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6台に1台がWindows 10、抱える脆弱性は平均1903件

Windows10

6台に1台がWindows 10、抱える脆弱性は平均1903件

6台に1台のWindows端末がいまだWindows 10で動いている。1台あたりの既知の脆弱性は平均1903件、Windows 11の約3倍。サポート終了から9か月、移行は止まり、リスクは月ごとに積み上がっている。 移行は止まった Windows 10のサポートが終了した2025年10月、移行は一気に加速した。約50%あったWindows 10のシェアは急落し、2026年前半には20%を切るところまで縮んだ。 だがそこで減速が始まった。 IT資産管理のLansweeperが、数万の顧客サイトから集めたデータを公開した。2026年半ば時点で、Windows 11のシェアは78.8%。Windows 10は16.9%。6台に1台が旧OSで稼働している。 移行しやすい端末はすでに移行を終えた。残っているのは、技術的・組織的・経済的な理由で動かせない端末だ。StatCounterの独立データでもWindows 11は2026年2月時点で70%を超えており、どちらのデータでも移行の減速は共通している。 数字が語るリスクの差 Lansweeperのデータで目を引くのは、脆弱性の

Windows 11に「Proの上」がある。309ドルで買える隠れたエディション

Windows

Windows 11に「Proの上」がある。309ドルで買える隠れたエディション

Windows 11のエディションはHomeとProの二択だと思っている人が大半だろう。Proのさらに上、Windows Serverの手前に位置するエディションが、2017年から存在している。 スタートメニューに広告がない Windows 11 Pro for Workstationsは、Microsoftが公式に販売しているクライアント向けWindowsの最上位エディションだ。Windows 10時代の2017年にPro for Workstationsとして初登場し、Windows 11でもそのまま引き継がれている。 存在そのものが意外だろう。PCショップの店頭でも、BTOの構成画面でも、選択肢に出てくるのはHomeかProがほぼすべてだ。デル、HP、レノボのワークステーション製品にはプリインストールされているが、自作PCやゲーミングPCの文脈ではまず話題に上がらない。 目に見える差はインストール直後に現れる。スタートメニューにキャンディークラッシュやNetflixへのプロモーションリンクが並ばない。Proには最初から入っている類の広告ショートカットが、このエディション

ReactOS、初のNT6システムコールを実装。Vista互換へ前進

オープンソース

ReactOS、初のNT6システムコールを実装。Vista互換へ前進

Windowsとのバイナリ互換を目指すオープンソースOS「ReactOS」が、2026年7月1日、初めてNT6世代のシステムコールをカーネルに取り込んだ。30年間、Windows XPとWindows Server 2003のアーキテクチャであるNT5.2に留まり続けてきたReactOSが、Vista以降の互換に向けて動き出した。 何が実装されたか ReactOSの開発ツリーにマージされたPR #9184は、NtGetCurrentProcessorNumberExとそれに関連するNT6プロセッサ関数を実装した。ティモ・クロイツァー(Timo Kreuzer)氏が6月19日に提出したもので、4つのコミットから成る。 NtGetCurrentProcessorNumberExは、呼び出し元のスレッドがどの論理プロセッサ上で動作しているかを返す関数だ。Windows VistaでNT5世代のNtGetCurrentProcessorNumberを拡張する形で導入され、プロセッサグループをまたぐ環境に対応した。マルチコアが前提の環境で、スケジューリングやCPUトポロジの把握に使われる

Windows 10延長サポート再延長、ユーザーが突きつけた問い

Windows 10

Windows 10延長サポート再延長、ユーザーが突きつけた問い

MicrosoftがWindows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を2027年10月まで1年延長した。歓迎はされている。ただしWindows 11への疑念を伴う歓迎だ。 歓迎と疑念 ESU延長のニュースを扱ったRedditのとあるr/technologyスレッドで、最も多く支持を集めたコメントがある。 「5年近く経って、ようやくWindows 11が十分じゃないと認めるのか?」 Comment by u/Hungry__Hornet from discussion in technology Microsoftが延長を発表したのではない。ESUの公式ページを書き換えただけで、正式なアナウンスはなかった。それでもユーザーが読み取ったのは、Windows 11がWindows 10を置き換えられていない現実だった。 Windows 10のサポートが終了したのは2025年10月14日。約4億台のPCがWindows 11のハードウェア要件を満たせず、行き場を失った。Microsoftはその対応として個人向けESUを用意し、Microsoftアカウントでの

Windows 11、発表から5年。「未完成」のまま7割のPCに届いた現実

Windows

Windows 11、発表から5年。「未完成」のまま7割のPCに届いた現実

2021年6月24日に発表され、同年10月5日に出荷されたWindows 11が5周年を迎えた。批判と不満を浴び続けながら、このOSはいつの間にかWindowsの主流になっている。 「最後のWindows」の後継として 5年前の6月24日、Microsoftは「あなたの好きなものに近づけるOS」としてWindows 11を発表した。Windows 10は「最後のWindows」になるはずだった。6年以上にわたるWindowsバージョン間の空白は、Windows XPからVistaへの移行期を超え、同社の歴史上最長となった。 発表の約1週間前にプレビュービルドが流出し、世界中のユーザーが正式発表を待たずにWindows 11に触れた。中央寄せのタスクバー、丸みを帯びたウィンドウ、刷新されたスタートメニュー。見た目は新しかった。だが触った瞬間に気づく違和感もあった。タスクバーは動かせない。右クリックメニューは二重構造になり、従来の操作にワンクリック余計にかかる。 そしてTPM 2.0とセキュアブートの必須化。まだ十分に使えるPCが、ハードウェア要件を満たさないという理由だけでアッ

RustベースOS「Redox OS」に5月の大型進捗、Xfce移植とファイルシステム高速化が同時到達

Linux

RustベースOS「Redox OS」に5月の大型進捗、Xfce移植とファイルシステム高速化が同時到達

Rustで書かれたオープンソースOS「Redox OS」が5月の進捗レポートを公開した。デスクトップ環境XFCEの移植、新スケジューラの採用、ファイルシステムのキャッシュ改善と、実用性に直結する成果が同じ月に揃った。 X11環境の安定化に向けてXFCEが動いた ウィルダン・ムバロク(Wildan Mubarok)氏がXFCE(X Window Systemのデスクトップ環境)をRedox OSへ移植した。これまで標準的に使われてきたMATE(MATEはGNOME 2系デスクトップ)はCajaによるクラッシュが発生していたが、XFCEはMATEより安定して動作するという。ただし現時点では「多くのバグがある」と開発側も認めており、実用レベルには達していないと明示している。 X11対応の強化は今年の開発の軸のひとつだ。同じムバロク氏がI/Oイベント待機の処理(pollおよびepoll)にも手を入れており、QEMU上の非KVM環境のベンチマークで4倍の速度向上が確認されている。X11動作の大幅な改善につながったとされ、QEMU KVM環境や実機ではさらに高い効果が見込まれるとしている。

SteamでWindows 11シェアが約70%に到達、それでも残る24%の行方

PCゲーミング

SteamでWindows 11シェアが約70%に到達、それでも残る24%の行方

Valveが公開した2026年5月のSteamハードウェア&ソフトウェア調査で、Windows 11のシェアが69.76%に達した。前月比+2.02ポイント。2025年後半にようやく過半数に達したことを考えると、半年強で70%目前まで来たことになる。 PCゲーマーの間では、Windows 11はもはや「新しいOS」ではなく「当たり前のOS」になった。問題は、まだ当たり前になっていない残り24%のほうだ。 サポート終了後8か月、Windows 10はまだ24% Windows 10のシェアは23.99%(前月比-1.64ポイント)。Microsoftが2025年10月にサポートを終了してから8か月が経つが、Steamユーザーのほぼ4人に1人がいまだにWindows 10を使い続けている。 減少ペースは着実ではある。だが悠長に構えていられる状況ではなくなりつつある。Windowsのセキュアブートで使用される証明書「Microsoft Corporation KEK CA 2011」の有効期限が2026年6月に切れる。Windows Updateを適用し続けていれば自動更新されるが

KDE Linux、5月の大掃除でZenカーネル廃止

Linux

KDE Linux、5月の大掃除でZenカーネル廃止

KDEコミュニティが開発中のOS「KDE Linux」の5月の月次報告が公開された。4月に発覚したLinuxカーネルの複数の脆弱性をきっかけにセキュリティの全面点検を実施し、Zenカーネルの廃止や十数件のパッケージ削除に踏み切った。ビルドシステムの根本的な刷新も完了し、プロジェクトが課題としてきたAUR依存もゼロになっている。 使わないものは、切る KDE Linuxは、KDEコミュニティが2025年9月にアルファ版を公開したイミュータブルLinuxディストリビューションだ。KDE Plasmaデスクトップの「リファレンス実装」を目指し、Arch LinuxのパッケージをベースにしつつFlatpakでアプリを管理する設計をとっている。現在はベータに向けた開発が進行中だ。 5月の報告で最も大きな比重を占めたのが、セキュリティ監査とその結果としての大規模整理だった。 直接のきっかけは、4月末に公開されたLinuxカーネルの権限昇格脆弱性CVE-2026-31431(通称Copy Fail)をはじめとする、上流カーネルで相次いだセキュリティ問題だ。KDE Linuxの開発チームはこ

11年前の海賊版Windows対策を検証 Microsoftが行った施策を振り返る

Windows 10

11年前の海賊版Windows対策を検証 Microsoftが行った施策を振り返る

2015年5月15日、Microsoftが海賊版PCにもWindows 10アップグレードの道を残すと表明した。11年後の今、その判断が何を意味していたのかを振り返る。 あの日の発表が「olive branch」と呼ばれた理由 Windows Centralが本日付の振り返り記事で、2015年5月15日の出来事を「olive branch」(和解の手)と表現している。当時のWindows部門責任者だったテリー・マイヤーソン(Terry Myerson)が公式ブログで、海賊版や非ライセンス状態のWindowsを使うPCに対しても、OEMパートナーと組んで「very attractive」(とても魅力的な)アップグレード提案を計画していると書いた日だ。 ライセンス違反を黙認しないが、海賊版ユーザーを切り捨てるわけでもない。表向きはそう読める発表だった。 ただし、同じブログには冷ややかな線引きも並んでいた。無料アップグレードの対象は正規版のみ。海賊版のWindowsを動かすPCには、デスクトップにウォーターマークが表示され、「マルウェアや詐欺、個人情報流出、性能不良のリスクが高い」

Windowsドライバー品質改革、MSが本気で取り組む

Windows 11

Windowsドライバー品質改革、MSが本気で取り組む

Windows 11のクラッシュ・過熱・バッテリー消耗の元凶はサードパーティ製ドライバーだった。マイクロソフトがついにそれを認め、エコシステム全体を巻き込む大改革を始める。 8年ぶりのWinHECで明かされた本音 台北で開かれたWinHEC 2026で、マイクロソフトが新しい取り組みを公表した。ドライバー品質改革と銘打たれたこの計画(英名はDriver Quality Initiative、略称DQI)は、Windowsのドライバー品質・信頼性・セキュリティを根本から底上げするためのものだ。WinHECはWindows Hardware Engineering Conferenceの略で、OEM・シリコンパートナー・IHVが集まる技術カンファレンスだ。今回は2018年以来、実に8年ぶりの開催になる。 8年も間隔が空いたこと自体が、雄弁に状況を語っている。Windows 11がリリースされて以降、マイクロソフトのリソースは角丸のUIと生成AIに大きく傾いていた。ハードウェアパートナーとの密な連携は表舞台から消え、Windowsそのものは後回しになっていた節がある。CEOのサティア