働き方

Metaの「優秀な人材」が単純作業に回される。AI部門6500人の反乱

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Metaの「優秀な人材」が単純作業に回される。AI部門6500人の反乱

「優秀だから選ばれた」。そう告げられてApplied AIチームに異動させられたエンジニアたちが、いま声を上げている。 配属か退職か Metaの社内が荒れている。新設されたApplied AI Engineering(応用AIエンジニアリング)部門で不満が噴出し、今週の社内ライブ配信中に従業員がマイクを乗っ取って上級幹部を罵倒する一幕があったと報じられた。プレゼンターの一人は両手で顔を覆ったという。 この部門は3月に設立され、約6500人のエンジニアとプロダクトマネージャーが所属する。率いるのはReality Labs部門の元副社長、マヘル・サバ(Maher Saba)氏。CTOのアンドリュー・ボズワース(Andrew Bosworth)氏の直轄組織だ。 問題の核心は、配属の経緯にある。従業員に与えられた選択肢は2つだけ。「参加するか、辞めるか」。社内では自分たちを「徴兵組」と呼ぶ声が広がっている。 担当する業務は、AIモデルの訓練用にコーディング問題やパズルを生成すること。以前はソフトウェア開発の最前線にいたエンジニアたちにとって、それは創造性も技術的挑戦もない単純作業だ

AI導入後も週約6時間の新しい雑務 英国調査で生産性効果を検証

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AI導入後も週約6時間の新しい雑務 英国調査で生産性効果を検証

英国のオフィスワーカー1500人を対象にした調査が、AIツールの現実を突きつけた。AIは週12時間を節約してくれる。だがその裏で、従業員は週5.8時間を「ボットシッティング」に費やしている。AIが1時間で吐き出した成果物を、人がもう1時間かけて使えるものに仕上げている計算だ。 「ボットシッティング」とは何か 企業向けAIプラットフォームを手がけるGlean Technologies(グリーン テクノロジーズ)の研究部門Work AI Instituteが2026年6月10日に公開した「The Work AI Index: UK 2026」が、この実態を報告した。 調査対象はAIツールを業務で使う英国のデスクワーカー1500人。90%が業務でのAI利用を義務づけられ、80%が週に複数のAIツールを使い、39%は4種類以上を併用している。これだけ普及しても、「AIが組織のパフォーマンスを大きく改善した」と答えた従業員は18%にとどまった。 英国AI普及率と効果実感のギャップ ※ Work AI Institute「The Work AI Index

CEOの99%がAI人員削減を予想、だが投資回収は不透明

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CEOの99%がAI人員削減を予想、だが投資回収は不透明

経営層はAIに未来を賭けている。だが足元の数字は、その賭けが報われていないことを示し始めた。人を減らしても利益は増えない——調査が突きつけるのは、そんな不都合な現実だ。 99%が「減らす」と答えた調査の中身 コンサルティング大手マーサー(Mercer)が2026年2月に公表したGlobal Talent Trends 2026は、16の地域・16の産業にまたがる約1万2,000人を対象にした年次調査だ。経営幹部、人事責任者、投資家、従業員の声を集めた11年目のレポートで、今回の調査は2025年9月から10月にかけて実施された。 注目を集めたのは、C-suite(最高経営層)825人への質問に対する回答だった。AIを理由とした人員削減が今後2年以内に起きると答えた割合は 99% に達した。ほぼ全員だ。 マーサーCEOのパット・トムリンソン(Pat Tomlinson)氏は「経営層はAIを飛躍的なパフォーマンスと成長加速の鍵と見ているが、AI投資から真のリターンを得るには仕事そのものを意図的に再設計する必要がある」と述べている。 数字だけ見れば、AI時代の雇用崩壊が目前に迫って

Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

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Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

FT報道で発覚した「tokenmaxxing」の実態。週80%の社員にAI利用を課す目標と、社内ランキング表示が「とにかく使え」の圧力に変わっている。 「使うために使う」現象がAmazonに飛び火している Financial Timesの報道で、Amazon社員が社内AIツールを使って「不要な作業」をわざと自動化し、AIトークンの消費量を水増ししているとの内部証言が明らかになった。先月にはMeta、Microsoftで同じ行動が報告されており、ハイパースケーラー3社で同じ歪みが連鎖している。 Amazonは社内向けに「MeshClaw」というエージェント基盤を最近展開している。コードのデプロイ、メールのトリアージ、Slackとの連携などを社員に代わって実行できる仕組みだ。Amazonは公式には「数千人のAmazonianが毎日の繰り返し作業を自動化できるツール」と説明しているが、複数の社員がFTに語ったところでは、このツールを使って意図的に不必要なAI処理を回し、自分のトークン消費量を稼ぐ動きが社内で広がっている。 問題の核心は、Amazonが社員開発者の80%以上に毎週AI

Cloudflareが過去最高益で1100人をAIレイオフ

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Cloudflareが過去最高益で1100人をAIレイオフ

Cloudflareが過去最高益と同時に従業員の20%・1100人をレイオフした。創業16年で初の大規模人員削減。 理由は業績悪化ではなく「AIで不要になった」。最高益のさなかに語られたこの説明を、市場は鵜呑みにしなかった。 過去最高益の発表と同時に、20%が消える Cloudflareは現地時間5月7日、第1四半期決算とともに従業員の約20%・1100人の解雇を発表した。創業16年で初めての大規模レイオフだ。 奇妙なのはタイミングである。同じ日に発表された四半期売上は6億3,980万ドル、前年同期比34%増。同社にとって四半期として過去最高だ。残存履行義務(RPO、契約済みで未実現の売上)も前年同期比34%増と、先行指標も力強い。 業績は悪くない。むしろ申し分ない。それなのに、20%が消える。 Cloudflare 第1四半期業績 ── 増収の裏で動く損失 項目 Q1 2026 Q1 2025 前年比 売上高 $639.8M $479.1M +34%増収 GAAP 営業損失 -$62

AI普及の足を引っ張るのは組織と、マイクロソフトが認めた

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AI普及の足を引っ張るのは組織と、マイクロソフトが認めた

「従業員は変えたい。でも会社が変わらない」という構造を、マイクロソフトが自社の年次調査で正面から認めた。AIの足を引っ張っているのは技術でも個人でもなく、評価制度と社内の空気の方だという。 「変革したい人」を罰している会社 マイクロソフトが5月5日に公開した2026年版「Work Trend Index」が、AI導入の停滞をめぐる議論に新しい角度を加えている。10カ国の知識労働者2万人を対象とした年次の働き方調査で、今年の主題は「変革のパラドックス」(Transformation Paradox)だ。レポートは結論部分で、組織を縛っているのは技術ではなく、組織自身が掲げる目標と評価軸だと言い切っている。 数字は明快だ。AIユーザーの65%が「すばやく適応できないと取り残される」と感じている一方で、45%は「業務をAIで作り直すより、いまの目標に集中するほうが安全だ」と答えている。前進したいという圧力と、保守したいという圧力が、同じ人の中で同時に働いている。 そして決定的なのが、AIで仕事の作り方を再設計したことに対して報酬を得ていると答えた人が、わずか13%しかいなかったとい

米就業者の半数がAI利用、だが仕事の中身は変わっていない

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米就業者の半数がAI利用、だが仕事の中身は変わっていない

米国の働き手のちょうど半数が、職場で何らかの形でAIを使うようになった。ギャラップの四半期調査で初めて到達した節目だ。ただし同じ調査の奥を読むと、その明るさを打ち消す数字が並んでいる。 半数到達の裏で起きていること ギャラップ(Gallup)が2026年4月13日に公開した最新の職場AI調査によれば、米国の就業者の50%が「年に数回以上」AIを職場で使っていると回答した。前四半期の46%から4ポイントの上積みで、同社の計測史上で初めて半数に到達したことになる。日常的に使っている層は13%、週に数回以上は28%まで伸びた。数字だけを並べれば、順調に浸透している物語に見える。 ただ、ここで止まると話の芯を取り逃がす。残り半数は年1回以下か、まったく触っていない。毎日使う層は依然として1割強に過ぎない。普及と偏在は同じコインの裏表で、「全員が使う」状態にはまだ遠い。 調査は2026年2月4日から19日にかけて、2万3717人の米国の就業者を対象に実施された。サンプル規模としては十分で、誤差は±0.9ポイント。数字の重みはある。 米国就業者のAI使用頻度(2026年2月調