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ノーベル賞AlphaFoldの生みの親、Anthropicへ移籍

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ノーベル賞AlphaFoldの生みの親、Anthropicへ移籍

タンパク質の構造予測を変えたAlphaFoldの共同開発者が、約9年を過ごしたGoogle DeepMindを離れる。行き先はAnthropic。 博士号取得の半年後にAlphaFoldを任された研究者 ジョン・ジャンパー(John Jumper)氏が現地時間6月19日、Google DeepMindを離れAnthropicに移ると発表した。しばらく休養を取ってから合流する予定だという。 A bit of news: After nearly 9 years, I have decided to leave Google DeepMind and join Anthropic (after taking some time to recharge). I am incredibly grateful for my time at GDM. @demishassabis took a real

Googleが支える世界初のAIアート美術館。6月20日開館

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Googleが支える世界初のAIアート美術館。6月20日開館

AIが生成したアートは「アート」なのか。この問いに、Googleは一枚の絵ではなく、美術館まるごとで答えようとしている。ロサンゼルスのダウンタウンに、AIアート専門の常設美術館「Dataland」が現地時間6月20日にオープンする。 2万5000平方フィートの「生きた美術館」 Datalandが入るのは、フランク・ゲーリー設計の複合施設The Grand LA。ウォルト・ディズニー・コンサートホール、ザ・ブロード、MOCAが並ぶグランド・アベニュー文化地区のただ中だ。 総面積は約3万5000平方フィート(約3250平方メートル)。うち展示スペースが2万5000平方フィート、残り約1万平方フィートを技術インフラが占める。総面積の3分の1近くがサーバーやプロジェクターの裏方に食われている時点で、ここが従来型の美術館とは根本的に違う空間だと伝わる。 共同創設者は、トルコ系アメリカ人のメディアアーティスト、レフィク・アナドル(Refik Anadol)氏とパートナーのエフスン・エルクルチ(Efsun Erkılıç)氏。アナドル氏は2018年にロサンゼルス・フィルハーモニックのアーカ

Gemini共同責任者がOpenAIへ。27億ドルの復帰劇、2年で幕

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Gemini共同責任者がOpenAIへ。27億ドルの復帰劇、2年で幕

Transformerアーキテクチャの共同発明者であり、Google DeepMindでGeminiの共同責任者を務めてきたノーム・シャジア(Noam Shazeer)氏が、OpenAIに移籍する。現地時間6月17日、シャジア氏自身が明らかにした。OpenAIのマーク・チェン(Mark Chen)最高研究責任者は、同氏をモデル設計の中核を担うアーキテクチャリサーチのリードとして迎え入れると発表している。 27億ドルの「復帰」が意味したもの この移籍が衝撃なのは、シャジア氏の経歴を見ればわかる。 2000年にGoogleへ入社した同氏は、検索エンジンのスペルチェッカー改良から始まり、2017年には「Attention Is All You Need」の共著者としてTransformerアーキテクチャの誕生に貢献した。ChatGPTもGeminiもClaudeも、この技術の上に立っている。シャジア氏は生みの親8名のうちの1人だ。 だが2021年、シャジア氏はGoogleを去った。自ら開発したチャットボット「Meena」の公開を経営陣が安全性への懸念から見送ったことに不満を覚え、同

ChatGPTのシェアが初めて50%を割った

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ChatGPTのシェアが初めて50%を割った

月間11億人が使うアプリでも、過半数は維持できなかった。Sensor Towerが発表した最新レポートで、AIアシスタント市場の勢力図が塗り替わりつつある実態が明らかになった。 46.4%という数字の意味 Sensor Towerが現地時間6月16日に公開した「State of AI 2026」レポートによると、ChatGPTの市場シェアが、5月末時点で46.4%に低下した。ここで使われている指標はTrueAudience(モバイルアプリとWebの実ユーザーを統合した数値)で、1月時点では50%を超えていた。ChatGPTがこの指標で過半数を失ったのは、2022年11月のサービス開始以来これが初めてになる。 削り取った側の顔ぶれは明確だ。GoogleのGeminiが27.7%、AnthropicのClaudeが10.3%。上位3サービスだけで84%を占め、Grok、Perplexity、DeepSeek、Meta AIはいずれも5%未満にとどまる。 AIアシスタント市場シェア(2026年5月末) サービス月間ユーザーシェアChatGPT11億人超46.4%Gemi

Android 17正式版が配信開始。Geminiはまだ来ない

Android

Android 17正式版が配信開始。Geminiはまだ来ない

GoogleがAndroid 17の安定版をPixelシリーズ向けに配信開始した。6月のPixel DropとスマートウォッチのWear OS 7も同時に提供が始まっている。最大の注目を集めたGemini Intelligenceは「今夏中に一部端末から」であり、今回のアップデートには含まれていない。 4回のベータを経て、Pixel 6以降に配信 Googleは現地時間6月16日、Android 17の安定版をPixel 6以降の全サポート対象機種に配信開始した。Android 16の正式公開(2025年6月10日)から約1年。昨年に続き、従来の秋リリースではなく夏の配信となった。 対象はPixel 6/6 Pro/6aからPixel 10a、Pixel Tablet、初代Pixel Foldまで。2月のBeta 1から4回のベータテストを経た正式版で、ソースコードはAndroid Open Source Project(AOSP)にも公開される。Samsung、Xiaomi、OnePlusなど他社端末への展開は2026年後半になる見通しだ。 アップデートの容量は約3GB。設

Googleが自社AI悪用の犯罪ネットワークを提訴。その中身が深刻だ

セキュリティ

Googleが自社AI悪用の犯罪ネットワークを提訴。その中身が深刻だ

スマートフォンに届く「荷物を預かっています」「料金が未払いです」という見覚えのないSMS。日本でも日常化したこの手口の裏側に、AIで武装した巨大な犯罪インフラが存在する。Googleがその実態を訴状という形で明らかにした。 自社のAIが犯罪の道具になっている Googleは2026年6月12日、中国に拠点を置くとみられるサイバー犯罪ネットワーク「Outsider Enterprise」を、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提訴した。 訴状の核心は、この犯罪グループがGoogleのAIチャットボットGeminiを使い、フィッシングサイトのコードを生成していたという事実だ。Geminiに偽の「ギフト引き換えページ」のHTMLコードを書かせ、それを犯罪プラットフォームに取り込む。その過程を撮影したチュートリアル動画まで組織内で共有されていたと、Googleは訴状の中で主張している。 Geminiの悪用を理由にGoogleが法的措置を取るのは、今回が初めてだ。 週1万4000円で誰でも詐欺師になれる仕組み Outsider Enterpriseが提供していたのは、「フィッシン

GoogleのAI検索が「嘘」の責任を負う。ドイツの判決が突きつけた現実

AI

GoogleのAI検索が「嘘」の責任を負う。ドイツの判決が突きつけた現実

Googleの検索結果に表示されるAI生成の要約「AIによる概要」(AI Overviews)が、実在する企業を詐欺や悪質な商慣行と虚偽の結びつきで中傷した。しかもその内容は、AI自身がリンク先のどのソースにも書かれていない「独自の主張」を作り出したものだった。ミュンヘン地方裁判所はGoogleに仮処分命令を下した。AIの出力はGoogleの自社コンテンツであり、検索エンジンの免責は適用されない、と。 「AIの言葉はGoogleの言葉だ」 5月28日、ミュンヘン地方裁判所は、Google検索の「AIによる概要」を通じてミュンヘンの出版社2社に関する虚偽の主張を拡散することを禁じる仮処分命令を出した(事件番号26 O 869/26)。 事の発端はこうだ。特定の検索クエリに対してGoogleの「AIによる概要」が、この2社を詐欺、サブスクリプション詐欺、不正な商慣行と結びつける内容を表示した。裁判所の認定によれば、AIは実際には無関係な別の悪質企業の情報を原告の出版社と混同し、リンク先のどのソースにも存在しない結びつきを自ら作り出していた。 出版社側はGoogleに警告書を送った

Google AI Plus、月額725円に4割値下げ AI価格戦争が日本にも来た

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Google AI Plus、月額725円に4割値下げ AI価格戦争が日本にも来た

Googleが個人向けAIサブスクリプション「Google AI Plus」を月額1200円から725円に引き下げ、ストレージも倍増させた。新興国で先行していた値下げ競争が、日米の一般消費者市場にも波及した。 値下げの中身 Googleは6月8日(現地時間)、Google AI Plusの月額料金を7.99ドルから4.99ドルへ引き下げた。日本での月額は1200円から725円に、年間プランも1万2000円から7250円になる。同時に、Gmail・Googleドライブ・Googleフォト共通のクラウドストレージが200GBから400GBへ倍増した。 既存ユーザーには次回の更新時から新料金が自動適用され、ストレージの増量も数日かけて順次反映される。AI機能に変更はない。Geminiアプリでの使用量上限2倍、動画生成モデルOmni Flash、NotebookLMの拡張機能、GmailのAI校正といった特典はそのまま残る。 ただし混乱を招く変更も同時に入った。Google Oneプレミアム(2TB)プランが「Google AI Plus」に名称変更されたのだ。こちらは月額1450円

AIエージェントは人間より賢くて、人間より騙されやすい

AI

AIエージェントは人間より賢くて、人間より騙されやすい

セキュリティ企業バロニス(Varonis)の脅威研究チームが、AIエージェントフレームワークOpenClawで構築したメールエージェントにフィッシング攻撃を仕掛けた。技術的な罠には強く、古典的なソーシャルエンジニアリングには脆い。4つのテストが浮かび上がらせたのは、そんな不穏な非対称性だった。 脆弱性ではなく「信頼」の問題 OpenClawのセキュリティ問題といえば、今年に入ってからだけでもリモートコード実行(CVE-2026-25253)、スキルマーケットプレイスへのマルウェア混入、認証なしで公開されたインスタンスの大量露出と、技術的な脆弱性の報告が相次いできた。だが今回バロニスが突いたのは、それとは性質の異なる弱点だ。 コードにバグがあるのではない。エージェントが「信頼すべきでない相手を信頼する」。 研究を率いたのはバロニスのイタイ・ヤシャール(Itay Yashar)氏。OpenClaw上にPinchyと名付けたメールエージェントを構築し、Gmailの受信トレイ、ブラウザ操作、Google Workspace APIを接続した。社内のAWSクレデンシャル、データベース接

パスワードの放置が終わる。AppleがAIで自動更新へ

セキュリティ

パスワードの放置が終わる。AppleがAIで自動更新へ

脆弱なパスワードを「警告」で終わらせず、AIが代わりに変えてしまう。WWDC 2026で発表されたApple Intelligenceの新機能が、長年のセキュリティ課題に正面から踏み込んできた。 これまでの「警告どまり」 iPhoneの「パスワード」アプリとSafariは、弱いパスワードや使い回し、流出したものを検出して警告する機能を既に備えていた。アカウント登録時に脆弱なパスワードを入力すれば注意を促し、強力なパスワードを提案する。 ただ、そこで止まっていた。警告は出せても、直すのはユーザー任せ。面倒さに負けて放置する。その構造は変わっていなかった。 「直す」ところまでAIがやる iOS 27で変わるのは、その最後のステップだ。 Appleは6月8日、Apple Intelligenceを使って脆弱・流出したパスワードを自動で修正する機能を発表した。動作はシンプルで、パスワードアプリ上でユーザーが処理を許可すると、SafariとAIが連携して対象サイトへ自律的にアクセス。ログインし、パスワードを強力なものへ更新する。Appleの発表では「ワンタップで」と説明されており

AppleがAIの失敗を認めた極秘会議の全貌

Apple

AppleがAIの失敗を認めた極秘会議の全貌

WWDC 2026を翌日に控えた6月7日、Bloombergのマーク・ガーマン(Mark Gurman)氏がApple社内の内幕を報じた。ここ数年の混乱が、一本の線で結ばれる。2025年初頭、Appleの上級幹部がほぼ全員集まる会議が開かれていた。自社のAI戦略が危機的状況にあると認めるための場だった。 「このままでは負ける」 会議を招集したのは、当時COOだったジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)氏。クレイグ・フェデリギ(Craig Federighi)氏のソフトウェアエンジニアリング部門近くの会議室に、上級副社長、CFO、クック氏の直属の部下たちが集まった。ティム・クック(Tim Cook)氏本人はこの場にいなかった。 議題は明確だった。Apple Intelligenceへの市場の反応は芳しくなく、Siriの抜本的刷新は延期寸前、競合は加速している。このまま何もしなければ取り返しがつかなくなる。幹部たちはその危機感を共有したという。 ここで声を上げたのが、マイク・ロックウェル(Mike Rockwell)氏だ。Vision Proの開発を率いた人物であり、

Googleの新アプリ、メールも予定も全部読み解く

AI

Googleの新アプリ、メールも予定も全部読み解く

Google Labsが6月3日、実験的アプリ「Dreambeans」をiOS/Android向けに公開した。Gmail、Googleカレンダー、Googleフォト、YouTube、検索履歴をAIが横断的に読み込み、1日10〜14本の「ストーリー」を自動生成する。無限スクロールへの対抗を掲げるが、その仕組みの本質はGoogleが握る個人データの集約にある。 メールから予定まで、すべてが素材になる Dreambeansの動作はこうだ。ユーザーが眠っている間に、接続を許可したGoogleサービスのデータをAIが処理する。朝起きると、自分の生活に合わせたストーリーが並んでいる。 Dreambeansが読み取るGoogleサービスとデータ サービス取得データ活用例 Gmailメール本文、 配達確認、予約情報購入品に関連する 提案を生成 Google カレンダー予定、イベント、 リマインダー来訪者に合わせた レストラン提案 Google フォト写真、顔認識データ本人・家族が登場する イラスト生成 YouTube視聴履歴、

Siri全面刷新、クック氏最後のWWDCで披露へ

Apple

Siri全面刷新、クック氏最後のWWDCで披露へ

Appleの年次開発者会議WWDC26が6月8日に開幕する。今年の焦点は明確だ。2年越しで遅れたSiriの全面刷新と、9月にCEOを退くティム・クック(Tim Cook)氏にとって最後の基調講演。先月にはSiriの遅延をめぐる集団訴訟で2億5000万ドルの和解にも応じた。約束、訴訟、和解、そして発表。この順番が物語るものは小さくない。 Siri、15年目の作り直し 今年のWWDCで最大の発表になるとみられるのが、iOS 27に搭載される新しいSiriだ。 従来の音声アシスタントから、ChatGPTやGeminiと同じ土俵に立つチャットボット型AIへ。専用のSiriアプリが新設され、iMessage風の吹き出しUIで会話のやり取りが表示される。会話履歴はiCloud経由で複数デバイス間で同期され、ファイルのアップロードや過去の会話の検索にも対応するという。 この転換を支えるのが、2026年1月12日にAppleとGoogleが発表した複数年契約だ。Appleが年間約10億ドル(約1600億円)を支払い、Geminiの1.2兆パラメータカスタムモデルをApple Intellig

iOS 27とSiri、WWDC前に丸裸になる

Apple

iOS 27とSiri、WWDC前に丸裸になる

WWDC 2026の基調講演まであと10日。Appleが最大の目玉として温めてきたはずのiOS 27と新型Siriが、ほぼすべてリークされた。しかもイラスト付きで。6月9日午前2時、日本のAppleファンがキーノートを見る頃には、驚きはほとんど残っていないかもしれない。 2年越しの「約束」がようやく形になる マーク・ガーマン(Mark Gurman)氏が5月28日に公開した記事は、iOS 27の新UIをイラストで再現したものだった。Apple内部の情報をもとに作成されたもので、実機のスクリーンショットではない。Apple社内では複数のデザインが並行してテストされており、最終版が異なる可能性もある。だが、ここ数週間にわたるガーマン氏のリーク量を見れば、iOS 27の全体像はほぼ固まったと見ていい。 思い出してほしい。Appleが「パーソナライズされた賢いSiri」を最初に披露したのは、2024年6月のWWDC 2024だった。iPhone 16の発売時にはテレビCMまで打った。だが機能は届かなかった。2025年3月に延期を発表し、CMは取り下げられた。今年5月には、約束した機能を