ACPI

AIが直した36秒、AIが間違えた原因

Linux

AIが直した36秒、AIが間違えた原因

ASUS ROG Strix G16のLinux起動が36秒も止まる。Ryzen 9に32GBメモリを積んだハイエンドノートでだ。Gemini 3.5 Flashが原因を突き止め、カーネルパッチまで生成した。GoogleのAI開発プラットフォームAntigravity上での作業だ。起動時間は正常に戻った。ただし、AIが示した「原因」は間違っていた。 36秒の沈黙 ASUS ROG Strix G16 G614は、日本でもRyzen 9 9955HX3D搭載モデルが販売されているゲーミングノートだ。Linuxを入れると、カーネルの起動だけで約36秒かかる。電源を入れてからデスクトップが出るまでの時間ではない。カーネルそのものの起動が36秒止まる。 この問題は以前からASUSフォーラムでも報告が上がっていた。G614の複数のサブモデルで同じ症状が見つかり、ファームウェアのバージョンによっては回避策もなかった。Linuxを使うユーザーにとっては、せっかく買ったハイエンド機がまともに起動しない状況だ。 Geminiの診断 マルコ・スカルドヴィ(Marco Scardovi)氏は、

RyzenのブーストクロックをOSに直接見せる、AMDの新提案

AMD

RyzenのブーストクロックをOSに直接見せる、AMDの新提案

AMDがRyzenの最大ブースト周波数を、OSに直接読み取らせる仕組みを準備している。これまでOSは性能値からの線形補間で推測していたが、ファームウェアが実値を返せば、推測の誤差そのものが消える。ただし規格化はこれからで、Windows対応は未定だ。 OSがブーストクロックを「推測」していた、これまでの構造 AMDのLinuxエンジニア、マリオ・リモンチェッロ(Mario Limonciello)が5月4日にLinuxカーネルメーリングリストへ投稿した5本のパッチシリーズで、その存在が明らかになったとwccftechが伝えている。新しい仕組みは「HighestFreq」と呼ばれるCPPCのレジスタで、コアごとの最大ブースト周波数をファームウェアからOSへ直接渡す。 CPPC(Collaborative Processor Performance Control、協調的プロセッサ性能制御)は、ファームウェアとOSがCPUの性能制御について情報をやり取りする仕組みだ。RyzenとEPYCはこれを使って、OSに「どのコアが速いか」「どの順番で使うべきか」を伝えている。Windows