BitLocker

Secure Boot証明書移行、OEM12社が疑問に回答

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Secure Boot証明書移行、OEM12社が疑問に回答

10月の最終期限を前に、IT管理者が抱えていた具体的な疑問に対し、MicrosoftとPC各社が同時に答えた。 12時間のQ&Aが残したもの 7月15日、MicrosoftはTech Community上でOEM Secure Boot Office Hoursを開催した。Acer、ASUS、Cisco、Clevo、Dell、富士通、Honor、HP、Lenovo、LG、Surface、Xiaomiの12社が参加し、太平洋時間の午前7時から午後7時までの12時間にわたってIT管理者の質問を受け付けた。 Secure Boot証明書の2011年チェーンから2023年チェーンへの移行が始まって3週間以上が経過している。Microsoft Corporation KEK CA 2011は6月24日に、Microsoft UEFI CA 2011は6月27日にそれぞれ期限切れを迎えた。残るMicrosoft Windows Production PCA 2011の失効は10月19日。IT管理者にとっては、自分の環境にある全デバイスの移行を完了させるか、少なくとも計画を確定させるまでの猶

マイクロソフト、一部PCのセキュアブート更新を一時停止。確認方法

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マイクロソフト、一部PCのセキュアブート更新を一時停止。確認方法

6月に期限を迎えたセキュアブート証明書の更新が、一部のWindows PCで自動適用されないまま止まっている。マイクロソフトはファームウェア起因の既知の問題を公式に認め、該当するPCへの配信を一時停止した。 Windowsセキュリティに表示される2つの警告 マイクロソフトが6月29日付で公開したサポートドキュメントは、セキュアブート証明書を受け取れないPCを2つの状態に分類している。 1つ目が「一時停止」だ。Windowsセキュリティアプリの「デバイスセキュリティ」→「セキュアブート」を開くと、該当するPCには「既知の問題の影響を受けている」旨のメッセージが表示される。 マイクロソフトとPCメーカーが共同で原因を調査しており、修正が完了するまで証明書の配信を止めている。 2つ目が「非サポート」だ。ハードウェアやファームウェアの制限により、自動更新の経路自体が使えないPCに表示される。 メーカーのサポートが終了した古い機種や、ファームウェア更新の提供見込みがないPCがここに該当する。 セキュアブート証明書が届かないPCの2つの状態 一時停止非サポート表示既知の

6月の月例更新で、ごみ箱が「中身」を見せてしまう

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6月の月例更新で、ごみ箱が「中身」を見せてしまう

Windowsのごみ箱からファイルを完全に削除しようとすると、確認ダイアログに見覚えのない文字列が表示される。自分が削除した「レポート.docx」ではなく、「$R4K9MW.docx」。6月のセキュリティ更新を適用した全てのWindows環境で、この症状が確認されている。 ずっと隠されてきた裏側 Windowsのごみ箱は、見た目ほど単純な仕組みではない。ファイルをごみ箱に送ると、内部では $Rxxxxx というランダムな識別子にリネームされる。元の名前やパス、削除日時は別の $Ixxxxx ファイルにメタデータとして残る。エクスプローラーがこの2つを照合して、ユーザーには元のファイル名だけを見せていた。Windows Vista以降、この仕組みは一度もユーザーの目に触れることなく動き続けてきた。 6月9日に配信されたセキュリティ更新(Windows 11 24H2/25H2向けのKB5094126ほか)が、この内部名を表に出してしまった。ごみ箱の一覧では従来どおり正しいファイル名が並ぶが、ファイルを1つ選んで完全に削除しようとすると、確認ダイアログにはエクスプローラーが「翻訳」

Windows 11「勝手にアカウント、勝手に暗号化」問題の本質

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Windows 11「勝手にアカウント、勝手に暗号化」問題の本質

PCを買って電源を入れる。画面の指示に従って進めると、Microsoftアカウントでのサインインを求められる。スキップのボタンはない。ローカルアカウントで使いたい、あるいはそもそもアカウントなど持っていないという人にとって、この画面は壁だ。ローカルアカウントの選択肢が初期セットアップから消えて久しい。Microsoftの姿勢に変化の兆しが見えたかと思えば、結局はまた同じ議論に戻ってくる。 ローカルアカウント問題、また再燃 Redditに一つの投稿が立った。「初期セットアップにローカルアカウントの選択肢を戻してほしい」。Rufusやコマンドラインを使った回避策を教えるコメントが次々と付いたが、返答は一貫していた。「回避策はいらない。Microsoftに変えてほしいだけだ」と。 Please finally bring back the local account on the OOBE already in Windows 11 by u/2025Fishy in Windows11 この反応は、単なる不満の表明ではない。問題の所在を正確に指している。 Windows

セキュアブート証明書、期限目前に大規模配信へ

セキュリティ

セキュアブート証明書、期限目前に大規模配信へ

2011年に発行され、Windowsの起動を15年間守ってきたセキュアブート証明書が、6月24日に期限を迎える。Microsoftは6月のPatch Tuesdayで、後継となる2023年版の証明書を事実上すべてのWindows 11/10 PCへ一斉配信し始めた。多くのユーザーにとって必要な操作はゼロだが、その「何もしなくていい」には前提がある。 PCが起動しなくなる、は誤解 まず結論から入る。6月24日を過ぎても、2011年版の証明書のままのPCは普通に起動する。Windows Updateも止まらない。日常の操作は何も変わらない。 では何が起きるか。起動プロセスに対するセキュリティ更新を、今後受け取れなくなる。 具体的には、ブートマネージャーの更新、セキュアブートデータベースの失効リスト(DBX)の更新、そして新たに発見されたブートレベルの脆弱性に対する緩和策。これらがすべて届かなくなる。 この「届かなくなるもの」の中にDBXがある点が厄介だ。DBXとは、既知の悪意あるブートコンポーネントをブロックするための拒否リストで、BlackLotusブートキット(CVE-202

Windows 11の6月更新KB5094126で起動不能。修正が配信

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Windows 11の6月更新KB5094126で起動不能。修正が配信

6月9日に配信されたWindows 11の累積更新プログラムKB5094126で、一部のPCが起動できなくなる不具合が報告されている。HP製PCを中心に、ブラックスクリーン(BSOD)やBitLocker回復画面から先に進めなくなる事例が相次いでおり、企業の情シス担当者を中心に混乱が広がっている。 史上最多のセキュリティ更新が裏目に KB5094126(ビルド26200.8655 / 26100.8655)は、Windows 11 24H2/25H2向けの2026年6月Patch Tuesdayとして配信された。約200件のセキュリティ脆弱性を修正し、うち33件が「緊急」、公開済みのゼロデイも3件を含む。過去最多の月例更新であり、待望のLow Latency Profile(CPU性能ブースト機能)まで入っている。すべてのPCに適用すべき内容のはずだった。 ところが配信直後から、更新を適用したPCが起動しなくなったという報告が上がり始めた。 Anyone getting BSOD with 0xc0430001 error with new KB5094126 update

Microsoft Defender経由でBitLockerを回避するゼロデイ「GreatXML」を報告

セキュリティ

Microsoft Defender経由でBitLockerを回避するゼロデイ「GreatXML」を報告

Windowsのディスク暗号化BitLockerを、Defenderのオフラインスキャンが裏切る。GreatXML。Nightmare Eclipse氏が公開した8本目のWindowsゼロデイだ。一度でもオフラインスキャンを実行した端末を、恒久的に危険な状態に置く。修正パッチはない。 守る側の機能が、破る側の道具になった 6月9日の月例パッチで、Microsoftは既報のゼロデイ3件(YellowKey、GreenPlasma、MiniPlasma)にようやくパッチを当てた。過去最多となる約200件の修正を含む大型更新だった。 その数時間後にRoguePlanet。翌日にGreatXML。パッチを当てた同じ週に、次の穴が2つ開いた。 GreatXMLはBitLockerのバイパスだが、YellowKeyとは攻撃の入口が違う。狙われたのはMicrosoft Defenderのオフラインスキャンだ。OSが起動する前にディスクを検査する機能で、マルウェア調査に使われる。 問題は、このスキャンが回復パーティションの構成を変えてしまう点にある。GreatXMLはこの変化を突く。回復パ

Windows 11のKB5094126、CVE大量修正と性能改善を同時配信

Windows11

Windows 11のKB5094126、CVE大量修正と性能改善を同時配信

6月9日(現地時間)、Microsoftが配信を開始したWindows 11の2026年6月Patch Tuesday更新プログラム(KB5094126)は、ここ数年の月例更新の中でも異例の規模になった。修正された脆弱性は198件。2025年10月の167件を超え、Patch Tuesday史上最多の記録を塗り替えた。うち32件がCritical、ゼロデイが3件含まれる。 だが今月の更新が異例なのはセキュリティ面だけではない。「Low Latency Profile」と呼ばれるCPUブースト機能の正式展開、Bluetooth LEオーディオ共有、複数アプリでのカメラ同時利用、タスクマネージャーのNPU監視強化など、機能面でもここ数ヶ月の控えめな更新とは明らかに毛色が違う。対象はWindows 11バージョン25H2と24H2で、ビルド番号はそれぞれ26200.8655と26100.8655に更新される。 ゼロデイ3件、BitLockerが2件——セキュリティの中身 今月のゼロデイ3件は、いずれもパッチ公開前に情報が公になっていたもので、現時点では実際の攻撃への悪用は確認されてい

セキュアブート証明書の期限まで2週間、マイクロソフトが踏み込んだ回答

セキュリティ

セキュアブート証明書の期限まで2週間、マイクロソフトが踏み込んだ回答

セキュアブートを支えてきた証明書「Microsoft Corporation KEK CA 2011」の有効期限が6月24日に迫っている。マイクロソフトは6月4日、企業管理者向けに第2回のAMA(公開質疑応答セッション)を開き、前回で答えきれなかった現場の疑問に正面から答えた。 6月24日は「即シャットダウン」の日ではない 何が起きるのか。 セキュアブートは、電源投入直後にUEFIが「正規のブートローダーだけを起動させる」仕組みだ。この仕組みを管理する鍵の一つがKEK(キー登録キー)で、マイクロソフトが保持している。KEKを使って、信頼できるブートローダーのリスト(DB)や、危険なブートローダーを排除する失効リスト(DBX)を更新する。 「KEK CA 2011」については、セッションに登壇したスコット・シェル(Scott Shell)氏がハードリミットではないとした。既に配布済みのDB更新パッケージやレジストリを使った手動展開の仕組みは、期限後も機能し続ける。「レジストリキーと更新プログラムには終了日がない」と明言された。 何が変わるかというと、マイクロソフトが今後新しい

DellとHP、起動不能の原因はWindows 11ではなかった

PC

DellとHP、起動不能の原因はWindows 11ではなかった

PCが突然ブルースクリーンで再起動を繰り返す。BitLockerの回復キーを正しく入力しても、また同じ画面に戻される。Dellは自社サポートツールのバグを、HPはBIOSアップデートの不具合を認め、それぞれ対処法を公開した。 DellのBSODループ(原因はサポートツール) Dellが公式サポートアドバイザリで名指しした原因は、SupportAssist Remediationのバージョン5.5.16.0だ。Alienware SupportAssist Remediationの同バージョンも対象になる。 SupportAssist Remediationは、DellがPCにプリインストールする「SupportAssist」とは独立したサービスで、SupportAssist OS Recovery Toolsに含まれる。バックグラウンドで動くため、クラッシュの原因として気づきにくい。4月30日にこのバージョンが配信されて以降、ブルースクリーンと再起動ループの報告がDellおよびAlienware製PCで相次いだ。ユーザーの報告では、エラーコードはCRITICAL_PROCESS

Microsoftが折れた、ゼロデイ騒動の裏側

セキュリティ

Microsoftが折れた、ゼロデイ騒動の裏側

6週間で6件のWindowsゼロデイを公開し続けた匿名研究者に対し、Microsoftが法的措置を示唆して業界から総批判を浴びた一件。週末を挟んで、Microsoftはトーンを一変させた。だが問題は沈静化するどころか、新たな段階に入りつつある。 5月27日の声明が招いた炎上 経緯を手短に振り返る。Nightmare Eclipseを名乗る研究者が4月初旬からWindowsのゼロデイ脆弱性を次々と公開してきた件は既報の通りだ。BlueHammer(CVE-2026-33825)、RedSun(CVE-2026-41091)、UnDefend(CVE-2026-45498)、YellowKey(CVE-2026-45585)、GreenPlasma、MiniPlasma。計6件。いずれもMicrosoft DefenderやBitLockerといったWindowsの防御機構の根幹を突く脆弱性で、うち3件はCISAが悪用確認済みとしてKEVカタログに追加している。 Nightmare Eclipse事件の経緯 4月

Windowsゼロデイ6件を巡りMSRC対応に批判 開示プロセスを検証

セキュリティ

Windowsゼロデイ6件を巡りMSRC対応に批判 開示プロセスを検証

4月から6週間で6件のWindowsゼロデイを世に放った匿名の研究者と、法的措置を示唆して応じたMicrosoft。この対立の底にあるのは、セキュリティ研究者との「信頼」を自ら壊してきた企業の姿だ。 6週間、6件のゼロデイ 2026年4月2日、Nightmare Eclipse(別名Chaotic Eclipse)を名乗る匿名のセキュリティ研究者が、Windows Defenderの特権昇格脆弱性「BlueHammer」の実証コードをGitHubに公開した。協調的脆弱性開示(CVD)のプロセスを経ていない、事前通告なしの公開だった。 それから6週間で、公開されたゼロデイは計6件に膨れ上がった。 BlueHammer(CVE-2026-33825)はWindows Defenderの脅威修復エンジンに存在するTOCTOU(検査と使用の間の競合状態)を突く。4月14日のPatch Tuesdayで修正済み。RedSun(CVE-2026-41091)はDefenderのマルウェア対策エンジンにおけるリンク解決の不備を突き、SYSTEM権限を奪取する。UnDefend(CVE-20

セキュアブート期限切れを放置したPCはどうなるか

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セキュアブート期限切れを放置したPCはどうなるか

2026年6月、PCの起動を15年間支えてきたセキュアブート証明書が期限切れを迎える。更新しなくてもPCは動く。だが、その先に待っているのは「動くけど守られない」状態だ。 6月24日から始まる証明書の連鎖失効 Windows 8時代の2011年に発行されたセキュアブート証明書が、2026年6月から順次期限切れを迎えている。最初に失効するのはKEK CA 2011で、6月24日。続いてUEFI CA 2011が6月27日、Windows起動ローダーの署名に使うWindows Production PCA 2011が10月19日に続く。 セキュアブート証明書の失効スケジュール 2026年 6月24日 KEK CA 2011 セキュアブートDBの更新に使う鍵。失効するとDB/DBXの更新が困難に 2026年 6月27日 UEFI CA 2011 サードパーティ製UEFIドライバー・ブートローダーの署名用証明書 2026年 10月19日 Windows Production PCA