ビル・ゲイツ

「コンテンツは王だ」と書いた男の会社が、王を潰しにかかっている

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「コンテンツは王だ」と書いた男の会社が、王を潰しにかかっている

1996年1月、ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏はMicrosoftの公式サイトに短いエッセイを掲載した。タイトルは「Content is King」。冒頭の一文はこうだ。「インターネットで本当に金を生むのはコンテンツだと私は考えている。放送がそうであったように」。30年前、まだテキスト中心で回線も遅かったウェブの未来を、ゲイツ氏は正確に言い当てた。 その予言は現実になった。ブログ、ニュースサイト、動画配信、ポッドキャスト。コンテンツが検索エンジンを通じて読者に届き、広告収入でつくり手に還元される。このサイクルを土台に数十億ドル規模の産業が育ち、インターネット経済の基盤になった。 いま、そのサイクルが壊れ始めている。壊しているのは、ゲイツ氏が共同創業した会社を含む巨大テック企業群だ。 30年越しの裏切り Googleが検索結果の最上部にAI Overviewを導入したのは2024年5月。検索ページの一等地にAIが生成した要約を置き、ユーザーが元記事をクリックしなくても「答え」を得られるようにした。 影響は数字に出た。Chartbeatが2026年3月に公表したデータに

ビル・ゲイツへの評価が変化 慈善活動と近年の批判を検証

テクノロジー

ビル・ゲイツへの評価が変化 慈善活動と近年の批判を検証

ビル・ゲイツ(Bill Gates)が数十年かけて築いてきたパブリックイメージが、もう修復できない段階に入った。マイクロソフトの年次CEOサミットから締め出され、バークシャー・ハサウェイの株主総会にも姿を見せなかった。かつて「世界で最も尊敬される人物」に選ばれた70歳の億万長者は、自ら共同創業した会社のイベントに今年は招かれなかった。 崩壊の経緯 事の発端は2026年1月末、米司法省がジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)関連の捜査資料300万ページ超を公開したことだった。そこにはエプスタイン氏とゲイツ財団スタッフの間で交わされたメール、ゲイツ氏とエプスタイン氏が並んで写った写真、そして顔を伏せた女性との写真が含まれていた。 ゲイツ氏はエプスタイン氏が未成年への性的搾取で有罪判決を受けた2008年より後の2011年から2014年にかけて、複数回にわたりエプスタイン氏と面会していたことが改めて裏付けられた。当時の妻メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏(Melinda French Gates)が2013年に懸念を伝えた後も、面会は続いていたと報じられている。 2月に