AI
マイクロソフト、AIトークンに部門予算を導入。「使いすぎるな」と全社に通達
AIを全社に広めたかった会社が、使いすぎにブレーキを踏み始めた。GitHub CopilotとAzure AI Foundryを統括する責任者が全社員に送ったメールの中身。
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AIを全社に広めたかった会社が、使いすぎにブレーキを踏み始めた。GitHub CopilotとAzure AI Foundryを統括する責任者が全社員に送ったメールの中身。
Microsoft
半年前に「AI投資は回収できるのか」と市場が突きつけた疑問に、Microsoftが数字で答えた。Azure43%増、株価は年初来最悪の水準から急騰し、Copilotのスーパーアプリも発表された。
AI
2026年に入り、AI各社が定額サブスクリプションの限界に直面している。広告、従量課金、サードパーティ制限。手法は異なるが、向かう先は同じだ。 定額モデルが壊れた半年間 OpenAIは1月、ChatGPTの無料プランと月額8ドル(日本では1,400円)のGoプランに広告を入れると発表した。回答の下に広告が表示される形式で、Plus(月額20ドル)以上の有料プランには表示されない。2月に米国でテストが始まり、6月には日本でも配信が開始された。電通デジタル等が日本での広告パートナーを務める。 Anthropicは4月、Claudeの定額プランからサードパーティ製AIエージェント「OpenClaw」(オープンクロー)経由の利用を遮断した。月額20ドルや200ドルを払っている契約者が、定額の範囲内でOpenClawを24時間稼働させ、想定の何倍ものトークンを消費していた。 Claude Codeの責任者ボリス・チェルニー(Boris Cherny)氏はXへの投稿で、サブスクリプションがサードパーティの利用パターンを想定していなかったと説明した。 Microsoftは7月1日、Mic
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GitHubのAIエージェント自動化機能に、公開リポジトリのIssueを1件書くだけで非公開リポジトリの中身を抜き取れる脆弱性が見つかった。攻撃者にコーディングスキルは要らない。 営業VPを装ったIssue1件で、非公開リポジトリの中身が外に出る AIセキュリティ企業ノマ・セキュリティ(Noma Security、イスラエル)のリサーチ部門ノマ・ラボが7月6日、GitHub Agentic Workflowsに存在するプロンプトインジェクション脆弱性を公開した。脆弱性名はGitLost。 GitHub Agentic Workflowsは、GitHubが2026年2月にテクニカルプレビューとして導入し、6月にパブリックプレビューへ移行した機能だ。GitHub ActionsにAIエージェントを組み込み、Markdownで記述した目標に沿ってGitHub Copilot、Claude、Google Gemini、OpenAI Codexなどが自律的にIssueの分類やドキュメント更新を実行する。 ノマ・ラボが実証した攻撃フローを追う。 ある組織が、公開リポジトリと非公開リポジ
AI
Anthropicが、Claude Agent SDKの課金体系変更を施行当日の6月15日に一時停止した。定額サブスクの枠内で使えていたAgent SDKの利用を別枠に切り出し、従量課金へ移行する計画だったが、「現在のところ何も変わっていない」と告知。変更が消えたわけではない。延期だ。 施行当日の方針転換 5月14日、Anthropicは予告していた。Claude Agent SDKと claude -p コマンド、サードパーティアプリの利用を、6月15日からサブスクリプションの使用枠から切り離す。チャットやClaude Codeの対話利用はこれまで通りサブスクの枠内に残し、自動化やプログラムからの呼び出しだけを別プールに移す。プランごとの月額クレジット(Proで20ドル、Max 5xで100ドル、Max 20xで200ドル)をAPI標準レートで消費させ、クレジットを使い切れば停止か追加の従量課金に移行する仕組みだった。 ところが6月15日当日、Anthropicはヘルプセンターとユーザー宛メールで方針を覆した。変更は一時停止。Agent SDK、claude -p、サードパー
Linux
2007年に登場したRadeon HD 2000シリーズ。その世代から2010年のHD 6000シリーズまでをカバーする古いLinuxグラフィックスドライバーが、GitHub Copilotの力を借りてメンテナンスされていることが明らかになった。AMDがとっくに手を引いた旧世代の資産を、今なお少数の有志が守り続けている。 59件のコミットが語るもの 先日、Mesa 26.2にR600ドライバー向けの59件のコミットが一度にマージされた。シェーダーコンパイラのコードを整理するリファクタリングが中心で、それ以外のコード整備も含んでいる。 作業を担ったのはゲルト・ウォルニー(Gert Wollny)氏。R600gドライバーに関わる数少ない開発者の一人で、マージリクエストにはこう記されていた。 「このシリーズは、sfnシェーダーコンパイラのコードをより読みやすくするためのリファクタリングです。リファクタリングはCopilot(自動モード)の助けを借りて行われました」 コードは動く。しかし読みにくく、維持しにくい状態にある。それを整理するために、開発者がAIと組んだ。 なぜ今もこ
Windows
Build 2026で、MicrosoftはWinUIをWindowsネイティブアプリの正式な基盤と位置付けた。20年近く続いた「次の推奨フレームワーク」の乗り換え要求に終止符を打つ宣言であり、同時にWindows 11内部でもWebベースのシェルをネイティブコードに書き換える作業が加速している。開発者にとっての「また切り捨てられるのではないか」という不信と、ユーザーにとっての「なぜOSがこんなに重いのか」という不満の両方に、Microsoftが正面から答えた。 「新しいフレームワークを作る予定はない」 6月2日から5日にかけてシアトルで開催されたBuild 2026で、MicrosoftのソフトウェアエンジニアリングVPであるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏は明確に述べた。Microsoftには新たなUIフレームワークを構築する意図はないと。 この一言の重みは、Windows開発の歴史を知らないと伝わらない。WinForms、WPF、Silverlight、UWP、Project Reunion、Windows App SDK。Microsoftは過去2
AI
Microsoftが年次開発者会議Build 2026で発表した新AIエージェント「Scout」は、オープンソースのAIエージェントフレームワークOpenClawをベースに構築された常駐型のパーソナルアシスタントだ。メール、カレンダー、ファイルにアクセスし、ユーザーの代わりに判断し、行動する。Microsoftはこの種のエージェントを 「Autopilot」 と呼んでいる。Copilotの次、という位置づけだ。 チャットボットの先へ CopilotはWordやExcelの中で呼び出す「道具」だった。Scoutは違う。バックグラウンドで常に動き続け、ユーザーの仕事の流れを学習し、指示されなくても行動を起こす。Teams、Outlook、OneDrive、SharePointと接続し、メールやチャット、カレンダーの情報を横断的に扱う。 ユーザーは自分のScoutに名前をつける。デモではSebastianと名づけられていたという。会議の準備、スケジュール調整、議事録の作成といったスキルがあらかじめ用意されているが、Scoutの責任者であるオマール・シャヒーン(Omar Shahine
テクノロジー
コマンドを打ってエラーが出る。ブラウザを開いてエラーメッセージを貼り付け、フォーラムの回答を探し、ターミナルに戻ってやり直す。開発者なら誰でも経験のある、あの一連の流れを丸ごと消し去ろうとするアプリが登場した。 ターミナルの分岐点 Microsoftが2026年6月2日、Windows TerminalのフォークとしてIntelligent Terminal 0.1をリリースした。MITライセンスのオープンソースで、Microsoft StoreまたはWinGetから導入できる。位置づけは「実験的」だが、Build 2026の基調講演で発表されたWindowsの開発者向けAIエージェント戦略の中核プロダクトの一つであり、単なるプロトタイプとは異なる文脈で登場している。 重要なのは、これがWindows Terminalそのものへの変更ではない点だ。Intelligent Terminalは別アプリとして既存のWindows Terminalと並行してインストールされる。AI統合を望まないユーザーの環境には一切影響しない。Microsoftがここを明確に線引きしたことは、Wind
AI
月額料金は据え置き。だが「同じ金額で得られるもの」が根本から変わった。GitHub Copilotが6月1日に従量課金へ移行した初日、開発者たちが報告したのは「数時間で1か月分のクレジットが消えた」という現実だった。 「たった1回のリクエストで6ドル消えた」 GitHub Copilotの課金体系が2026年6月1日、全プランで一斉に切り替わった。従来のプレミアムリクエスト制(回数ベースの定額制)から、トークン消費量に応じた「GitHub AIクレジット」制への移行だ。 表面上の月額は変わらない。Proは月額10ドル(約1,600円)、Pro+は39ドル(約6,200円)、Businessは1ユーザー19ドル(約3,000円)、Enterpriseは39ドル(約6,200円)。1クレジット=0.01ドル換算で、月額がそのまま「基本クレジット」になる。Pro+なら3,900クレジットだ。 ただし実際にはGitHubが5月に追加した「フレックス枠」がある。基本クレジットの上に変動型の追加枠が乗り、Pro+の場合は基本3,900+
AI
月額10ドル(約1,600円)で高性能AIモデルを使い放題。開発者にとってのその黄金時代が、明日6月1日に終わる。GitHub Copilotが従量課金制へ移行するのに合わせ、請求額が25倍以上に跳ね上がるという報告が相次ぎ、開発者コミュニティに動揺が広がっている。
Linux
Linuxカーネル7.1の開発サイクルで、AI生成コードがもたらす問題が臨界点に達しつつある。リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏はrc4でAIバグレポートの洪水を批判し、rc5ではコード投稿そのものに対して態度を硬化させた。問題は開発効率の話にとどまらない。フリーソフトウェアの根幹であるGPLv2ライセンスとの法的衝突という、もっと深い地層にまで亀裂が走り始めている。 rc4からrc5へ、怒りの温度が変わった 5月17日のrc4リリース時、トーバルズ氏の批判はAIツールで発見されたバグレポートに向けられていた。同じツールを使う複数の人間が同じ脆弱性を重複報告し、カーネルのプライベートなセキュリティメーリングリストが「ほぼ完全に管理不能」になったと指摘した。AIで見つけるだけ見つけて、修正コードは書かずにメンテナに丸投げする ── その構造への苛立ちだった。 5月24日のrc5で、矛先はさらに広がった。 rc5は本来、安定化に向けてコード変更が減る段階だ。だが今回のrc5は従来のrc5と比べて「かなり大きい」とトーバルズ氏は述べた。ドライバへの些末な修正が大
AI
マイクロソフトが社内開発者数千人に配ったClaude Codeのライセンスを、わずか半年で剥がしにかかっている。理由は「使われすぎた」からだ。 12月に配ったライセンスを、6月に切る マイクロソフトが社内の数千人に配ったClaude Codeのライセンスを、大部分解約する。トム・ウォーレン記者がThe Vergeに掲載した内部証言が経緯を伝えている。Windows・Microsoft 365・Outlook・Teams・Surfaceなどを抱えるExperiences + Devices部門のエンジニアは、6月末までにGitHub Copilot CLIへ移行しなければならない。 ライセンスが配られたのは2025年12月。プロジェクトマネージャーやデザイナーなど、コードを書いたことがない社員にも開放され、AIで簡単なコード生成を試させる「コーディングの民主化」が建前だった。マイクロソフトの社内では半年でClaude Codeが急速に浸透し、エンジニアの間で評判を集めたという。 その「評判を集めすぎた」ことが、今回の解約理由になる。 Copilot CLIが社内競争で負けた
暗号通貨
Coinbaseが全従業員の約14%にあたる700人を削減する。理由は二つ。暗号通貨市場の低迷と、AIが仕事の進め方を根本から変えていること。後者を主因に挙げる人員削減は、同社にとって初めてだ。