Linux
SDLの上にXlibを再実装、libx11-compat公開
X11アプリのソースコードを一切変更せずに、macOSやWayland環境で動かす。そんな互換レイヤーが公開された。 X11を捨てられない現実に向けた、もう一つの答え GNOMEがX11バックエンドを完全削除し、KDE PlasmaもX11セッションの廃止に向けて動いている。Linuxデスクトップの表示基盤はWaylandに収束しつつある。 それでも、何十年もX11のAPI(Xlib)に依存してきたアプリケーションは残り続ける。 台湾・国立成功大学のホアン・チンチュン(Ching-Chun "Jim" Huang)氏が開発するlibx11-compatは、この問題への新しい回答だ。XlibのクライアントライブラリをSDL(SDL2/SDL3)、SDL_ttf、Pixmanの上にインプロセス(同一プロセス内)で再実装し、Xサーバーなしで既存のX11アプリを動作させる。 設計上の要点は「Xサーバーの代替ではない」という割り切りにある。libx11-compatはX11のワイヤプロトコルを再実装するものではなく、Xlibのクライアント側APIだけをSDLの描画・イベント処理で差し