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サイバー犯罪者を「笑い者」にせよ 業界が仕掛ける心理戦

サイバーセキュリティ

サイバー犯罪者を「笑い者」にせよ 業界が仕掛ける心理戦

Wizard Spider、Velvet Tempest、Fancy Bear。サイバーセキュリティ業界は、犯罪者集団にかっこいい名前を付けすぎた。ある研究者が、まったく逆のアプローチで反撃を始めている。 「奴らは神話じゃない」 セキュリティ企業Trellixで脅威インテリジェンス部門のVPを務めるヨン・フォッカーは、RSA Conference 2026でThe Registerの取材に対し、率直に語った。 「業界全体が脅威アクターを神格化している。それは顧客のためにも、組織のためにもならない」 「奴らはただの個人だ。コンピュータを使ってデータを盗み、金を稼ぎたいだけだ。神話的な存在でも、超能力者でもない」──ヨン・フォッカー フォッカーの経歴は異色だ。オランダ海兵隊の特殊作戦部隊に約8年間在籍した後、オランダ国家ハイテク犯罪ユニット(NHTCU)で大規模なサイバー犯罪捜査を指揮してきた人物である。そんな彼が今、犯罪者に対して選んだ武器は、銃でもコードでもない。 嘲笑だ。 Trellixのチームは「ほぼ心理作戦」と呼ぶアプローチで、犯罪者の地下世界を取り上げることにし