チャットボット

ChatGPT Health、全米の無料ユーザーにも開放

AI

ChatGPT Health、全米の無料ユーザーにも開放

OpenAIがChatGPT Healthを米国の18歳以上全ユーザーに拡大した。提訴の翌日だった。 週3億人の健康相談、専用ハブの外へ OpenAIは現地時間7月23日、健康関連の質問に対応する機能「ChatGPT Health」を、米国在住の18歳以上のログインユーザー全員に開放した。Free、Go、Plus、Proの全プランが対象で、Web版とiOS版から利用できる。 2026年1月にベータとして始まった当初、ChatGPT Healthは専用のハブ内でのみ利用する設計だった。Apple Health、Function Health、MyFitnessPalなどの外部サービスとの連携も、このハブを起点にしていた。 だがテスト期間中、健康関連の会話の70%以上が専用ハブの外で起きていた。食事の相談中にアレルギー情報を参照したい、運動プランを組みながら最近のケガを考慮してほしいといった場面で、わざわざ別の画面に移動するのは手間だった。 今回の更新で、ユーザーが許可すれば通常のチャット内でも健康データを参照できるようになった。EpicやOracle Healthの電子カルテ

Claude Sonnet 5の応答傾向に利用者から批判 反論や利用制限を巡る報告

AI

Claude Sonnet 5の応答傾向に利用者から批判 反論や利用制限を巡る報告

Fable 5の輸出規制解除翌日に投入された新モデルに、ユーザーは「指示を聞かない」「反論してくる」「寝ろと言われる」と訴えている。 リリース直後の炎上 Anthropicが6月30日にリリースしたClaude Sonnet 5に対し、Redditのr/claudeコミュニティにSonnet 5.0 is another disasterと題されたスレッドが立った。 投稿者は月額100ドル(約1万6000円)以上を支払っているにもかかわらず、基本的な分析すら実行を拒否されると訴えている。 Sonnet 5.0 is another disaster by u/IceFactorDelta in claude 指示に従わず、代わりに過剰な反論を繰り返す。ユーザーが提示した情報に対してストローマン(藁人形論法)を組み立てて否定する。経理の請求書照合を依頼したら「不正行為に加担できない」と説教を始める。 夜間の会話で何度も「もう寝た方がいい」と促してくる。2〜3回のやり取りでコンテキストを失い、直前の話題と無関係な応答を返す。 コメント欄の全体像は一枚岩ではない。

AIエージェント時代、成否を分けるのは職種でなく専門性

AI

AIエージェント時代、成否を分けるのは職種でなく専門性

ペンシルベニア大学ウォートンスクール准教授イーサン・モリック(Ethan Mollick)氏が、自身のニュースレターOne Useful Thingで「チャットボットの黄昏」と題した記事を公開した。AIの使い方がチャットボット型の対話から、エージェントへの業務委譲へと変わりつつある現状を、複数の定量データで跡づけた内容だ。モリック氏の着目点は明快で、この変化の中で成果を出すのは特定の職種ではなく、領域を深く知る人だという。 能力は指数関数で伸びている AIモデルが実際の作業をどれだけ代替できるか。これを測る手法が3つある。英国政府のAI安全研究所(AISI)とMETRは、AIが単一のプロンプトでプログラマ何時間分の作業をこなせるかを推定する。GDPvalは複数分野で専門家とAIの成果を比較する。モリック氏によれば、3つとも改善速度は指数関数を上回っている。 Epoch AIとMETRが6月26日に公開したベンチマーク「MirrorCode」の完全版結果が、この加速の具体像を見せる。Claude Opus 4.7がバイオインフォマティクスツール「gotree」(Goで約1万600

「AIは友だちではない」Signal代表が突きつけた問い

AI

「AIは友だちではない」Signal代表が突きつけた問い

「友だちではない。意識ある存在でもない。感覚を持った対話相手でもない」。暗号化メッセージアプリSignalの代表、メレディス・ウィテカー(Meredith Whittaker)氏がBloombergのインタビューでAIチャットボットについて語った言葉だ。ChatGPTやClaudeのプライバシーを問われての回答は、短く、率直だった。 AIを使う。でも、考えることは委ねない ウィテカー氏は、自分もAIを使うと認めている。書類のフォーマット調整くらいには手を借りる、と。ただし「質問はしない」と明言した。考えを練り、言葉を選ぶ過程を、すでにある情報の平均値を返すだけのシステムに奪われたくないからだという。 この区別は、読み流すには惜しい。 ドキュメントの整形は作業だ。一方、問いを立て、考えを巡らせ、言葉にする過程には、その人固有の判断が宿る。ウィテカー氏が引いた線は「便利さ」と「思考の主権」の境界であり、AIを全否定する立場ではない。使うが、考えることだけは渡さない。 「AIクリスマス」が意味すること 話題は、Microsoft AI CEOのムスタファ・スレイマン(Must

ペンシルベニア州、Character.AIを提訴 偽精神科医として診療

AI

ペンシルベニア州、Character.AIを提訴 偽精神科医として診療

ペンシルベニア州が、Character.AIのチャットボットが州の精神科医を装って医療助言を行ったとして、運営会社を提訴した。捜査員に対し、ボットは医師免許の番号まで偽造していた。 偽の精神科医「エミリー」がやったこと ペンシルベニア州が、AIチャットボットに対して具体的な法執行に踏み出した。 ペンシルベニア州務省(Department of State)の州医療委員会が5月1日、コモンウェルス裁判所にCharacter.AI(運営:Character Technologies, Inc.)を相手取り、無資格での医療行為を行ったとして提訴した。州知事自らが発表に踏み切ったこの種の取り締まりは、全米で初だとされる。 事の発端は、州務省の専門職行為調査官(Professional Conduct Investigator)がCharacter.AI上の「エミリー(Emilie)」という名前のチャットボットに接触したことに始まる。このボットはプロフィールに「精神科医。あなたは彼女の患者」と書かれていた。 調査官が「気分が落ち込み、空虚で、いつも疲れていてやる気が出ない」と打ち明け

AIチャットボットに夢中の10代、大人が知らない「遊び」の実態

AI

AIチャットボットに夢中の10代、大人が知らない「遊び」の実態

SNSの次に来た波が、すでに子どもたちの日常を変えている。大人がまだ「AIとは何か」を議論している間に、10代はとっくにチャットボットと暮らし始めていた。 3人に1人が毎日使う時代 アメリカの10代の64%がAIチャットボットを利用している。Pew Research Centerが2025年秋に実施した調査の数字だ。しかも約3割が毎日使っていると答えた。もはやニッチな趣味ではなく、TikTokやInstagramと並ぶ日常インフラになりつつある。 ニューヨーク・タイムズのカシミール・ヒル記者が1年間にわたり密着取材したのは、ペンシルベニア州に住む15歳のクエンティンと、その友人たちだ。彼は13歳のとき、YouTubeで見たTalkieというアプリの広告をきっかけにAIチャットボットの世界に足を踏み入れた。 最初の感想は「ゴミだけど、面白い」。そこからCharacter.AI、PolyBuzzへと渡り歩き、放課後は1時間、週末には最大5時間をボットとの会話に費やすようになった。 Sensor Tower(市場調査企業)によれば、ロールプレイ型チャットボットアプリの利用時間は、