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SDLの上にXlibを再実装、libx11-compat公開

Linux

SDLの上にXlibを再実装、libx11-compat公開

X11アプリのソースコードを一切変更せずに、macOSやWayland環境で動かす。そんな互換レイヤーが公開された。 X11を捨てられない現実に向けた、もう一つの答え GNOMEがX11バックエンドを完全削除し、KDE PlasmaもX11セッションの廃止に向けて動いている。Linuxデスクトップの表示基盤はWaylandに収束しつつある。 それでも、何十年もX11のAPI(Xlib)に依存してきたアプリケーションは残り続ける。 台湾・国立成功大学のホアン・チンチュン(Ching-Chun "Jim" Huang)氏が開発するlibx11-compatは、この問題への新しい回答だ。XlibのクライアントライブラリをSDL(SDL2/SDL3)、SDL_ttf、Pixmanの上にインプロセス(同一プロセス内)で再実装し、Xサーバーなしで既存のX11アプリを動作させる。 設計上の要点は「Xサーバーの代替ではない」という割り切りにある。libx11-compatはX11のワイヤプロトコルを再実装するものではなく、Xlibのクライアント側APIだけをSDLの描画・イベント処理で差し

1996年のGIMP 0.54が2026年のLinuxで動く

オープンソース

1996年のGIMP 0.54が2026年のLinuxで動く

30年前の画像編集ソフトが、Flatpakパッケージとして現代のLinuxデスクトップに帰ってきた。GTKが生まれる前の、Motifツールキット最後のGIMPだ。 GTKが存在しなかった時代のGIMP GIMP 0.54をFlatpakに移植したプロジェクトが、GNOME.org GitLabで公開された。開発者がGNOMEの週報「This Week in GNOME #254」で紹介している。 GIMP 0.54は1996年2月にリリースされた、GIMPの最初の公開バージョンだ。開発したのはカリフォルニア大学バークレー校のスペンサー・キンボール(Spencer Kimball)氏とピーター・マティス(Peter Mattis)氏。コンパイラの授業で使っていたCommon LISPが17MBのメモリ確保に失敗してクラッシュし、「何でもいいからCで書こう」と始めたプロジェクトだった。 当時のGIMPが依存していたのはMotifツールキット。Open Software Foundationが開発した商用のGUIライブラリで、使うにはライセンス料が必要だった。Linuxユーザーの多

RedditがWindows 11に推すOSS10選の意味

Windows 11

RedditがWindows 11に推すOSS10選の意味

Redditのコミュニティで繰り返し名前が挙がるOSSアプリをWindows Centralが10個にまとめた。顔ぶれを眺めると、ユーザーが今のWindows 11の何に苛立っているかが浮かび上がる。 「定番10選」が突きつけているもの Windows Centralが2026年4月18日付で公開したのは、Redditのr/softwareスレッドで人気を集めたOSSアプリ10個の解説だ。顔ぶれはFirefox、Bitwarden、VLC、OBS Studio、LibreOffice、7-Zip、LocalSend、GIMP、Blender、そしてMicrosoft自身が開発するPowerToysという構成で、並びに特段の順位はつけられていない。 目新しいラインナップではない。VLCもGIMPも10年以上前から「鉄板のOSS」として名前が挙がり続けてきたアプリだ。にもかかわらず2026年になってもほぼ同じメンバーが推薦される事実の方が、むしろ興味深い。 この10個は「Windowsに足りないもの」のリストでもある。メディアプレイヤー、パスワードマネージャ、画像編集、ファイル圧