戦争省

アリババ・バイドゥ・BYD・ユニツリーを「中国軍支援企業」に認定、米戦争省が188社リスト確定

安全保障

アリババ・バイドゥ・BYD・ユニツリーを「中国軍支援企業」に認定、米戦争省が188社リスト確定

中国を代表するAI企業、EV大手、ロボット企業が「中国軍を支援している」と米政府に正式認定された。2月に公開・即撤回されていたリストの更新が、約4か月の空白を経て6月8日に確定した。 何が起きたか 米戦争省(Department of War)は6月8日、国防権限法(NDAA)の第1260H条に基づく「中国軍事企業リスト」の最新版を連邦官報に掲載した。今回の更新でアリババ(Alibaba)、バイドゥ(Baidu)、BYD、ユニツリー(Unitree)が新たに加わり、リストは計188社となった。 同省の公式発表はリストへの掲載理由を個社ごとに説明していないが、法律上は「中国人民解放軍・国防産業基盤・国防研究機関を所有・統制・提携・補助している」企業が対象と定義されている。いわゆる「軍民融合」戦略に関与していると見なされた企業が、この基準で選定されている。 掲載はただちに取引禁止や制裁を意味しない。ただし、2024年度の国防権限法により、2026年6月30日以降、掲載企業との連邦政府調達契約の締結・更新が禁止となる。間接取引の禁止はその1年後。このリストは商務省のエンティティリス

米軍AI契約8社からAnthropicが外れた背景 調達方針の二重構造

AI

米軍AI契約8社からAnthropicが外れた背景 調達方針の二重構造

米軍の機密ネットワークにAIを載せる権利を、巨大テック企業8社が手に入れた。リストに名前のない一社が、この発表の本当の主役かもしれない。 機密ネットワークの扉を開けたのは、Anthropic以外の全員 2026年5月1日、米戦争省(Department of War、旧国防総省)が「Classified Networks AI Agreements」と題したプレスリリースを出した。SpaceX、OpenAI、Google、NVIDIA、Reflection AI、Microsoft、Amazon Web Services(AWS)の7社と契約を結び、それぞれのAIを米軍の機密ネットワーク上で「合法的な作戦運用(lawful operational use)」のために展開できるようにしたという。同日中にOracleが追加され、合計8社になった。 配備先はImpact Level 6(IL6)とImpact Level 7(IL7)と呼ばれる、米軍のクラウド階層の最上位2層だ。IL6は機密(Secret)

TP-Linkが米FCCに例外申請「もう中国企業ではない」

ネットワーク

TP-Linkが米FCCに例外申請「もう中国企業ではない」

米FCCの外国製ルーター輸入禁止に対し、TP-Linkが条件付き承認を求めて動いた。中国親会社からの分離と米国内シェアを盾に「米国企業」と主張するが、組立は依然として中国とベトナム。先行2社の例外枠に滑り込めるかは、まだ誰にも見えていない。 「米国企業である」という主張から始まった申請 米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)が外国製コンシューマ向けルーターの輸入を原則禁止してから約1カ月。市場シェア20%を主張するTP-LinkがFCCと接触し、条件付き承認(Conditional Approval)を求めて動き始めたことが、同社の提出文書から明らかになった。PCMagが文書の内容を最初に報じている。 TP-LinkがFCCに出した主張は、端的に言えば「我々はもう中国企業ではない」の一点に尽きる。同社の文書はTP-Linkを米国企業と位置づけ、米消費者向け小売市場で20%のシェアを持つと強調している。製品についても「技術系レビュアーから極めて高い評価を受けている」「TP-Linkのルーターは安全である」と添えた。 つまり