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AIコーディングが見落とした脅威。jqwikとShai-Hulud

セキュリティ

AIコーディングが見落とした脅威。jqwikとShai-Hulud

Javaのテストライブラリに追加されたたった1行のプロンプトインジェクションが、AIコーディングエージェントの利用者を激怒させた。利用者側は法的措置をちらつかせ、GitHubのイシューを荒らし、開発者を「悪人」呼ばわりする騒動にまで発展した。だが同じ時期、npmとPyPIでは本物のサプライチェーンワームShai-Huludが471のパッケージに感染し、開発者の認証情報を次々と盗み出していた。AIエージェントを狙い撃ちにしたそのワームに対し、エージェント側の防御はまだ追いついていない。この非対称が、AIコーディングのいまを映し出している。 45年コードを書いてきた男の抗議 ドイツの開発者ヨハネス・リンク(Johannes Link)氏。プログラミング言語Groovyの貢献者であり、JUnit 5のプラットフォーム設計にも携わった人物だ。2017年から個人の時間を注ぎ込み、Javaのプロパティベーステストエンジン jqwik を開発してきた。テストコードに約10万行。そのほぼすべてをリンク氏がひとりで書いた。 リンク氏は2023年からAIによるコード利用を明確に拒否してきた。コント

Chrome拡張108本がC2共有、Telegram乗っ取りも

セキュリティ

Chrome拡張108本がC2共有、Telegram乗っ取りも

Chromeウェブストアに並ぶ108本の拡張機能が、同一のC2サーバーに接続する一大マルウェアネットワークを形成していた。15秒ごとにTelegramセッションを盗む拡張まで含まれている。 2万インストール、108本、単一サーバー セキュリティ企業Socketの調査チームが発表した報告は、数字だけ見ると地味だ。Chromeウェブストアに並ぶ108本の拡張機能が、すべて同じ指令サーバー「cloudapi[.]stream」に接続していた。合計インストール数はおよそ2万件。派手ではない。だがこの「派手ではなさ」こそが、今回の作戦のしたたかさを物語っている。 5つの出版社名義(Yana Project、GameGen、SideGames、Rodeo Games、InterAlt)で拡張が登録され、外見上は無関係のゲームやユーティリティとして散らばっていた。小さな拡張の群れが、裏側では単一のインフラに吸い込まれていた、という構図だ。 Socketはすでにテイクダウン申請を出しているが、記事公開時点で拡張群はまだ生きている。 15秒ごとに盗まれるTelegramセッション 今回の