NVIDIA
RTX Spark、Geekbench 7でM4 Maxのマルチコアに11%差まで接近
20コアを投入してもAppleのシングルコア性能には届かない。NVIDIAの勝負はCPUの外にある。
NVIDIA
20コアを投入してもAppleのシングルコア性能には届かない。NVIDIAの勝負はCPUの外にある。
RTXSpark
NVIDIAのRTX Sparkを搭載するSurface Laptop Ultraのプロトタイプが、フォーラムユーザーの手で約1ヶ月間テストされた。公式デモでは見えなかった、未完成な素顔が明らかになっている。 道端のプロトタイプ TechPowerUpフォーラムの古参ユーザーが、未発売のSurface Laptop Ultraを約1ヶ月にわたってテストした結果を投稿した。 本人によると、6月中旬にワシントン州レドモンド北部の道端で銀色の四角い物体を見つけ、ゴミだと思って拾ったという。Microsoft本社のすぐ近くだ。実機はEV1.5と刻印されたプロトタイプで、搭載SoCはRTX Spark N1Xの最上位構成(20コアCPU、6,144 CUDAコア)。Computex 2026で発表された製品版と同じトップエンド仕様になる。 Surface Laptop Ultraは2026年秋の発売が予定されており、日本を含む各国のMicrosoft公式サイトにはすでに製品ページが開設されている。ただし価格は未発表のままだ。 ドライバから始まる苦労 プロトタイプに入っていたグラフ
AI
Mac miniサイズの筐体で1000億パラメータのAIモデルを動かすと謳うSoCが、シンガポールのスタートアップから出てきた。自社テストではM4 Proの7.5倍のプリフィル性能を主張するが、独立した検証はまだない。 20コアArm、273GB/s、5nm。見覚えのある数字 シンガポールのAcrabが現地時間7月23日に発表したGΞLIX 1は、同社初のエッジAI向けSoC(System-on-Chip)だ。5nmプロセスで製造され、20コアのArm CPU、NPU(ニューラルプロセッシングユニット)、GPUをワンチップに統合している。統合メモリの帯域幅は273GB/s。最大1000億パラメータ級のオープンソースモデルをローカルで動かせると謳う。 この数字に既視感がある人は、記憶が正しい。 NVIDIAのDGX Sparkに搭載されているGB10は、MediaTekと共同設計した20コアArm CPU(Cortex-X925×10+Cortex-A725×10)にBlackwell GPUを統合したSoCで、メモリ帯域幅は同じ273GB/s。LPDDR5xの128GB統合メ
GoogleChrome
3月に予告されていたGoogle ChromeのARM64 Linux対応が、公式発表のないまま形になった。Raspberry Piで実際に動く。 debパッケージはもう存在する Google Chromeのarm64 Linux版debパッケージが、Googleの公式リポジトリに入っている。OMG! Ubuntuのジョーイ・スネドン(Joey Sneddon)氏が発見し、自身のRaspberry Pi 5(Ubuntu 26.04 LTS)で動作を確認した。 Googleは3月12日、ChromeをARM64 Linuxに対応させるとChromiumブログで発表していた。提供時期は「Q2 2026」、つまり4〜6月。実際には7月下旬に入ってからの出現で、予告よりやや遅い。公式発表もまだない。 スネドン氏がRaspberry Pi 5でChromeのダウンロードページにアクセスしたところ、提示されたのはamd64版だった。arm64端末であることが認識されていない。ダウンロードURLのamd64をarm64に手動で書き換えることで、ネイティブのaarch64版を取得できたとい
Linux
Red HatでAArch64のサポートを担当するシニアソフトウェアエンジニア、マルチン・ユシュキェヴィチ(Marcin Juszkiewicz)氏が、約11か月にわたるAArch64デスクトップ実験の終了を宣言した。80コア・3.0GHzのAmpere Altra Q80-30と128GBメモリ、AMD Radeon RX 6700 XTを組み合わせた自作マシンで日常業務をこなし続けた連載全7回の、これが最終回になる。 毎週カーネルをビルドする生活 ユシュキェヴィチ氏が2025年6月に組み上げたマシンの構成は、サーバー向けマザーボードASRock Rack ALTRAD8UD-1L2Tを軸にしたものだ。Ampere Altraはデータセンター向けプロセッサであり、デスクトップ用途は本来想定されていない。動作確認済みデバイスのリストにAMD Radeon GPUは含まれていなかった。 The end of the AArch64 desktop experiment – Marcin JuszkiewiczAfter about eleven months of using a
スーパーコンピュータ
深圳に据えられた灵晟(LineShine、リンシェン)が、TOP500の首位に立った。GPUを一切使わず、CPUだけでHPLベンチマーク2.198エクサフロップスを記録。2024年11月から首位を守ってきた米国のEl Capitanを20%以上引き離し、中国のスパコンとしては2017年以来の世界最速となった。 ただし、「GPUなしの世界最速」が意味するのは、純粋な技術的快挙だけではない。 約1400万コアのCPU専用機 ISC 2026(ドイツ・ハンブルク)で現地時間6月23日に発表された第67回TOP500リスト。LineShineは初登場1位を飾った。深圳雲計算中心(Shenzhen Cloud Computing Center)が構築し、国家超級計算深圳中心(NSCS)に設置されたシステムだ。 設計上の最大の特徴は、GPUの完全な排除にある。現在の最先端スパコンの大半は、NVIDIAやAMDのGPUで演算能力を稼ぐ。El CapitanもAMD Instinct MI300Aを搭載したGPU主導の設計で、HPL 1.809エクサフロップスを達成していた。 LineSh
CPU
AIエージェント時代に必要なのは「新しいCPU」ではない。各社が争っているのは、汎用プロセッサに何の名前を貼るかだ。 全員が「エージェント向け」を名乗る異様さ Arm、NVIDIA、AWS、Intel、AMD。データセンターCPUの主要5社が、ここ3ヶ月で一斉に同じ言葉を使い始めた。「エージェント向けCPU」だ。 Armは初の自社製チップを「AGI CPU」と名づけた。NVIDIAのジェンスン・ファン(Jensen Huang)CEOはVeraを「エージェントのためのCPU」と呼んだ。AWSは6月10日に一般提供を開始したGraviton 5のマーケティングに、エージェントAIへの言及を散りばめている。Intelは6月のComputex 2026で、100kWラックに最大3万6864コアを詰め込むリファレンス設計を披露し、エージェント推論をうたった。AMDは先週、100kWラック換算でVera比3.3倍のスループットを主張するVenice EPYCのベンチマークを公開した。 全員が同じ市場を指差して「これは自分たちのために作られた」と言っている。 だが、冷静に見れば奇妙な光
PC
2024年5月に初代Copilot+ PCとして登場したSurface ProとSurface Laptopが、2年ぶりにSnapdragon X2世代へ刷新された。GPU性能は最大58%向上し、NPUは80 TOPSに到達。だが、米国の最低価格は前世代の999ドルから1,499ドルへと500ドル跳ね上がった。日本での販売価格はSurface Proが29万1,280円から、Surface Laptopが29万1,890円から。性能向上の裏で、Surfaceはもはや「買いやすいPC」ではなくなりつつある。 Snapdragon X2で何が変わったか Microsoftが現地時間6月16日に発表したのは、Surface Pro(第12世代)とSurface Laptop(第8世代)の2機種。いずれもQualcommのSnapdragon X2 PlusとX2 Eliteを搭載し、前世代のSnapdragon X1から世代交代した。 Snapdragon X2は第3世代Oryonコアを採用した3nmプロセスのSoCで、NPUは前世代の45 TOPSから80 TOPSへ大幅に強化され
CPU
1978年6月8日、Intelが16ビットCPU「8086」を発表した。あなたが今使っているWindowsパソコンは、その命令セットをそのまま受け継いでいる。48年という時間は、PCの世界では途方もなく長い。 間に合わせで生まれた革命 8086には、あまり知られていない出自がある。 Intelが本腰を入れていたのは、より野心的な32ビット設計「iAPX 432(アイエーピーエックス 432)」だった。しかし開発が難航し、製品化は遅れた。開発の遅れを受けて急遽投入されたのが8086だ。 開発期間はわずか18ヶ月。前世代の8ビットCPUから乗り換えやすいよう、アセンブラレベルで互換性を持たせ、当時としては大きな1Mバイトのアドレス空間を確保した。「間に合わせ」という出自にもかかわらず、それでも確実に仕上げてきた設計が、その後の数十年を決定づけた。 結末はわかっている。本命だったiAPX 432は市場に受け入れられず姿を消し、間に合わせのはずの8086から生まれたx86が世界標準になった。 IBMが選んだことで何もかもが変わった x86が世界標準になった鍵を握っていたのはI
PC
6月16日に発表されるとみられるMicrosoftの一般消費者向け新型Surfaceシリーズ。欧州の小売業者経由でスペックとマーケティング画像が発売前に明らかになった。 法人Intel先行から、ARM消費者向けへ 今回リークされたのは、Surface Pro 13インチとSurface Laptop 8(13.8インチ/15インチ)のSnapdragon X2搭載モデルだ。 今年のSurfaceは2段階構成になっている。5月にIntel Core Ultra Series 3(Panther Lake)搭載の法人向けモデルが先行発売され、国内でも法人向けSurface Pro(第12世代)が34万4080円からで受注を開始した。今回の第2弾が、ARM版の一般消費者向けラインにあたる。 前世代ではSnapdragon X搭載モデルが先行し、Intel版が半年遅れで追いかけた。今回はその順番が逆転している。部品の供給事情が原因と報じられている。 Surface Pro 13インチ:中身の世代交代 外観に変更はない。キックスタンド、着脱式キーボード、13インチOLEDタッチス
PC
Computex 2026で発表されたばかりのSurface Laptop Ultra。まだ市販されていないこの製品から、早くもデフォルト壁紙が抽出・公開された。暗く抽象的で、色をほとんど排したそのデザインには、mini-LEDディスプレイの性能を最大限に引き出す意図が透ける。 黒に意味がある壁紙 Surface Laptop Ultraのデフォルト壁紙は、従来のSurfaceシリーズとは明らかに毛色が異なる。色彩を極端に抑えたダークトーンの抽象画で、暗闇の中に白く光沢のある曲面が浮かび上がるデザインだ。 この壁紙には実用的な理由がある。Surface Laptop Ultraが搭載する15インチmini-LED PixelSense Ultraディスプレイは、ピークHDR輝度2,000nit、解像度2880×1920(262ppi)という仕様で、バックライトの部分消灯によってOLEDに近い黒表現が可能だ。黒が多い壁紙はこの特性を存分に活かしている。画面の大部分が真の黒に沈み、わずかな光だけが際立つ。店頭デモやプロモーション画像で「この画面は違う」と一目で伝えるための、計算され
PC
NVIDIAがComputex 2026で発表したRTX Sparkに、具体的な価格水準が浮上した。モルガン・スタンレーがPCメーカー各社にヒアリングした結果として、上位のN1X搭載PCは2,899ドル(約46万円)以上、下位のN1搭載PCでも1,799ドル(約29万円)以上になると報じられている。 「PCメーカーへの聞き取り」が示した数字 この試算は、モルガン・スタンレーがComputex 2026の会場でPCメーカー各社に直接確認した結果だと報じられている。調査会社Creative Strategiesのアナリスト、マックス・ワインバッハ(Max Weinbach)氏が同レポートの内容を投稿し、広く知られることになった。 NVIDIAはRTX Sparkのチップ単体の価格を公開していない。通常、ノートPC向けディスクリートGPUでは参考価格を提示するが、SoCであるRTX Sparkについてはそれすらないまま発表から数日が経過した。今回のモルガン・スタンレーの数字はあくまでアナリストの試算であり、OEM各社の正式な価格発表はまだ先になる。 ただし、すでに傍証はある。Com
PC
NVIDIAのジェンスン・フアン(Jensen Huang)CEOが、GTC台北2026の基調講演で放った一言が波紋を広げている。
AI
6月1日、東京株式市場で歴史が動いた。ソフトバンクグループ(SBG)の時価総額がトヨタ自動車を抜き、日本企業の頂点に立った。トヨタが首位の座を明け渡すのは約22年ぶりのことになる。