TheRegister

オープンソースが20年かけて解けない錠前。Office文書の互換性に必要なもの

OOXML

オープンソースが20年かけて解けない錠前。Office文書の互換性に必要なもの

The Document Foundation(TDF)がMicrosoftの文書形式によるロックインを改めて批判した。だがOOXMLエンジンは無数にあるのに、いまだにWordファイルを他のソフトで正確に表示できない。 ブラウザ戦争の記憶 1995年、ビル・ゲイツ(Bill Gates)は社内メモでこう書いた。インターネットがすべてを変える、Microsoftはこれを最優先事項にしなければならない、と。 当時のMicrosoftには、インターネットを支配できるだけの体力があった。Windows 95は爆発的に売れ、ネットに接続しているユーザーよりWindowsユーザーのほうが5倍から10倍多かったとされる。 Internet Explorerをバンドルし、Windows専用のコンテンツとサービスを押し出せば、オンライン空間を丸ごと囲い込める。ゲイツはそう踏んだ。 結果は逆だった。 インターネットは最初からオープンに生まれ、そのプロトコルは企業の都合に縛られず進化した。オープンソースのサーバとネットワーク技術は、収益モデルを必要とせず大規模に展開できた。 オープンソースの

夜間バッチの手作業を自動化した新人、同僚に恨まれる

IT

夜間バッチの手作業を自動化した新人、同僚に恨まれる

1990年代、IBMメインフレームのCOBOLバッチ処理で毎晩呼び出されていた新人が、前処理プログラムを書いて深夜の障害対応を消した。残業代を当てにしていた同僚は、それを歓迎しなかった。 毎晩同じ電話 The Registerの金曜コラム「On Call」に、1990年代のIBMメインフレーム環境を舞台にした読者投稿が掲載された。 投稿者の仮名はライオネル(Lionel)。大規模なIBMコンピュータセンターを運用する企業にアナリストとして入社し、新設チームに配属された。 本来の業務はビジネス変革のためのプロセス開発だが、夜間サポートのローテーションにも加わることになった。COBOLのバッチ処理を監視し、外部から届く入力データのエラーをファイルエディタで修正する仕事だった。 「毎晩呼び出された。毎回同じ問題で、入力データの書式を手で直す作業だった」(ライオネル氏のThe Registerへの投稿) 操作は単純でも、ダイヤルアップ回線は遅い。深夜に起きる生活は、幼い子どものいる家庭には厳しかった。 寝たいから書いたプログラム 毎晩同じ修正をするくらいなら、修正が要らない