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NVIDIA、AI生成動画を22ミリ秒で見破る検出器を発表

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NVIDIA、AI生成動画を22ミリ秒で見破る検出器を発表

SIGGRAPH 2026で発表されたSynthetic Video Detectorは、1080p映像をフレーム単位で解析し、AI生成か否かを判定するNIMマイクロサービスだ。精度は非圧縮で最大92%。Wowzaとの連携により、170か国のライブ配信インフラに組み込まれる。 22ミリ秒の判定 2024年1月、英国の大手エンジニアリング企業アラップ(Arup)の香港オフィスで、経理担当者がビデオ会議に参加した。画面にはCFOと同僚が映っていた。全員がAI生成のディープフェイクだった。指示に従い、15回の送金で約2560万ドルが流出した。 2026年4月にはフロリダ州で、男がAI生成の3秒間の動画を保安官代理に見せ、パトカーへの侵入を虚偽通報した。保安官代理は実際に武器に手をかけて対応している。 FBIは2025年の年次報告で初めて「AI関連」を犯罪の分類項目に加え、2万2000件超の被害申告と約8億9300万ドルの損害を記録した。ガートナー(Gartner)の2025年9月の調査では、302の組織のうち62%が過去12か月間にディープフェイクによる攻撃を受けている。 NVI

ノーラン監督「AIは全員が中身を知るトロイの木馬」

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ノーラン監督「AIは全員が中身を知るトロイの木馬」

2億6400万ドルの世界興行収入で自ら証明した「フィルムの力」を背景に、クリストファー・ノーラン監督がAIへの懐疑を明言した。DGA会長として労働協約にもAI保護条項を刻んだ人物の言葉は、個人の感想では済まない。 「ガラスでできた馬」 YouTubeチャンネルHugoDécrypteを運営するジャーナリスト、ユーゴ・トラヴェール(Hugo Travers)氏が問いかけた。『オデュッセイア(オデッセイ)』で描かれるトロイの木馬のように、AIも日常に迎え入れたあとに「別の何か、もっと暗いもの」になるのではないかと。 ノーラン(Christopher Nolan)氏は笑いながら即答した。 AIはトロイの木馬だが、中にギリシャ兵がいることは全員が知っている。ガラスでできた馬だ、透けて見える。(HugoDécrypteによるインタビュー) 発言の核心はその先にある。同氏によれば、これほど急速に進歩しながら大衆からこれほど全面的に拒絶されたテクノロジーは見たことがない。 自分の子ども世代がAI生成コンテンツを見た瞬間に「AIスロップ」と呼んで箱に入れる。その感覚を「健全な懐疑心」だと

Netflix、約300作品で生成AIを使用と初公表

Netflix

Netflix、約300作品で生成AIを使用と初公表

映像作品のどこにAIが使われているか、Netflixは一度も明かしたことがなかった。その沈黙が、決算報告で破られた。 「約300」という数字が持つ重み Netflixは現地時間7月16日に公表した2026年第2四半期の株主向けレターで、約300作品に生成AIワークフローを使用したと明らかにした。2026年に入ってからの数字で、利用の大半はポストプロダクションに集中している。 Netflixは自社作品のAI使用件数をこれまで一度も出していない。個別の作品でAIが使われたという報道はあったが、何本に、どの工程で、どの程度のAIが入っているかをNetflix自身が語ったのは今回が初めてだ。 具体例として挙がったのは3作品。インドのスポーツスリラー「Glory/グローリー」、ブラジルのサッカーミニシリーズ「Brasil 70: A Saga do Tri」、そして米国の独立戦争を扱うドキュメンタリーシリーズ「The American Experiment」。いずれも群衆の増強、歴史的な戦闘シーン、世界観の導入ショットなど、「高度に複雑なシークエンス」にAIが投入された。 決算説明会

Amazonの新刊、過半数がAI製と判定される

Amazon

Amazonの新刊、過半数がAI製と判定される

Amazonで電子書籍の新刊が月30万タイトルを超えた。3年前の3倍。経済学の研究はその過半数にAIの痕跡があると示したが、購入者がそれを知る手段は今のところない。 月10万から30万へ コーネル大学のイムケ・ライマース(Imke Reimers)氏とミネソタ大学のジョエル・ウォルドフォーゲル(Joel Waldfogel)氏が、2020年から2025年にかけてAmazonで出版された電子書籍約1,000万タイトルを母集団とする調査を発表した。全米経済研究所(NBER)のワーキングペーパーとして2026年1月に公開され、5月に改訂されている。 Amazonで毎月リリースされる電子書籍は、2020年から2022年にかけて約10万タイトルで推移していた。ChatGPTが公開された2022年11月を境に増加に転じ、2025年末には月30万タイトルを突破。3年で約3倍に膨れ上がった。 増加分の正体を突き止めるため、研究チームは約5万7,000タイトルからサンプルを抽出し、AI検出ツールにかけた。結果、AI含有率は2022年までほぼゼロ、2023年に30%、2024年に45%と上昇し、

Google Vids、自分そっくりのAIアバターで動画出演が可能に

Google

Google Vids、自分そっくりのAIアバターで動画出演が可能に

Googleが業務向け動画ツールGoogle Vidsに、自分の顔と声を再現するパーソナルアバターと、自然言語で動画を生成・編集できるGemini Omniを同時投入した。Soraが消えたAI動画市場で、主戦場が移り始めている。 Workspace発の動画ツールが変わる Googleは7月16日(米太平洋時間)、Google Vidsに2つの大型機能を追加した。パーソナルアバターと、マルチモーダルAIモデルGemini Omniの統合だ。 パーソナルアバターは、セルフィー1枚と短い音声録音をアップロードするだけで、本人の外見と声を持つデジタルアバターを生成する機能だ。テキストを入力すればアバターが読み上げる。カメラの前に座る必要がない。 もう一方のGemini Omniは、5月のGoogle I/Oで発表されたマルチモーダルモデルだ。テキスト・画像・音声・動画を混ぜた入力から動画を生成できる。Google Vidsではテキストプロンプトに参考画像を添えて動画を起こせるほか、撮影済みの動画に対して「背景を差し替えて」「照明を直して」と自然言語で指示し、段階的に編集できるようにな

Spotify、スパム7500万曲削除の裏でAI機能拡大

AI音楽

Spotify、スパム7500万曲削除の裏でAI機能拡大

Spotifyが7500万曲のAIスパムを削除した一方、AIチャット機能を有料会員に提供し始めた。排除と活用が同時に進んでいる。 削除された7500万曲の正体 Spotifyは2025年9月、過去12か月間で7500万曲以上のスパムトラックを削除したと発表した。生成AIツールの普及で大量生産が容易になった低品質な楽曲、SEOを悪用した偽装トラック、極端に短い再生回数稼ぎの音源が対象だ。 同社でアーティスト・マーケティング・ポリシーの責任者を務めるサム・デュボフ(Sam Duboff)氏は、AIの活用と悪用の境界が曖昧になっていると認めている。プロのアーティストもスタジオでAIツールを使い始めており、「何がAI音楽か」の定義自体が揺らいでいる。 作るのに労力がかからない音楽は品質が低くなりがちで、聴衆を見つけられない傾向にある(デュボフ氏) 数字の規模感を別の角度から見ると、Spotifyには毎日約10万曲が新たにアップロードされている。ライバルのDeezerが4月に公表したデータでは、同社に届く新曲の44%がAI生成だった。1日あたり約7万5000曲。そのうち実際に再生され

米教育者435人調査、「カンニング」より深刻な問題が浮上

AI

米教育者435人調査、「カンニング」より深刻な問題が浮上

高校生の84%が学業にAIを使う時代に、教育現場で最も切実な問題はカンニングではなくなりつつある。 提出物を信じられなくなった教師たち アメリカの初等中等教育(K-12)で、教師たちの不安の矛先が変わり始めている。 ウィスコンシン大学ストゥートポリテクニックの教育心理学助教ブレット・デジャガー(Brett DeJager)氏が、2025年春から2026年春にかけてK-12教育者を対象に調査を実施した。回答したのは教師・管理者・ITスタッフ・学校心理士を含むウィスコンシン州の303人と全米各地の132人、計435人。全国代表性はないが、教育現場の空気を伝える数字が並ぶ。 最も多くの回答者が挙げた懸念は、やはり学術不正と剽窃だった。ウィスコンシンでは回答者の65%、全国サンプルでは74%がこれを問題視している。 だが、その後ろに別の数字がある。「AIが使われた場合に、生徒の学習を評価することが難しい」と答えた教育者が、ウィスコンシンで47%、全国で53%に達した。カンニングの懸念は前からある。「この生徒は本当に理解しているのか判断できない」という不安のほうが、AIが新たに生んだ

ブラウン大学、AIカンニングで中間試験を無効化。19人が不合格に

AI

ブラウン大学、AIカンニングで中間試験を無効化。19人が不合格に

アイビーリーグの名門校で、ひとつの講義の成績が二つに割れた。持ち帰り式の中間試験は平均96%、対面の期末試験は平均48.6%。その落差が突きつけたのは、大学という制度がAI時代の不正にどこまで対応できるかという問いだった。 銃撃事件が生んだ持ち帰り試験 ブラウン大学の経済学教授ロベルト・セラーノ(Roberto Serrano)氏は、約20年にわたり「厚生経済学と社会選択理論」を担当してきた。例年の受講者は30人前後。だが2026年春学期、教室には86人がいた。 背景には2025年12月のキャンパス銃撃事件がある。工学棟で銃撃犯が発砲し、2名の学生が命を落とし9名が負傷した。 教室に座ること自体を不安に感じる学生が複数いたため、セラーノ氏は教歴で初めて中間試験を持ち帰り式に切り替えた。受講者が通常の3倍近くに膨れ上がったのは、持ち帰り試験が事前に告知されていたからだとセラーノ氏は見ている。 そして中間試験の平均点は96%に達した。 過去の中間試験の平均は65%から80%の範囲にあり、しかも今回はより難度を上げていた。時間無制限の持ち帰り式であれば、歯応えのある問題を出せる

1200万曲のAI学習リストに自国の音楽。オーストラリアの闘い

AI著作権

1200万曲のAI学習リストに自国の音楽。オーストラリアの闘い

カイリー・ミノーグだけで182曲。業界連合が連邦議会で記者会見を開き、AI企業による無断利用を「業界史上最大の知的財産の窃盗」と断じた。 「許可なし、ライセンスなし、対価なし」 6月にThe Atlanticが公開したデータベース検索ツールは、AIの学習に使われた4つの大規模楽曲データセットの中身を可視化した。ミッドナイト・オイル、シーア、クラウデッド・ハウス、ロードらオーストラリア・ニュージーランドのアーティストが多数含まれていた。カイリー・ミノーグだけで182曲がリストに載っている。 これを受けて動いたのがAPRA AMCOS(オーストラレーシア演奏権・複製権管理団体)だ。ディーン・オームストン(Dean Ormston)CEOは「テックプラットフォームが許可も対価もなく楽曲をAI学習に使っている事実に、私たちも皆さんと同様に憤っている」と声明を出した。 7月1日の議会前には、ウィリアム・バートン(William Barton)氏、ポール・デンプシー(Paul Dempsey)氏、マハリア・バーンズ(Mahalia Barnes)氏ら音楽家に加え、

SteamのAI開示は「緋文字」。Epic CEOの批判とその死角

ゲーム業界

SteamのAI開示は「緋文字」。Epic CEOの批判とその死角

Unreal Fest 2026のインタビューで、ティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏はValveのAI開示制度を正面から攻撃した。開発者を萎縮させる「緋文字」だと。だがEpic自身はUnreal Engine 6にAI機能を深く組み込んでいる。開発者の自由を訴えるCEOの論理と、データが見せる現実。そのずれを追った。 「緋文字」発言の中身 Unreal Fest 2026シカゴでの基調講演を終えたスウィーニー氏は、インタビューでSteamのAI使用開示制度を「無責任」と断じた。ゲームをできるだけ広く知らしめたければSteamに出すしかない、だがSteamに出せば「AIの緋文字」(Scarlet Letter of AI)がつき、「ゲームを潰そうとするヘイターコミュニティ」に晒される。Valveがそれを強制するのは、開発者の成功を著しく困難にする行為だ、と。 発言の背景にはUnreal Engine 6の戦略がある。UE6はClaudeやGeminiとの接続機能を備え、プロンプトからのアセット生成やシーン構築を可能にする。デモでは、テキスト入力で仮想の部屋に家具を配