイティブアーティストのガフ(Gaff)氏がライブデモで制御ツールを操作して見せた。 レンダリングの上に「生成」を重ねる DLSS 5の位置づけは、従来のDLSSとは根本的に異なる。リュウ氏の説明によれば

Firefox 153、LinuxのGPU動画再生に新経路

Linux

Firefox 153、LinuxのGPU動画再生に新経路

7月21日公開のFirefox 153が、LinuxのGPU動画デコードにVulkan Video経由の新経路を加える。新しいESRも兼ねるリリースだ。 VA-APIに代わる経路 FirefoxはLinuxの動画再生にVA-APIを採用してきた。IntelとAMDのオープンソースドライバはこのAPIをネイティブにサポートしているが、NVIDIAのプロプライエタリドライバは対応していない。 NVIDIA GPUでハードウェアデコードを使うには、コミュニティが開発したnvidia-vaapi-driverが間に入り、VA-APIの呼び出しをNVDECに変換する必要があった。 この回避策はドライバやブラウザのアップデートのたびに動作しなくなることがあり、気づかないうちにCPUデコードに戻っている場合もあった。 Firefox 153は、この構造を迂回するVulkan VideoデコードパスをFFmpegVideoDecoderに追加した。VA-APIを経由せず、Vulkan Videoの拡張機能を通じてGPUに直接デコードを委ねる。 開発を主導したのはNVIDIA技術者のティム

Noetra、Rubin GPU2万7500基の国策AI基盤を発表

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Noetra、Rubin GPU2万7500基の国策AI基盤を発表

44社が出資するNoetraが、NVIDIAの次世代GPU2万7500基と140メガワット級データセンターを2028年6月に稼働させる計画を打ち出した。電力調達と立地は白紙のままだ。 44社連合の素性 国内でAIモデルを開発する企業にとって、計算資源の確保は長年の課題だった。潤沢なGPUを持つ海外ハイパースケーラーに対し、国産勢は順番待ちを強いられてきた。2026年7月16日、その状況を変えうる計画が出た。 ソニーグループ、ソフトバンク、NEC、本田技研工業の4社を中核に据えた新会社Noetra(ノエトラ)が、NVIDIAの次世代Rubin GPU約2万7500基と140メガワット級データセンターの構築を発表した。 Noetraは7月1日に事業を開始した。本社は東京都渋谷区。代表取締役社長の丹波廣寅(たんば ひろのぶ)氏は、ソフトバンク傘下のSB Intuitionsで国産LLM「Sarashina」の開発を率いた人物だ。 出資企業は合計44社。旭化成、KDDI総合研究所、メガバンク3行(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)、AIスタートアップのPreferred N

ファンCEOの革ジャン、96万ドルで落札

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ファンCEOの革ジャン、96万ドルで落札

サザビーズのチャリティオークションに出品されたNVIDIA CEOジェンスン・ファンのレザージャケットが、事前見積もりの16倍で落札された。 見積もり4万〜6万ドル、結果96万ドル 7月17日(米国時間)、サザビーズのオンラインオークション「The CEO's Uniform(CEOの制服)」が終了した。出品物は1点だけ。ジェンスン・ファンが着用し、サインを入れたトム・フォードの黒いレザージャケットだ。 ハンマープライス(落札価格)は96万ドル(約1億5600万円)。サザビーズが設定した事前見積もり4万〜6万ドルの16倍に達した。入札者は45人、入札回数は65回。 新品のトム・フォード製レザージャケットは5,000〜9,000ドル程度。2024年のGTC基調講演でファンが着ていたリザード型押しモデルでも約8,990ドルだった。96万ドルはジャケットの値段ではない。 「着用済み」であることの価値 落札品は、2023年10月18日に台北で開催されたHon Hai(鴻海/Foxconn)Tech Dayでファンが着用したもの。鑑定機関のPSA(Professional Spo

Intel元CEO、NVIDIAのGPUを「鼻で笑った」と告白

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Intel元CEO、NVIDIAのGPUを「鼻で笑った」と告白

Intel元CEOのゲルシンガー氏が、NVIDIAへの軽視、株主への1000億ドル還元、10年間の工場未建設というIntelの失敗を率直に語った。 技術者がいない経営の代償 パット・ゲルシンガー氏(Pat Gelsinger)がポッドキャスト「All-In」に出演し、Intel元CEOとして同社がどこで道を誤ったのかを振り返った。 18歳でIntelに入社し、アンドリュー・グローブ(Andy Grove)やゴードン・ムーア(Gordon Moore)のもとで育った。初めてエグゼクティブスタッフに加わったとき、20人中15人が博士号を持つ技術者だったと振り返る。 その文化が途切れたことが問題の始まりだった。技術者出身のリーダーが去り、経営の中枢を財務畑の人材が占めるようになった。2021年にゲルシンガー氏がCEOとして復帰するまで約15年間、Intelのトップに技術者はいなかった。 復帰前の5〜6年間だけで、Intelが配当と自社株買いで株主に返した金額は1000億ドルにのぼるという。「あの1000億ドルがバランスシートにあったら」と同氏は嘆いた。 復帰したとき、Intel

中国AIトークン消費、2年で1000倍超に 企業内「通貨」化が加速

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中国AIトークン消費、2年で1000倍超に 企業内「通貨」化が加速

中国のAIトークン消費量が2年間で1000倍を超えた。トークンは課金単位を超え、企業の生産性指標や国家のKPIにまで膨らんでいる。だが底値競争を仕掛けたDeepSeekが、ピーク時間帯に限り料金を引き上げる。 140兆の衝撃 中国国家データ管理局のリウ・リエホン(劉烈宏)局長が3月23日、中国発展高層フォーラムで数字を公表した。中国国内のAIトークン日間消費量は、2024年初頭の1000億から2025年末に100兆へ、2026年3月には140兆に達している。 トークンとは、AIが情報を処理する最小単位だ。中国ではこれを「詞元(ツーユアン)」と呼ぶ。リウ氏はフォーラムの演説で、トークンを「智能時代の価値のアンカーであり、技術供給と商業需要を結ぶ決済単位」と位置付けた。 2年で1000倍超。AIは実験室を出て、中国経済の日常に食い込んだ。 月間10億トークンでも「普通」 バイトダンスで北京勤務の社員がサウスチャイナ・モーニング・ポストに匿名で語った。月間で約10億トークンを消費しているが、それでも部内の消費ランキングでは上位にすら入らないという。 バイトダンスの火山エンジ

RTX 50 SUPERの実物がボードパートナーに到着、販売は保留

GPU

RTX 50 SUPERの実物がボードパートナーに到着、販売は保留

NVIDIAのRTX 50 SUPERシリーズが、ボードパートナーの手元に届いた。製品として出荷できる状態にあるが、販売の許可は下りていない。3GB GDDR7メモリの価格がまだ固まらないことが理由だという。 カードは存在する、売れないだけだ 少なくとも1社のNVIDIAのボードパートナーが、RTX 50 SUPERシリーズのカードを受け取ったという。ハードウェアの準備は完了し、内部仕様やプロトタイプの段階はすでに超えている。 にもかかわらず、NVIDIAはボードパートナーに対して販売を許可していない。新たな発売日程も示されていない。 RTX 50 SUPERシリーズは、2025年夏にスペックがリークされて以来、延期と復活を繰り返してきた。CES 2026での発表が期待されたが実現せず、無期限延期が報じられ、一時は計画自体の消滅すら取り沙汰された。2026年6月に入ってリーカーのMEGAsizeGPU氏が「back on track」(軌道に戻った)と投稿し、7月上旬にはSeasonicの電源計算機にRTX 50 SUPERの3モデルが登録された(翌日削除)。 R

NVIDIA、日本の国家AI基盤にRubin GPU 2万7500基を供給

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NVIDIA、日本の国家AI基盤にRubin GPU 2万7500基を供給

経産省が進めるフィジカルAI国家プロジェクトの演算基盤が、具体的な姿を見せた。 GPU 2万7500基、140MW。Noetra AIファクトリーの中身 NVIDIAは7月16日、日本のNoetra(ノエトラ)と共同で、Vera Rubin NVL72ラック382基・140MWのAIファクトリーを構築すると発表した。Rubin GPU 2万7500基とVera CPU 1万3750基を搭載し、NVIDIA DSXプラットフォームを基盤にSpectrum-Xイーサネットで接続する構成だ。 この施設が支えるのは、経済産業省が主導する「FRONTia」プロジェクトだ。正式名称は「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」。NEDOが2026年3月から4月にかけて公募を実施し、6月30日にNoetraと産業技術総合研究所(産総研)を採択した。 NoetraのCEO丹波廣寅(タンバ・ヒロノブ)氏は中核5社の共同発表で、2027年4月に着工し、2028年6月に稼働を開始する計画を明らかにしている。それまでの期間は、国内のAI計算基盤を使ってモデル開発を先行さ

NVIDIA、Jetson Thor T3000/T2000を発表 ロボットの量産時代を70Wで切り開く

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NVIDIA、Jetson Thor T3000/T2000を発表 ロボットの量産時代を70Wで切り開く

NVIDIAがJetson Thorの下位モデル2機種を投入した。フラッグシップと同等の推論性能を半分の電力に収めたT3000と、40Wのエントリー機T2000で、ロボティクスのコスト障壁を崩しにかかる。 865 TFLOPSを70Wに収める NVIDIAは現地時間7月15日、Jetson Thorシリーズの新モジュールT3000とT2000を発表した。ジェンスン フアン(Jensen Huang)CEOが日本を訪問中で、フィジカルAI関連の発表が相次いでいる。 Jetson Thor T3000は、フラッグシップであるT5000の性能をおよそ半分のサイズと電力で実現するモジュールだ。FP4演算性能は865 TFLOPS。NVIDIA Blackwell GPUに8コアのArm Neoverse CPUを組み合わせ、32GBのLPDDR5Xメモリ(帯域273GB/s)と25GbE接続を備える。消費電力は70W。 NVIDIAの公称では、LLMやVLM、ワールド基盤モデルといったマルチモーダル推論において、T3000はT5000とほぼ同等の推論性能を発揮する。T5000は128

Thinking Machines、初のモデルInklingを公開

AI

Thinking Machines、初のモデルInklingを公開

OpenAI元CTOミラ・ムラティのAIスタートアップが、設立から約1年半で初の自社モデルを世に出した。最強は名乗らない。狙いはカスタマイズの素材だ。 9750億パラメータ、ただし「最強ではない」 Thinking Machines Labは現地時間7月15日、初の自社開発AIモデルInklingを公開した。オープンウェイトで、誰でもダウンロードして改変できる。 総パラメータ数は9750億。Mixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャにより、1つのタスクで実際に動くのは約410億パラメータに限られる。テキスト、画像、音声、動画の45兆トークンで事前学習され、推論時はテキスト・画像・音声を受け付ける。出力はテキストのみ。コンテキストウィンドウは最大100万トークン。 公式資料にはこう記されている。Inklingは「現時点でクローズド・オープンを問わず、最強のモデルではない」。自社モデルの発表でここまで率直に書く企業は珍しい。 特定の領域で突出するのではなく、推論、コーディング、マルチモーダル、指示追従、安全性にわたって安定したスコアを出す設計だ。コーディングベ

NVIDIAフアンCEO、セガとの30周年を祝いに秋葉原へ

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NVIDIAフアンCEO、セガとの30周年を祝いに秋葉原へ

「ジャパン・パッシング」と呼ばれた素通りから約1カ月。ジェンスン・フアンが東京に現れた。目的は回顧だけではない。 セガが救った会社の、30年後 7月15日、秋葉原のゲームセンターGiGO 3号館に、時価総額で世界最大の企業を率いる男が立っていた。 NVIDIAのジェンスン・フアン(Jensen Huang)CEOが来日し、セガとの提携30周年を記念する招待制イベントに登壇した。セガの里見治紀CEO、内海州史社長、バーチャファイターの生みの親である鈴木裕氏、元社長の入交昭一郎氏も顔を揃えている。 NVIDIAとセガの関係は1995年にさかのぼる。NVIDIAの最初のチップNV1は、セガと組んでPCにバーチャファイターを持ち込んだ。しかしNV1は商業的に失敗し、次世代チップNV2の開発も頓挫する。NVIDIAは倒産寸前に追い込まれた。 そのとき、当時のセガ経営陣が契約金の全額(500万ドルとも700万ドルとも伝えられている)をNVIDIAに支払った。開発が破綻した相手への支払い義務はない。にもかかわらずセガは支払い、NVIDIAは生き延びた。その資金でフアンは方向転換し、199

AMD、ドライバに最大8Xのフレーム生成設定を埋め込む

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AMD、ドライバに最大8Xのフレーム生成設定を埋め込む

AMDのRadeonドライバから、マルチフレーム生成の倍率設定が最大8Xまで見つかった。NVIDIAの6Xを上回る数字だが、現時点では動作しない。 ドライバに隠れていた8Xの選択肢 Chiphellフォーラムのユーザーが7月11日、サードパーティ製のRadeonドライバ管理ツールRadeonTunerを使って、Adrenalin 26.6.2 WHQLドライバの隠し設定を発見した。 Radeon RX 9070 XTにFSR 4.1.1のオーバーライドライブラリ(V. 2.3.0.2740)を組み合わせた環境で、「グラフィックス」タブの「FSR」パネルに新しい項目が出現した。FSR Multi Frame Generation Ratioの選択肢は1Xから8Xまで並んでおり、既存のドライバには存在しなかった。 同時に見つかったのが、FSR Multi Frame Generation Override、FSR Ray Regeneration Denoiser Override、FSR Neural Radiance Caching

SK Hynix CEO「2027年は史上最悪」、265億ドル上場初日に

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SK Hynix CEO「2027年は史上最悪」、265億ドル上場初日に

メモリ業界のトップが、供給不足の終わりが見えないと認めた。巨額の投資を重ねても、需要に追いつけない現実がある。 265億ドルを手にした日の警告 SK HynixのNasdaq上場は、数字の上では好調な滑り出しだった。 現地時間7月10日、ADR(米国預託証券)の取引が始まり、公開価格149ドルに対して初日の終値は168ドル。約13%の上昇で取引を終えた。調達額は265億ドル(約4兆3000億円)。外国企業による米国初上場としては史上最大の規模になる。 その日、CEOのクァク・ノジョン(Kwak Noh-jung)氏がReutersとBloombergの取材に応じた。祝賀ムードの中で、同氏の口から出たのは警告だった。 クァク氏によれば、来年2027年はメモリ業界にとって供給面で史上最悪の年になる。顧客の需要は増え続けているが、生産能力には限界がある。需要が供給を上回る状態は2030年を超えても続くという。 メモリ不足が長期化するという見通し自体は新しくない。3月にはSKグループ会長のチェ・テウォン(Chey Tae-won)氏が、構造的なウェーハ不足が20%を超えており20