脆弱性

Fragnesia公開、Linux LPE 2週で3件目

Linux

Fragnesia公開、Linux LPE 2週で3件目

Dirty Fragのパッチが月曜に取り込まれた、その2日後だ。同じESP/XFRMで別の穴が見つかった。 2週間で3件目の根こそぎ脱出口 Linuxカーネルに、ローカル権限昇格(LPE)の脆弱性「Fragnesia」(CVE-2026-46300)が公開された。発見したのはセキュリティ研究者のウィリアム・ボウリング(William Bowling)率いるV12チーム。一般ユーザーがroot権限を奪取できる。 2026年4月29日にCopy Fail(CVE-2026-31431)、5月7日にDirty Frag(CVE-2026-43284、CVE-2026-43500)、そして本日5月13日にFragnesia。2週間で3件目のLinuxカーネルLPEだ。 しかも全て「ページキャッシュへの不正書き込み」、同じバグクラスに属する。Dirty Pipeの系譜である。 Fragnesia is a member of the Dirty Frag vulnerability

BitLockerをUSBで解錠、YellowKey公開

セキュリティ

BitLockerをUSBで解錠、YellowKey公開

USBメモリにフォルダを1つ置き、再起動時にCTRLキーを押し続ける。それだけでBitLockerで暗号化されたドライブが丸ごと開いてしまう。MicrosoftはまだCVEも発行していない。 鍵を持たずに鍵を開ける Windows 11のフルディスク暗号化BitLockerが、USBメモリ1本で迂回される。研究者ハンドルネーム「Chaotic Eclipse」(別名Nightmare-Eclipse)が5月12日、概念実証(PoC)コード「YellowKey」を公開した。対象PCを物理的に手にしてさえいれば、TPMの鍵を一切問わずに暗号化ボリュームへ完全アクセスできる。 手順は驚くほど単純だ。NTFSでフォーマットしたUSBメモリのSystem Volume Information\FsTx配下に攻撃コードを置き、ターゲットのWindowsマシンに挿す。Shift+クリックで再起動を選んだら、画面が切り替わる瞬間にShiftを離してCTRLキーを押しっぱなしにする。次に立ち上がるのはWindows回復環境(WinRE)の通常メニュー、ではなく、暗号化解除済みのドライブが見えてい

全Linuxでroot昇格、CVE未割り当てパッチなしのDirty Frag

セキュリティ

全Linuxでroot昇格、CVE未割り当てパッチなしのDirty Frag

Copy Failの次が来た。「Dirty Frag」は主要なLinuxディストリビューションすべてでroot権限を奪取できる脆弱性だ。CVEは未割り当て、パッチは存在しない。 何が起きているのか Linuxカーネルのセキュリティを揺るがす脆弱性が、わずか1週間の間に2件続いた。 5月初旬に明らかになった Copy Fail(CVE-2026-31431)の余韻が続く中、ヒョンウ・キム氏はDirty Fragと名付けた新たな脆弱性クラスを公開した。2つの脆弱性をチェーン(連鎖)させ、Ubuntu・RHEL・Fedora・CentOS Stream・AlmaLinux・openSUSE Tumbleweedといった主要ディストリビューションのすべてでroot権限昇格を達成する。 Copy Failの直後にLinux全体が影響を受ける権限昇格が出てきた。CVE番号もパッチも存在しない状態で exploit が公開されている。 事態をさらに複雑にしているのが、公開の経緯だ。責任ある開示(いわゆるエンバーゴ)の期間中に無関係の第三者が exploit を公開してしまい、計画が崩れた

cPanel認証突破、4万4000台でSorry暗号化進行中

cPanel

cPanel認証突破、4万4000台でSorry暗号化進行中

cPanelの認証を素通りで突破できる致命的な穴が、約2か月間ゼロデイとして使われていた。パッチ公開から数日、すでに4万4000台のサーバが侵害され、Linux向けの新種ランサムウェアでファイルが暗号化されている。復号は事実上不可能だ。 致命傷は「ログインしなくてもroot」 問題の脆弱性はCVE-2026-41940として識別され、CVSSスコアは9.8。10点満点中の最高峰に近い。cPanelとWHMの11.40より後の全バージョンに影響し、認証フローの欠陥によって認証されていないリモート攻撃者が制御パネルにアクセスできるというものだ。 cPanelとは、共有ホスティング契約者が自分のサイトを管理するためのウェブダッシュボード。WHM(WebHost Manager)はその上位にあり、ホスティング事業者がサーバ全体を管理するための管理画面だ。今回の穴は、両方の入り口を素通りで突破できる。 技術的にはCRLFインジェクションと呼ばれる手法が使われている。攻撃者が認証前のセッションファイルに細工した行を注入すると、cpsrvdがそれを再解析する際に、user=root、has