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AMD、Zen 6からZen 8まで一気にロードマップを公開

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AMD、Zen 6からZen 8まで一気にロードマップを公開

AMDがAdvancing AI 2026で、EPYC Veniceの正式発表からZen 8ロードマップ、Cerebrasとの推論提携まで、データセンター向け製品群を一斉に披露した。 256コアが量産に入った AMDはAdvancing AI 2026(現地時間7月22〜23日、サンフランシスコ)のキーノートで、第6世代EPYC「Venice」を正式に発表した。コンピュートチップレットにTSMCの2nm、I/Oダイに4nmを採用した構成で、HPC製品としては業界初の2nm量産品になる。 フラグシップのEPYC 9996は256基のZen 6cコア、512スレッド、トランジスタ数2030億個。96コア動作時のブーストクロックは5.0GHzを超え、16チャネルDDR5とMRDIMM(Multiplexed Rank DIMM)の組み合わせで最大1万2800MT/sの転送速度に対応する。ソケットあたりのメモリ帯域は1.6TB/sに達した。 NVIDIA Veraとの直接比較にも踏み込んだ。NVIDIAが数日前にSPEC CPU 2026のベンチマーク結果を公開したのを受け、AMDは

EPYC Venice、7月22日に正式発表へ。AMD CTOが明言

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EPYC Venice、7月22日に正式発表へ。AMD CTOが明言

AMDのCTOマーク・ペーパーマスター氏がパリで開催されたRAISE Summitに登壇し、Zen 6ベースのEPYC Veniceを7月22〜23日のAdvancing AIイベントで正式に発表すると明言した。 「x86は動かない」(パリでの発言) パリで7月8〜9日に開かれたAIカンファレンスRAISE Summit。ペーパーマスター(Mark Papermaster)氏はインタビューで、EPYC Veniceの発表日程を初めて具体的に語った。 企業には何十年もかけて築いたx86の導入基盤がある。それを動かすつもりはない。AMDが2017年に新しいZenプロセッサを投入してから、今は第6世代に到達した。7月22〜23日のAdvancing AIイベントで、この新世代を投入する。x86 CPUのリーダーシップを継続しながら、スタンドアロンのx86ワークロード向けに最適化した設計だ(ペーパーマスター氏のSiliconANGLEへの説明) ペーパーマスター氏が強調したのは、エージェンティックAIの台頭によってGPUだけでなくCPUへの需要が急増している現実だ。業務プロセス全体を

AMD Ryzen、メモリ暗号化が黙って消えていた

セキュリティ

AMD Ryzen、メモリ暗号化が黙って消えていた

あなたのRyzenで動いていたメモリ暗号化機能が、ファームウェア更新で無効化されていた。AMDは告知しておらず、BIOSの設定画面には今もスイッチが残っている。切り替えても、何も起きない。 動いていたものが、消えた TSME(Transparent Secure Memory Encryption)は、RAM上のデータをまるごと暗号化するハードウェア機能だ。起動時にAMD Secure Processorが暗号鍵を生成し、メモリへの書き込みをすべてAESで暗号化する。OSの関与は不要で、BIOSで有効にするだけでいい。この保護が効いている限り、コールドブート攻撃(メモリモジュールを冷却し、電源断後も残留するデータを読み取る物理攻撃)やDRAMモジュールの抜き取りで得られるのは、意味のない暗号文だけになる。 AMDは2017年頃にこの機能を導入し、当初はRyzen PROやEPYCといった業務・サーバー向けCPUを対象としていた。だが実際には、一般消費者向けのRyzenでもTSMEは動作した。BIOSにオプションがあり、有効にすれば暗号化が走る。AMDのエンジニア自身が2020年

「AIエージェント向けCPU」という分類を検証 必要な性能要件を整理

CPU

「AIエージェント向けCPU」という分類を検証 必要な性能要件を整理

AIエージェント時代に必要なのは「新しいCPU」ではない。各社が争っているのは、汎用プロセッサに何の名前を貼るかだ。 全員が「エージェント向け」を名乗る異様さ Arm、NVIDIA、AWS、Intel、AMD。データセンターCPUの主要5社が、ここ3ヶ月で一斉に同じ言葉を使い始めた。「エージェント向けCPU」だ。 Armは初の自社製チップを「AGI CPU」と名づけた。NVIDIAのジェンスン・ファン(Jensen Huang)CEOはVeraを「エージェントのためのCPU」と呼んだ。AWSは6月10日に一般提供を開始したGraviton 5のマーケティングに、エージェントAIへの言及を散りばめている。Intelは6月のComputex 2026で、100kWラックに最大3万6864コアを詰め込むリファレンス設計を披露し、エージェント推論をうたった。AMDは先週、100kWラック換算でVera比3.3倍のスループットを主張するVenice EPYCのベンチマークを公開した。 全員が同じ市場を指差して「これは自分たちのために作られた」と言っている。 だが、冷静に見れば奇妙な光

AMDがメモリ最適化スタートアップMEXTを買収。DRAMの壁に挑む

AMD

AMDがメモリ最適化スタートアップMEXTを買収。DRAMの壁に挑む

データセンターのメモリ不足が深刻化するなか、AMDがソフトウェアでこの問題に切り込もうとしている。同社は現地時間6月15日、AIを活用したメモリ最適化技術を持つスタートアップMEXTの買収を発表した。 NANDをDRAMに見せる技術 MEXTの技術を一言で表すなら、「使っていないDRAMの中身をNANDフラッシュに逃がし、必要になる前にDRAMへ戻す」ソフトウェアだ。 サーバーに搭載されたDRAMのうち、ある時点で実際にアクセスされているデータは意外に少ない。クラウド事業者の調査では、利用率が50%を下回る環境も珍しくないとされる。にもかかわらず、アプリケーションは「そこにメモリがある」前提で動くため、物理的なDRAM容量を減らすことが難しい。 MEXTのPredictive Memory Engine(予測メモリエンジン)は、この構造に切り込む。まずアクセス頻度の低い「コールド」なメモリページを、容量単価がDRAMの約50分の1であるNANDフラッシュへ退避させる。次に、AIモデルがワークロードのメモリアクセスパターンを常時分析し、フラッシュ上のどのページが次に必要になるか

AMDが自社ベンチマークでNVIDIA Veraに反撃。数字の裏を読む

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AMDが自社ベンチマークでNVIDIA Veraに反撃。数字の裏を読む

2週間前、NVIDIAがPhoronixに限定公開したVera CPUのベンチマークが業界を揺らした。88コアのArm CPUが、Intel Xeon 6980PやAMD EPYCといったx86勢を複数のテストで上回ったからだ。NVIDIAのCFOコレット・クレス(Colette Kress)氏は決算説明会で「今年のCPU売上は約200億ドルに達する見通し」と語り、「世界最大のCPUサプライヤーになる」と宣言した。 AMDが黙っているわけがない。 100kWラックという土俵 AMDが6月10日に公式ブログで公開したのは、ラック単位の総合スループット比較だ。条件は100kWの電力枠。この枠内に何台のサーバーを詰め込み、どれだけの処理を捌けるかを競わせた。 テストには4構成が並んだ。AMD側は現行のEPYC 9965(コードネームTurin、Zen 5cアーキテクチャ、192コア)と次世代のEPYC Venice(Zen 6、256コア)。対するのはIntel Xeon 6980P(Granite Rapids-AP、128コア)とNVIDIA Vera(カスタムOlympusコ

スマホ崩落でAMDがTSMC旧世代を埋める

AMD

スマホ崩落でAMDがTSMC旧世代を埋める

QualcommとMediaTekがTSMCの4nm/5nmラインを返上した。空いた枠にAMDが滑り込み、Zen 4世代のGenoaを大量出荷している。リサ・スーがQ1決算で語った「ユニット駆動の成長」の正体は、これだった。 メモリ高騰がファウンドリの地図を書き換えた スマートフォン市場が冷え込んでいる。原因は需要の飽和ではなく、部品コストの暴騰だ。 DRAMとNANDの価格が記録的な上昇を続け、エントリー機の部品原価は劇的に変わった。スマホのBOM(部品表)構成比は、こう変化している。 エントリー機ではDRAMが35%、NANDが19%を占め、合計でBOMの54%にまで達する。 エントリー機の部品原価、メモリが半分超 54% メモリ計 DRAM35% NAND19% その他46% ※ エントリー機(200ドル未満帯)のBOM構成比。Counterpoint Research調査 メモリが半分を超える。これはもはや「電子部品が高くなった」という