データ主権

ナデラCEO「AIの代価は2回払う」、企業データ主権を警告

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ナデラCEO「AIの代価は2回払う」、企業データ主権を警告

MicrosoftのナデラCEOが、クローズドAIモデルに依存する企業のデータ流出リスクを自身のブログで警告した。 「知識を差し出さなければ使えない」 Microsoftのサティア・ナデラ(Satya Nadella)会長兼CEOが現地時間7月12日、個人ブログに「The Reverse Information Paradox」(逆情報パラドックス)と題した記事を投稿した。 The Reverse Information ParadoxI’ve been thinking a lot about what the net benefit of the AI platform wave is.Satya NadellaSatya Nadella ノーベル経済学賞を受賞したケネス・アロー(Kenneth Arrow)が1962年の論文で指摘した「情報のパラドックス」は、情報の売り手が抱える矛盾だ。買い手は情報の価値を知るために中身を見る必要があるが、見た時点で対価なしに手に入れてしまう。60年以上にわたり、リスクは常に売り手にあった。

クラウドに預けたデータ、誰の法律で守られている?

セキュリティ

クラウドに預けたデータ、誰の法律で守られている?

スマホのロックを外して、隣の人にそのまま渡せるか。カナダのクラウド企業ThinkOnの創業者クレイグ・マクレラン(Craig McLellan)氏が投げかけた問いは単純だった。渡せないなら、なぜ外国政府がそのデータにアクセスできる状態を許容しているのか——と。データ主権をめぐる議論がカナダで加速している。だがこの問いは、ガバメントクラウドの5社中4社を外資に依存する日本にこそ突き刺さる。 米CLOUD法が変えたルール 2018年に成立した米国のCLOUD法(Clarifying Lawful Overseas Use of Data Act)は、データ主権の議論を避けて通れなくした法律だ。サーバーが東京にあろうがパリにあろうが関係ない。米国企業が管理するデータであれば、米国の司法命令に従って開示する義務を負う。管轄権の基準がデータの所在地から企業の本拠地へ移った。 2025年6月、フランス上院でこの構造が可視化された。マイクロソフト・フランスの法務担当ディレクター、アントン・カルニオ(Anton Carniaux)氏が宣誓の上で問われた。フランス市民のデータが米国政府に渡されな