GPT-5.5

英国AISI、オープンウェイトAIのサイバー能力差を初めて公開

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英国AISI、オープンウェイトAIのサイバー能力差を初めて公開

オープンウェイトのAIモデルがサイバー攻撃に使われたとき、クローズドモデルとの差はどれだけあるのか。英国のAI Security Instituteが初めて定量的な答えを出した。 4ヶ月から7ヶ月 英国のAI Security Institute(AISI)が7月17日、オープンウェイトモデルのサイバー能力に関する初の公開分析を発表した。AISIは英国科学・イノベーション・技術省傘下の政府系研究機関で、2023年からフロンティアAIモデルのサイバー能力を追跡している。 評価対象はZ.aiのGLM-5.2(2026年6月リリース)とDeepSeekのV4-Pro(同年4月リリース)。いずれもパラメータを公開し、誰でもダウンロード・改変・自前のサーバーで稼働できるオープンウェイトモデルだ。 結論は明快で、これらのモデルは4〜7ヶ月前にリリースされたクローズドモデルと同等のサイバー能力を持つ。AISIが2025年1月〜9月リリースのオープンウェイトモデルを内部評価した時点では6〜10ヶ月あった差が、縮まった。 個別タスクでの比較 AISIのnarrow cyber tasks

AIは"合議"で賢くなるか。OpenRouter Fusionの実験

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AIは"合議"で賢くなるか。OpenRouter Fusionの実験

複数のAIモデルに同じ質問を投げ、その回答を別のモデルが読み解いて1つに統合する。そんな仕組みが、単体のフロンティアモデルを超えるスコアを叩き出した。発表したのはAIルーティングサービスのOpenRouter。現地時間6月12日に公開した「Fusion」の検証結果は、「最強の1本を選ぶ」というAIの使い方に疑問を投げかけている。 「最強の1本」ではなく「束ねる」 Fusionの発想はシンプルだ。ユーザーからのプロンプトを複数のAIモデルに同時に送り、それぞれが独立してWeb検索を含む調査を行い、回答を生成する。その全回答を審査役のモデルが読み、合意点・矛盾点・一方にしかない知見・見落としを構造的に分析する。最終回答はこの分析を踏まえて書かれる。 API経由ではモデル名を openrouter/fusion に差し替えるだけで使える。参加モデルの構成も指定可能で、プリセットとしてフロンティアモデルを組み合わせた「クオリティ」構成と、安価なモデルで揃えた「バジェット」構成が用意されている。 DRACOベンチマークで何がわかったか OpenRouterがFusionの検証に使っ

ChatGPTのモデル整理が加速している

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ChatGPTのモデル整理が加速している

OpenAIがGPT-5.5 Instantの品質改善アップデートを実施するとともに、o3とGPT-4.5の廃止スケジュールを発表した。GPT-4.5は6月27日に提供を終了する。 GPT-5.5 Instant、応答スタイルを刷新 OpenAIはGPT-5.5 Instantに対し、応答品質とスタイルの改善を含むアップデートをリリースした。変更の中身は明快で、冗長な箇条書きの削減と、日常会話での自然さの向上だ。実用的なタスクへの応答ペースも改善されたとしている。 GPT-5.5シリーズは4月23日にThinking/Proが先行リリースされ、続く5月5日にInstantが全ユーザー向けのデフォルトモデルとして展開された。その時点でOpenAIは、医療・法律・金融など正確さが求められる領域でのハルシネーションをGPT-5.3 Instant比で52.5%削減したと説明していた。今回のアップデートはその延長線上にある。 箇条書きの削減は地味に見えるが、AIの応答が「一目でAIだとわかる」最大の原因の一つだった。何を聞いても箇条書きで返してくるあの癖が、少しは収まるかもしれない。

OpenAI、ChatGPTで銀行口座連携の金融機能を公開

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OpenAI、ChatGPTで銀行口座連携の金融機能を公開

米Proユーザー向けに、ChatGPTがPlaid経由で12,000以上の金融機関と口座連携できる。直前に「チャットを広告主に流していた」と訴えられたばかりの会社の発表だ。 12,000機関との口座連携、米Proユーザーから OpenAIは米国時間5月15日、ChatGPTに個人金融体験のプレビューを投入した。対象は米国のChatGPT Proユーザーで、WebとiOSから利用できる。月額100ドルの最下層Proが入口で、月額20ドルのPlusや無料層は段階的にあとから降りてくる予定だ。 接続の仲介はPlaidが担う。米国のフィンテックでは支配的なインフラで、共同創業者のザック・ペレット(Zach Perret)がCEOを務める。OpenAIによれば、ChatGPTから接続できる金融機関は12,000機関を超える。Schwab、Fidelity、Chase、Robinhood、American Express、Capital Oneといった大手が並ぶ。 口座をつなぐと、ChatGPT上に支出・サブスクリプション・予定された支払い・ポートフォリオ実績を一覧できるダッシュボードが

OpenAIがDaybreak発表、サイバー防御へAI投入

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OpenAIがDaybreak発表、サイバー防御へAI投入

OpenAIがサイバーセキュリティ構想「Daybreak」を発表した。Anthropicが1ヶ月前に「危険すぎる」として限定公開した「Mythos Preview」とは対照的に、Codexと合流して企業に開かれた形で投入される。 Anthropicの1ヶ月後、OpenAIが踏み込んだ サイバー防御の主導権争いが、AI企業同士の正面衝突になってきた。 OpenAIは5月11日(米国時間)、サイバーセキュリティ構想「Daybreak」を発表した。フロンティアAIモデルとコーディングエージェント「Codex」を組み合わせ、脆弱性の発見・検証・修正を開発サイクルの早い段階に持ち込む構想だ。サム・アルトマンはXで「サイバー防御を加速し、ソフトウェアを継続的に守るための取り組みだ」と書いた。 注目すべきは、この発表が単独で出てきたわけではないことだ。Anthropicは1ヶ月前の4月、フロンティアモデル「Claude Mythos Preview」が主要OSとブラウザに数千件のゼロデイ脆弱性を見つけたと公表し、「一般公開しない」という異例の判断を下した。代わりに「Project Glas

GPT-5.5-Cyber公開、能力でなく配り方の戦争へ

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GPT-5.5-Cyber公開、能力でなく配り方の戦争へ

OpenAIがサイバー防御用にチューニングしたGPT-5.5-Cyberの限定プレビューを始めた。AnthropicのClaude Mythos Previewに対抗する一手だが、能力差ではなく「誰にどこまで渡すか」という設計思想の違いがはっきり出ている。 OpenAIが踏み込んだ「より許容的な」モデル OpenAIは2026年5月7日、サイバー防御に特化した派生モデルGPT-5.5-Cyberを限定プレビューとして公開した。対象は重要インフラの防御に責任を持つ、審査済みの防御担当者だ。同社はこれをTrusted Access for Cyber(TAC)プログラムの最上位ティアに位置づけている。 サム・アルトマン(Sam Altman)は4月30日、自身のXでこう述べた。 フロンティアサイバーセキュリティモデルとして、GPT-5.5-Cyberを今後数日のうちに重要なサイバー防御担当者に展開していく。 エコシステム全体および政府と協力し、サイバー領域における信頼ベースのアクセス方法を整備していく。企業やインフラを迅速に保護したい。 ここで使われている「フロンティア」という

GPT-5.5、Mythos並のサイバー攻撃能力を英国AISIが確認

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GPT-5.5、Mythos並のサイバー攻撃能力を英国AISIが確認

英国のAI Security Institute(AISI)が4月30日に公開したGPT-5.5の評価で、32ステップの企業ネットワーク攻撃を完走した2番目のモデルとなった。Mythos Previewに続く到達は、サイバー攻撃能力の飛躍が業界全体の傾向であることを示している。 「2番目」の意味は思ったより重い 英国のAI Security Institute(AISI)が4月30日、OpenAIのGPT-5.5に関するサイバー能力評価を公開している。AISIは英国の科学・イノベーション・技術省(DSIT)の傘下にある政府系研究機関で、2025年2月にAI Safety InstituteからAI Security Instituteへ改名した経緯がある。日本のAIセーフティ・インスティテュート(AISI)とは別組織だ。 注目すべきは「2番目」という結果が持つ意味だ。4月にAISIは、AnthropicのClaude Mythos Preview が同研究所の企業ネットワーク攻撃シミュレーション「The Last Ones(TLO)」を初めて完走したと発表していた。当時の懸念は

DeepSeek V4公開、自ら「3〜6ヶ月の遅れ」を明記

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DeepSeek V4公開、自ら「3〜6ヶ月の遅れ」を明記

DeepSeek(ディープシーク)がV4 ProとV4 Flashのプレビュー版を公開した。驚くべきはモデル自体ではなく、技術レポートで自ら「フロンティアから約3〜6ヶ月遅れ」と書いたことだ。新リリースでハンディを宣言するラボは珍しい。 自己評価で「3〜6ヶ月遅れ」と明言する異例のリリース DeepSeekは24日、総パラメータ1.6兆(アクティブ49B)の巨大モデル「V4 Pro」と、284B(アクティブ13B)の「V4 Flash」のプレビュー版をHugging Faceで公開した。R1が世界を揺るがした2025年1月から約1年3ヶ月ぶりのフラッグシップ更新となる。 注目すべきは性能そのものより、同社の自己評価だ。技術レポートではV4-Pro-Maxの性能について、GPT-5.4とGemini-3.1-Proに「わずかに及ばない」と認めたうえで、「最先端モデルから約3〜6ヶ月遅れた 開発軌道 にある」と明記している。 新モデルの発表で自らハンディキャップを宣言するAIラボは珍しい。

GPT-5.5公開、週次化するAI覇権争い

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GPT-5.5公開、週次化するAI覇権争い

OpenAIがGPT-5.5を公開した。GPT-5.4からわずか6週間。モデル発表の間隔がソフトウェアアップデート並みに詰まってきた。グレッグ・ブロックマン自身が「発表が多すぎて区別がつきにくくなっている」と認めた。 GPT-5.5とは何か OpenAIは米国時間4月23日、新しいAIモデル「GPT-5.5」を発表した。対象はChatGPTの有料ユーザー、つまりPlus・Pro・Business・Enterpriseの各プランだ。CodexとChatGPTの両方で同日から利用できる。上位版のGPT-5.5 Proも同時展開となった。 社長のグレッグ・ブロックマン(Greg Brockman)は記者会見で、このモデルを「新しいクラスの知能」「よりエージェント的で直感的なコンピューティングへの大きな一歩」と表現した。ただ、同じ会見で「モデルリリースが多すぎて、一つひとつを区別するのが難しくなっているのは事実だろう」とも付け加えた。発表する本人が認めてしまうあたりに、今の業界の息苦しさがよく出ている。 技術的な建て付けは、GPT-4.5以来となる完全再訓練のベースモデルだ。