AI
Qwen、半年で30億ダウンロード。オープンAIモデルの勢力図が塗り替わった
Hugging Faceの最新レポートが描き出したのは、中国製オープンモデルがフロンティアを制し、コミュニティの「当たり前」になった現実だ。
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Hugging Faceの最新レポートが描き出したのは、中国製オープンモデルがフロンティアを制し、コミュニティの「当たり前」になった現実だ。
Apple
Appleの中国AI戦略が複数の軸で同時に動き出した。アリババを離れたQwenチームの採用情報が浮上している。 3月に去った人々の行き先 AIアナリストのロバート・スコーブル(Robert Scoble)氏が7月19日、Appleがアリババの旧Qwenオープンソースチームを採用したと投稿した。Qwenのオープンウェイトモデルを開発していたチームが、Apple側でSiriの中国向けAI機能に取り組んでいるという。 独立した裏付けは現時点で出ていない。 ただ、この話には筋が通る背景がある。2026年3月、Qwenプロジェクトの技術リーダーだったジュンヤン・リン(林俊旸)氏がアリババを退職した。ポストトレーニング責任者のユー・ボウェン氏も同時期に去り、コーディング部門を率いていたビンユアン・フイ氏は1月にMeta入りしていた。年明けから3月初旬の間に幹部3人が抜けたことになる。 離脱の背景には、アリババ内部の方針転換がある。通義(Tongyi)ラボは垂直統合型だったQwenチームを分割し、プレトレーニング・ポストトレーニング・テキスト・マルチモーダルの各機能を横割りの体制に再編し
AI
7月15日、中国で「擬人化AI暫定弁法」が施行される。AIが人間の人格や感情を模倣して継続的にやり取りするサービスを規制する、世界初の法的枠組みだ。施行9日前にして、中国の主要AIアプリ3つからエージェント機能が消えることが確定した。 施行を前に動いた3社 バイトダンスの豆包(ドウバオ)は現地時間7月4日夜、ユーザーに通知を出した。エージェント機能を7月15日に停止する。 関連データは10月15日まで閲覧・保存が可能だが、それ以降はプライバシーポリシーに基づいて処理され、アプリ内での閲覧・復元はできなくなる。バイトダンスはユーザーに対し、スクリーンショットやテキスト共有による事前のバックアップを推奨している。 アリババのQwen(通義千問)は翌7月5日朝に同様の通知を出した。擬人化エージェントとユーザー作成エージェントの機能を7月10日に無効化し、より広範なエージェント機能とサービスを7月15日にオフラインにする。 エージェントの設定や過去の会話履歴は、停止後アクセスできなくなる。バイトダンスが10月15日までの猶予期間を設けたのに対し、アリババは移行先も猶予期間も示してい
AI
Anthropicのコーディングツール「Claude Code」が中国のユーザー環境を密かに検査していたことが発覚し、アリババは7月10日から全社での使用を禁止する。自社ツールへの移行が従業員に通達された。 禁止の内容 アリババは業務用端末でのClaude Codeの使用を7月10日から禁止し、社内の制限ソフトウェアリストに追加した。ロイターによると、同社はClaude Codeを「ハイリスクソフトウェア」に分類し、従業員には自社のコーディングツール「Qoder」への移行を指示している。 中国メディアの報道では、禁止対象はClaude Codeにとどまらず、Sonnet、Opus、Fableを含むAnthropicの全モデルに及ぶとされている。全社的な排除だ。 Qoderは2025年8月にアリババが公開したAIコーディングプラットフォームで、2026年5月にはバージョン1.0がリリースされ、ユーザー数は全世界で500万を超えている。Claude Codeの代替としての基盤は既にある。 アリババはコメントを出していない。この措置は中国の経済メディア「第一財経」が先行して報じた
AI
2月に中国AI新興3社の蒸留攻撃を告発したAnthropicが、今度は中国テック最大手を名指しした。標的の格が、変わった。 アリババのQwenラボが動いた 6月10日付の書簡が、6月24日に報じられた。宛先は米上院銀行委員会のティム・スコット(Tim Scott)委員長とエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)筆頭理事。Anthropicはこの書簡で、アリババとそのAI研究部門Qwen(通義千問)によるClaudeへの大規模な蒸留攻撃を告発した。 数字だけで異常さが伝わる。2026年4月22日から6月5日までの約6週間で、約2万5000の不正アカウントを通じて2880万回以上のやり取りが発生した。狙われたのはClaudeのソフトウェアエンジニアリングとエージェント推論、つまりMythos Previewの商業的に最も価値のある能力だ。 2月の3社を単独で超えた Anthropicは2月、DeepSeek、MiniMax、Moonshot AIの3社がClaudeに対して産業規模の蒸留攻撃を行っていたと公表した。3社合計で約2万4000アカウント、1600
開発ツール
4月末に1.0へ到達したRust製エディタZedが、2か月足らずで1.7.2まで駆け上がった。週次リリースのたびにAIエージェント関連の機能が増えており、今回の目玉はエージェントとの会話履歴を自動で要約・圧縮する「オートコンパクション」の搭載だ。 コードより会話を管理する時代 AIエージェントをエディタに統合したとき、最初にぶつかる壁はコードの品質でもモデルの精度でもない。コンテキストウィンドウの枯渇だ。やり取りが長くなるほどトークンは膨らみ、上限に近づくとモデルは古い関数名を持ち出し始める。開発者は作業を中断してスレッドを立て直すか、手動で履歴を削るか、どちらにしても集中が途切れる。 Zed 1.7.2が導入したオートコンパクションは、この問題への直接的な回答だ。コンテキストウィンドウの使用量がしきい値(デフォルト90%)に近づくと、古いやり取りを自動で要約し、要約文だけをコンテキストに残す。任意のタイミングで /compact コマンドを打てば手動でも実行できる。要約内容はスレッド上にContext Compactedとして表示され、展開すれば中身を確認できる。 機能とし
AI
Anthropicが発表した新しい訓練手法MSMは、事前学習とファインチューニングの間に「なぜこの規則があるのか」を理解させる段階を挟む。エージェント的ミスアラインメントを54%から7%へ。AIに価値観を植え付ける方法は、変わりつつある。