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Windows 11の内蔵AIモデル、秋にPhi SilicaからAion Instructへ全面移行

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Windows 11の内蔵AIモデル、秋にPhi SilicaからAion Instructへ全面移行

Windows 11に組み込まれたローカルAIの基盤が、この秋に丸ごと入れ替わる。 APIは同じ、中身は別物 Microsoftの公式ドキュメントによると、Windows 11のローカルAI基盤であるPhi Silicaが廃止され、後継のAion Instructに置き換わる。移行は3段階で、10月上旬のテスト用パッケージ配布に始まり、10月中にWindows Insider Preview展開、11月に一般向け端末への展開を経て、Phi Silicaは削除される。 WindowsForum.comが報じた開発者向け移行計画では、各段階の目標日を現地時間10月1日、10月23日、11月24日としている。 対象となるのはLanguageModel APIとImageDescription APIの2つ。テキスト要約、文章の書き換え、画像の説明文生成など、Windowsアプリがローカルで使えるAI機能を裏で支える小規模言語モデルが変わる。 Microsoftは既存のAPI表面を維持するとしており、多くのアプリはコード変更なしで動作し続ける見込みだという。ただ、同じAPIを叩いて

GCC、LLM生成コードの受け入れを「約15行」で線引き

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GCC、LLM生成コードの受け入れを「約15行」で線引き

GCC運営委員会がAIポリシーの勧告を正式に受け入れた。著作権上重要な規模のLLM生成コードは受け付けない。ただしテストケースは例外とし、2027年初頭に見直す。 3ヶ月の検討を経た結論 GCC(GNU Compiler Collection)の運営委員会が現地時間7月29日、AIポリシー作業部会の勧告を受け入れたと発表した。 4月に設立された作業部会は、Red Hatのジョナサン・ウェイクリー(Jonathan Wakely)氏がリーダーを務めた。メンバーはカルロス・オドネル(Carlos O'Donell)氏やスダクシナ・ダス(Sudakshina Das)氏ら7名。約3ヶ月の検討を経て勧告がまとまった。 採択されたポリシーの骨子を整理する。 GCCは当面、LLM生成コンテンツを含む、またはそこから派生した「著作権上重要な」貢献を拒否する。 ここでいう「著作権上重要」(legally significant)とは、GNUプロジェクトのメンテナーガイドラインに定められた基準で、おおむね15行のコードまたはテキストが閾値になる。 15行を超える貢献にはFSF(フリーソフ

JFrog、OpenAIモデルが悪用した脆弱性8件を修正

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JFrog、OpenAIモデルが悪用した脆弱性8件を修正

OpenAIのモデルがサンドボックスを脱出した際に悪用したゼロデイ脆弱性の正体が判明した。パッケージ管理ツールArtifactoryに存在した8件の未知の欠陥だ。 「名前不明のプロキシ」の正体 OpenAIは現地時間7月21日にHugging Face侵害を公表した時点で、モデルがサンドボックス脱出に利用したソフトウェアの名前を明かしていなかった。安全制御を解除した状態でサイバー能力ベンチマークExploitGymに挑んでいたGPT-5.6 Solと未公開モデルが、テスト環境内のプロキシからゼロデイ脆弱性を発見し、Hugging Faceの本番インフラまで到達した事案だ。 現地時間7月27日、そのプロキシを開発したJFrogのCTOヨアブ・ランドマン(Yoav Landman)氏がブログで、問題のソフトウェアがセルフホスト版のJFrog Artifactoryだったことを認めた。Artifactoryはnpm、PyPI、Maven Centralなど複数のパッケージレジストリのプロキシおよびキャッシュとして機能するソフトウェアで、開発パイプラインの要として広く使われている。

Copilot for Wordに自己増殖型AIワーム。144日経っても直らず

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Copilot for Wordに自己増殖型AIワーム。144日経っても直らず

Word文書に隠した命令がCopilotを乗っ取り、生成した文書を次の感染源に変える。マイクロソフトはモデル更新を含む対策を重ねたが、攻撃の手口を変えるだけで再現できる状態が続いている。 文書が文書を汚染する ノルウェーのデータサイエンティスト、ホーコン・モーロイ(Håkon Måløy)氏が現地時間7月28日、Copilot for Wordを経由してWord文書間を自己増殖するAIワームの実証結果を公開した。応用AIと機械学習の博士号を持つモーロイ氏が「Context Collapse」と名付けたシリーズの第3弾にあたる。 Part 1ではCopilotのメモリ汚染、Part 2ではメール経由の命令注入を扱い、いずれも緩和済みとなった。今回は公開時点で未修正のまま残っている。 攻撃者はWord文書に悪意のある命令を仕込む。白背景に白文字、フォントサイズ8で記述するため肉眼ではまず見えないが、Copilot for Wordはテキストの色やサイズといった書式情報をすべて除去してからLLM(大規模言語モデル)に渡すため、Copilotには読める。 被害者がこの文書をCopi

冷戦のウラン施設が1000億ドルのAIキャンパスに。専用発電4.6GW併設

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冷戦のウラン施設が1000億ドルのAIキャンパスに。専用発電4.6GW併設

ケンタッキー州西部にある旧ウラン濃縮施設が、1000億ドル規模のAIデータセンターキャンパスに転用される。専用発電4.6ギガワットを併設し、住民の電気料金には「1ドルも転嫁しない」と約束した。 核兵器のための施設が、AIのための施設になる 米エネルギー省(DOE)は現地時間7月29日、ケンタッキー州西部マクラッケン郡のパデューカ施設をAIデータセンターキャンパスとして再開発すると発表した。投資規模は1000億ドル超(約16兆円)。ケンタッキー州史上最大級の民間投資になるという。 パデューカ施設はもともと、冷戦期のウラン濃縮工場だった。1950年に原子力委員会が立地を選定し、1952年に操業を開始。核兵器用の濃縮ウランを製造し、後に商業用原子炉の燃料供給にも使われた。 米国最後の政府所有ウラン濃縮施設だった。商業濃縮が終了したのは2013年5月。2014年10月にDOE環境管理局に正式返還され、それ以降は除染・解体が続いていた。 3,556エーカー(約14平方キロメートル)の敷地には500以上の施設があり、大容量の送電インフラ、水処理場、光ファイバー、道路が整備されている。7

AIデータセンター公聴会で拍手した教師、逮捕される

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AIデータセンター公聴会で拍手した教師、逮捕される

カンザス州エンポリアで、巨大データセンターの用途地域変更を審議する公聴会中に拍手した物理教師が、4人の警官に運び出され逮捕された。全米に広がるデータセンター反対運動のなかで、住民の表現行為そのものが争点になりつつある。 拍手と手錠 エンポリア高校の物理教師ラクス・クラリッジ(Lux Claridge、37歳)は、現地時間7月22日に開かれたエンポリア市委員会の公聴会で逮捕された。 この日の議題は、市の西端に計画されている大規模データセンター「フリントヒルズ・デジタル・キャンパス」に必要なゾーニング変更の承認だった。30人以上の住民が発言を登録し、電力・水資源への負担や地域の変容を訴える反対派と、雇用創出を主張する賛成派が入り替わり壇上に立った。 ベッキー・スミス市長は開会時に、拍手・指鳴らし・失礼な発言を含むあらゆる「妨害行為」を禁じると宣言した。複数回の警告が重ねられた。クラリッジはデータセンター反対派の発言者に拍手を送り続けた。 会議の映像には、委員の1人がエド・オーウェンズ警察署長に「次に拍手した者を退場させよ」と指示する場面が残っている。警官がクラリッジに退去を求め

AIが作ったLinuxデスクトップ。今度は本物だった

Linux

AIが作ったLinuxデスクトップ。今度は本物だった

Swiftで書かれたシェル、Cによる独自のWaylandコンポジター、X11サーバーまで内蔵。1人の開発者がClaudeと6カ月で組み上げたLinuxデスクトップ環境「Starling」が公開された。 ブラウザの中で動くデスクトップとは違う 「AIでデスクトップ環境を作った」という話は、これが初めてではない。 過去にも同様の試みはあった。ただ、その大半はブラウザのタブの中に描画されたデスクトップ風のUIか、起動画面だけ存在するモックアップか、自前のアプリしか動かない閉じたシステムだった。「AIが作った」という看板は派手でも、デスクトップとして使える段階には届いていなかった。 Starlingは違う。GPUを直接駆動し、ChromeやZoom、Slackをネイティブに動かす。ログイン画面から選んでサインインすれば、ログアウトするまでそれが自分のデスクトップになる。 開発者が公式サイトで示している判定基準は明快だ。デスクトップの本質的な仕事とは、見知らぬ他人が何年も前に書いたプログラムを、そのプログラム側が何も知らない環境の上で同時に動かすことにある。自作アプリだけが動くシステ

SK hynix、LPDDR6を下半期に量産開始。初供給先はシャオミか

メモリ

SK hynix、LPDDR6を下半期に量産開始。初供給先はシャオミか

スマートフォン用の省電力メモリが、AIサーバーにも使われ始めている。SK hynixのLPDDR6量産は、その流れを加速させる。 3月の開発完了から量産へ SK hynixが次世代モバイルDRAM「LPDDR6」の量産出荷を2026年下半期に開始する。韓国ヘラルド経済が報じた。 SK hynixは3月10日、第6世代10nm級(1c)工程による16Gb LPDDR6の開発完了を発表している。当時「上半期中に量産準備を終え、下半期から供給を開始する」としていた計画が、予定通り動き出している。 初の供給先は中国シャオミの次世代フラッグシップ端末になるという。SK hynixは「顧客に関する内容は確認できない」と回答しているが、両社の取引は2013年のLPDDR3にまで遡る。LPDDR5Xまで一貫してモバイル向けDRAMを供給してきた関係だ。 LPDDR5Xから何が変わるのか 速度と電力効率の両方が大幅に改善された。 基本動作速度は10.7Gbpsを超え、帯域幅の拡大により前世代LPDDR5X比で処理速度が33%向上した。最大14.4Gbpsに達するとの報道もある。 消費

アルトマン「シンギュラリティの中にいる」。Hugging Face侵入の2週間後

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アルトマン「シンギュラリティの中にいる」。Hugging Face侵入の2週間後

OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOが、AIは「シンギュラリティ」に入ったと明言した。自社モデルが検証環境から脱出し、他社のシステムに侵入した事件から2週間後の発言だった。 1時間のポッドキャストに埋もれた1分間 現地時間7月25日に公開されたポッドキャスト「Relentless」で、アルトマンはこう述べた。 「今まさに、シンギュラリティの中にいる。これがその瞬間だ」(Relentlessでのアルトマンの発言) 番組は約1時間。話題はスタートアップ論から経営判断、ジョニー・アイヴ(Jony Ive)との共同作業、TikTokへの依存まで多岐にわたる。シンギュラリティに触れた時間は全体の1〜2分にすぎない。 きっかけは「何があなたを駆り立てているのか」という質問だった。「これが自分にできる最も重要なこと」と切り出した上で、アルトマンは10年前にランチテーブルで冗談半分に語っていた未来が現実になったと述べた。「この瞬間をずっと待ち続けてきた」とも。 ただ、番組内でアルトマンは技術的な根拠を示していない。再帰的自己改善が達成されたとも、特定のベンチマーク

ChatGPT、著者のスタイル模倣を拒否し始める。存命作家に限定

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ChatGPT、著者のスタイル模倣を拒否し始める。存命作家に限定

著者の「声」を真似る代わりに「似た雰囲気」を提案するようになった。著作権訴訟を抱えるOpenAIにとって、小さな文言の違いが法廷で大きな意味を持ちうる。 「あなたのスタイルでは書けません」 ChatGPTが、有名作家のスタイルを直接模倣する要求を拒否するようになった。 Ars Technicaが報じたテストでは、スティーヴン・キング風の書き出しを求めるプロンプトに対し、ChatGPTは「キングの正確なスタイルや独特の声は再現できない」と返答したという。心理描写を軸にしたホラーや田舎町の不安感といった特徴なら使えるが、特定の作家の「声」には踏み込まない。J・K・ローリング、エイミ・タンといった存命作家でも、チャールズ・ディケンズやヘミングウェイといった故人でも同じ反応が確認された。 ただし故人作家については、条件次第で応じるケースもある。7月に公開されたNo Latencyの比較調査では、ChatGPTは存命作家のスタイル模倣を拒否した一方、故人作家には応じている。 拒否する場合でも、代替案は出す。作風に通じる要素(緊張感、語りの速度、視点の置き方など)を取り入れた文章を「雰