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Zimbraのゼロクリック攻撃、27機関が共同勧告 1年間継続

セキュリティ

Zimbraのゼロクリック攻撃、27機関が共同勧告 1年間継続

メールを開いただけで90日分のデータが抜かれる。ロシアの国家支援ハッカー集団がZimbraの脆弱性を突き、西側の政府機関や企業から情報を盗み続けていた。 開封した瞬間に終わっている リンクをクリックしなくていい。添付ファイルを開かなくていい。メールをプレビューした、それだけで攻撃は完了する。 米サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)、NSA、FBIが英国NCSCやFive Eyes諸国、欧州各国の情報機関と連名で現地時間7月23日に共同勧告を公表した。 ロシア国家の支援を受けるハッカー集団Laundry Bear(別名Void Blizzard)が、Zimbra Collaboration Suite(ZCS)のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性CVE-2025-66376を悪用し、2025年7月から西側の政府・商業組織に侵入を続けている。 ZCSはSynacor社が開発するWebメール・グループウェアで、日本でもZimbra Japan合同会社が販売している。政府省庁、軍、金融機関を含む世界の数十万の組織が利用する。 脆弱性はZC

ロシアFSBのルーター侵入に13カ国19機関が共同勧告、英EUは制裁発動

セキュリティ

ロシアFSBのルーター侵入に13カ国19機関が共同勧告、英EUは制裁発動

米英など13カ国のサイバーセキュリティ当局19機関が、ロシア連邦保安庁(FSB)第16センターによるルーター侵入について共同勧告を出した。突かれたのは高度な脆弱性ではなく、初期設定のまま放置された機器。英国とEUは制裁と攻撃の名指しを重ねた。 19機関が名指しした「第16センター」 NSA、CISA、FBIをはじめ、英国、オーストラリア、カナダ、ポーランド、エストニアなど13カ国の19機関が2026年7月13日、共同のサイバーセキュリティ勧告を公開した。相手はFSB第16センター。セキュリティ業界がBerserk Bear、Energetic Bear、Dragonfly、Ghost Blizzard、Static Tundraなどの名前で10年以上追跡してきた集団と同一の活動だとしている。 手口の入口はSNMP(ルーターなどのネットワーク機器を遠隔で監視・管理するプロトコル)だ。攻撃側はインターネット全体をスキャンし、初期値のまま、または推測しやすいコミュニティストリング(SNMPv1/v2で認証パスワードの役割を果たす文字列)を受け付ける機器を探す。 見つけた機器には、送

Mythosの脅威情報、Anthropicが外部共有を解禁

AI

Mythosの脅威情報、Anthropicが外部共有を解禁

Anthropicが方針を転換した。同社のAIモデルMythosで発見されたサイバー脅威の情報を、パートナー企業が外部と共有できるようになる。守りの時間稼ぎは、次の段階に入った。 機密保持から情報共有へ Anthropicは先週、Project Glasswingのパートナー企業に対し、Mythosで発見したサイバー脅威の情報を外部と共有してよいと通知した。プログラムへの参加自体を公表することも許可されている。 4月7日にMythos Previewを発表した当初、パートナー企業は機密保持契約のもとで運用していた。発見した脆弱性の情報は社外に持ち出せず、Glasswingの輪の中だけで処理される仕組みだった。攻撃者に情報が渡るリスクを懸念したパートナー側が、契約時に機密保護を求めた経緯がある。 Anthropicの広報担当者は「パートナー同士、またはGlasswing外の企業と発見内容を共有し、脆弱性のトリアージに役立ててもらうことを全面的に支持する」と述べている。 しかしプログラムが成熟するにつれ、情報を閉じ込めておく弊害が目立ち始めた。Glasswingに参加していない