Linux 7.1

Linux 7.1がリリース。NTFSの「復活」とAI時代の開発現場

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Linux 7.1がリリース。NTFSの「復活」とAI時代の開発現場

リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏は現地時間6月14日、Linuxカーネル7.1の安定版を公開した。旅先からのリリースだった。「自宅ではまだ日曜の朝だけど、今いる場所は日曜の午後なので」と、いつもの調子で始まるリリースノートの裏に、波乱含みの開発サイクルがあった。 NTFSの「復活」。4年越しの書き換えがもたらすもの Linux 7.1最大の目玉は、NTFSファイルシステムドライバの全面刷新だ。開発を率いたのは韓国の開発者ナムジェ・ジョン(Namjae Jeon)氏。exFATドライバやカーネル内SMBサーバKSMBDを手がけた実績を持ち、4年かけて古い読み取り専用NTFSドライバを近代化し、完全な書き換えに仕上げた。 トーバルズ氏はマージ時にこれを「ntfs resurrection」(NTFSの復活)と称した。 LinuxにおけるNTFS対応は長年、継ぎ接ぎだった。カーネルに組み込まれた古いドライバは読み取り専用。書き込みが必要なユーザーはNTFS-3Gに頼ってきたが、ユーザー空間で動くFUSE実装であり、性能面の不利は避けられなかった。2021年にP

Linuxカーネル、AI支援バグ報告を公開扱いに

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Linuxカーネル、AI支援バグ報告を公開扱いに

Linuxカーネル7.1のドキュメントに、脅威モデルと「セキュリティバグとは何か」を定義する新規文書が加わった。AI支援で見つけたバグは原則として公開扱い、というカーネル開発陣の苦渋の答えがここに刻まれている。 docs-7.1-fixesに紛れ込んだ大物 リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)が日本時間2026年5月16日にマージしたタグ docs-7.1-fixes は、見出しだけ眺めれば地味な文書修正パッチに見える。ドキュメント担当のジョナサン・コルベット(Jonathan Corbet)からのプルリクエストで、コミット数は5本、変更行数は340行追加・2行削除。コミット履歴の流れの中では小粒に映る。 その中身は、カーネル開発の運用ルールそのものを書き換える内容だった。新規ファイル Documentation/process/threat-model.rst が235行まるごと追加され、既存の security-bugs.rst にも100行を超える追記が入っている。執筆したのはHAProxy開発者にしてLinuxカーネルメンテナのウィリー・タロー(Will

Linuxカーネル、削っても膨らむ4000万行の壁

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Linuxカーネル、削っても膨らむ4000万行の壁

13万行を切り捨てたはずのLinuxカーネルが、それでも4000万行に迫っている。AMDのGPUドライバだけで600万行を超え、コード本体は初めて3000万行の大台に乗った。削除しても止まらない肥大化の正体は何か。 削減してもなお、史上最大規模に到達 リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)は今週、Linux 7.1のマージウィンドウで大胆な削減に踏み切った。古いISDN(Integrated Services Digital Network)サブシステムやアマチュア無線(ham radio)関連のコード、PCMCIA時代のネットワークドライバ群など、合計で約13万8000行を一気に削ぎ落とした。 ところが、Linux 7.1-rc1のリリースを目前に控えた4月26日時点で、カーネル全体の行数はむしろ増えている。Phoronix創設者のMichael Larabel氏がclocで計測した結果、Linux 7.1のGitリポジトリは 3988万636行 に達した。前バージョンのLinux 7.0は3962万1378行だったから、削除を経てもなお25万9000行が積み増