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Defender、侵害PCの自動分離機能をテスト中

セキュリティ

Defender、侵害PCの自動分離機能をテスト中

ランサムウェアが社内ネットワークを駆け抜ける。1台のPCが踏み台になり、数分で被害が広がる。その「数分」を人の判断に頼らず封じ込める機能が、いまプレビューとして動き始めている。 侵害されたPCを自動でネットワークから切り離す MicrosoftがDefender for Endpointに新たなプレビュー機能を追加した。「自動攻撃の中断」と呼ばれるフレームワークの一部として、侵害が疑われるエンドポイントをネットワークから自動的に分離する仕組みだ。 従来の「デバイスの分離」は管理者が手動で実行する機能だった。今回のアップデートで、Defender for Endpointが高い確度で侵害を検知した場合に、人の介入なしで分離が発動するようになる。 自動分離は攻撃のさらなる拡大リスクを低減し、横展開を制限し、データ流出やランサムウェアの伝播を防ぐ。 Microsoftはこう説明している。分離されたデバイスはネットワークから切断されるが、Defender for Endpointサービスとの通信は維持される。セキュリティチームは隔離中もテレメトリを受け取り、調査を継続できる。

Windows 11に性能向上と共有オーディオが追加

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Windows 11に性能向上と共有オーディオが追加

Windows 11の24H2/25H2向けに、月例のオプショナル更新KB5089573が公開された。アプリ起動の高速化やBluetooth音声の2台同時出力など、地味ながら日常の使い勝手に効く変更が詰まっている。 スタートメニューとアプリ起動が速くなる 今回のアップデートで最も目を引くのはパフォーマンス改善だ。OSの基本動作に手が入っている。スタートメニュー、検索、アクションセンターといった毎日触る部分の起動が速くなるとMicrosoftは説明している。 数値の明示はないが、シェル周りの高速化はWindows 11が抱えてきた「もたつき」の印象を変えうる。24H2のリリース以降、大型機能の追加より体感速度を底上げする方向へ軸足が移りつつあるように見える。 今回はオプショナルのプレビュー更新(Cアップデート)であり、自動では適用されない。設定 > Windows Update から手動で取得するか、6月のPatch Tuesdayで正式配信される。 Microsoft Storeのダウンロード性能と帯域効率も改善され、Windows Updateのグループポリシーでダウンロ

Ask Copilotがタスクバーに統合、2026年半ば

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Ask Copilotがタスクバーに統合、2026年半ば

Microsoftが公開した社内向けe-bookの脚注に、タスクバー統合の具体的な時期が記されていた。ただし対象はすべてのPCではない。 Ask CopilotとClick to Do、展開時期が確定 MicrosoftがWindows 11のタスクバーに統合するAsk Copilotと、Copilot+ PC向けの画面認識機能Click to Doについて、展開時期が「2026年半ば」であることが公式文書で確認された。 根拠になったのは、同社が公開したe-book「Frontier firms aren't adding more AI. Here's what they're doing instead.」の脚注だ。Ask Copilotの説明に付された注記には「この機能はまだ一般提供されておらず、2026年半ばに提供される見込みです。時期と提供状況は変更される可能性があります」と明記されている。 Ask Copilotは、Microsoft 365

Firefox 151.0.2公開、分割ビューの不具合など10件を修正

Firefox

Firefox 151.0.2公開、分割ビューの不具合など10件を修正

Firefoxの週次アップデートが定着し始めた。151.0.2は分割ビューやキャッシュの挙動など、日常に効く修正を10件まとめて届けている。 週次アップデート第2弾、今度は日常の不具合に照準 Mozillaが2026年5月26日、Firefox 151.0.2を公開した。Firefox 151から始まった 毎週火曜 の定期アップデート体制における、実質的な第2弾となる。 先週の151.0.1はIntelの第13・14世代CPUで発生するクラッシュへの緊急対応だった。今回は一転して、分割ビューの動作不良やキャッシュの挙動、入力フィールドの描画崩れといった「使っていて気になる」レベルの不具合修正が中心だ。セキュリティパッチは含まれていない。 修正件数は 計10件 。派手さはないが、ブラウザを日常的に使う上でじわじわ効いてくるタイプの更新だ。 分割ビュー周りに2件の修正 Firefox 149で正式導入された分割ビューは、1つのウィンドウ内で2つのタブを左右に並べて表示する機能だ。Chrome、Edgeに後れを取っていたFirefoxが追いついた目玉機能だが、まだ安定しきって

Windows 11のAI化を推し進めたMicrosoftの重役が退職へ

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Windows 11のAI化を推し進めたMicrosoftの重役が退職へ

35年間Microsoftに在籍し、Copilot戦略の顔として知られたユスフ・メフディ(Yusuf Mehdi)氏が退職を表明した。Windows 11のAI統合に対するユーザーの反発が続くなか、最後の1年で「エージェント型OS」へのシフトを完遂すると宣言している。 Windows 11の未来を置き土産にして ユスフ・メフディ(Yusuf Mehdi)氏がMicrosoftを去る。エグゼクティブバイスプレジデント兼コンシューマーCMOとして、Windows、Surface、Copilot、Microsoft 365コンシューマー、Edge、Bingのプロダクトマーケティングを統括してきた同氏は、社内メモをLinkedInに公開する形で35年間の在籍に幕を引くことを明らかにした。 「35年間という歳月を経て、次のステージに向けて動き出す時が来たと判断した。来る新会計年度を通じ、エージェント型AIの時代に向けたWindows再構築、Microsoft 365サービスの成長、そしてOne Copilotビジョンの実現に全力で取り組む」 退職後の行き先は明かされていない。ただ、「積

Firefox 151.0.1がRaptor Lakeクラッシュを修正、調査開始から1年

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Firefox 151.0.1がRaptor Lakeクラッシュを修正、調査開始から1年

Intel 第13・14世代CPU搭載デスクトップを1年間苦しめてきたFirefoxのクラッシュ問題が、ついに修正された。CPU内部のバグがブラウザを落としていたという、珍しい構図の幕引きだ。 Intel CPUのバグが「Firefoxのバグ」に見えていた Firefox 151.0.1が2026年5月21日にリリースされ、Intel Raptor Lake CPUを搭載するシステム、とりわけデスクトップPCで発生していたクラッシュが修正された。 調査の端緒は、Firefox Nightly ビルドで最初のクラッシュが観測されてから約1年前にさかのぼる。Mozillaのエンジニアたちはクラッシュの原因を zlib-rs(Rustで実装された圧縮ライブラリ)の処理ルーティン内に絞り込んだ。具体的には16ビットの dist 値が本来と異なる値を示し、配列への境界外アクセスが発生してクラッシュに至っていた。 しかしそれは、zlib-rsのコード自体に誤りがあったのではない。 CPUバグ「RPL050/RPL060」が根本原因 Mozillaのエンジニアが突き止めた根本原因は、

通信会社を狙う中国系APT、新型マルウェアで4年潜伏

セキュリティ

通信会社を狙う中国系APT、新型マルウェアで4年潜伏

通信会社のサーバーが、4年間ずっと中国系の盗聴ツールに居座られていた。LinuxとWindowsで別のマルウェアを使い分け、VirusTotalで検出ゼロのまま運用されていたという。 通信会社を狙う4年越しのキャンペーンが浮上 中国系のサイバー諜報キャンペーンが、通信事業者を標的に少なくとも2022年中頃から続いていたことが明らかになった。LinuxとWindowsそれぞれに別のマルウェアを使い分ける構造で、Linux側は Showboat、Windows側は JFMBackdoor と名付けられている。 攻撃グループは「Calypso」、別名「Red Lamassu」として追跡されている。標的はアジア太平洋と中東の組織で、攻撃者は通信業界をテーマにした複数のドメインを用意し、ターゲット企業になりすます形でインフラを組み立てていた。 このキャンペーンの厄介な点は、潜伏期間の長さに対して検出がほぼゼロだったことだ。Showboatの検体がVirusTotalに上がった時点で、検出スコアは「0」だったと記録されている。 Linux側の本体「Showboat」が持つ機能 Li

Defenderのゼロデイ2件、すでに攻撃で使われていた

セキュリティ

Defenderのゼロデイ2件、すでに攻撃で使われていた

セキュリティソフトが攻撃の足場になる。その現実が、また一つ記録に加わった。 守るソフトの中に穴があった Microsoftが5月21日(日本時間)、Microsoft Defenderに存在する2件のゼロデイ脆弱性に対する修正パッチの配布を始めた。どちらも発見時点ですでに実際の攻撃で使われていた。 1件目はCVE-2026-41091。MicrosoftのマルウェアスキャンエンジンであるMalware Protection Engineのバージョン1.1.26030.3008以前に存在する特権昇格の脆弱性だ。シンボリックリンク——ファイルシステム上で別の場所を指す「近道」のようなもの——の処理に問題があり、ローカルの攻撃者が SYSTEM 権限、つまりWindowsで最も強い管理者権限を手に入れられる。CVSSスコアは 7.8(高)。 2件目はCVE-2026-45498。Microsoft Defender Antimalware Platformのバージョン4.18.26030.3011以前が対象で、こちらはサービス運用妨害(DoS)の脆弱性だ。ローカルで細工したファイル

BitLocker暗号化を破る「YellowKey」、Microsoftが緩和策を公開

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BitLocker暗号化を破る「YellowKey」、Microsoftが緩和策を公開

Windows標準の暗号化機能BitLockerをUSBメモリ1本で解除できるゼロデイ脆弱性「YellowKey」。Microsoftはパッチをまだ提供できていないが、攻撃を防ぐ緩和策を公開した。ノートPCを紛失した時にデータを守る最後の砦に、すり抜けられる穴が見つかった問題だ。 YellowKeyとは何か Windows 11およびWindows Server 2022/2025に存在するゼロデイ脆弱性で、BitLockerで暗号化されたドライブへの侵入を回復キーも専用機材も使わずに可能にする。5月12日に「ナイトメア・エクリプス(Nightmare-Eclipse)」を名乗るセキュリティ研究者が概念実証コード(PoC)を公開した。 攻撃の手順は単純だ。特定のフォルダ構造「FsTx」を書き込んだUSBメモリをターゲット機に接続し、Windowsの回復環境(WinRE)に再起動。その後Ctrlキーを押し続けるだけで、BitLockerを無視したコマンドプロンプトが開く。 YellowKey 攻撃の流れ 1