ゲーム
GTA VI発売半年前、Rockstar労組が表舞台へ
史上最大級の売上が見込まれるGTA VIの発売まで半年を切ったこのタイミングで、Rockstar Gamesの開発者たちが労働組合の公式発足を宣言した。2025年10月に解雇された31名の組合員を中心に、英国5拠点に広がる組織が法廷闘争に臨む。ゲーム業界の労働環境を問う、静かで重い一手だ。 「GTAファンが待っていた動画」 5月28日、英国独立労働者組合(IWGB)傘下の「Rockstar Game Workers Union」が公式に発足を宣言した。エディンバラ、ロンドン、リーズ、リンカーン、ダンディーの英国全5拠点に組合員を擁する。発表は動画の形で行われ、そのタイトルにはこうある——「GTAファンが待っていた動画」。GTA VIの新映像を期待してクリックした人を、労働組合の告発動画に引き込む仕掛けだ。挑発的だが、計算されている。 組合が掲げる要求は3つ。給与の透明性、柔軟な働き方、そしてクランチの撤廃だ。いずれもゲーム業界が長年抱えてきた構造的な問題であり、目新しくはない。だが今回、これらの言葉にはRockstarという固有名詞と、31名の解雇という具体的な痛みが伴っている